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2016年07月01日(Fri)
熊本地震で学生ボランティア活躍!
「ガクボ」通じて4陣、計93人が参加
フェイスブックや報告会で体験伝える


第4陣の学生ボランティア全員で記念撮影=熊本県益城町で

第4陣の学生ボランティア全員で記念撮影=熊本県益城町で



熊本地震の発生からまもなく3カ月が経とうとしています。日本財団学生ボランティアセンター(略称・ガクボ=Gakuvo)では、これまでに計4回、学生ボランティアを公募し、延べ93人の学生が参加しました。回を追うごとに毎回のように申し込む学生が増えており、参加した学生がフェイスブックや学内の報告会でボランティア体験を拡散しているためとガクボ側はみています。

倒壊したブロックを片付ける学生ボランティア

倒壊したブロックを片付ける学生ボランティア

東日本大震災をきっかけに設立されたガクボは、熊本地震発生の約1カ月後から最大の被害を受けた熊本県益城町へのボランティア参加者を募集しました。定員は毎回30人ですが、5月21日出発の第1陣は募集期間が短かったこともあり、学生の参加は9人でした。5月28日の第2陣も定員を下回る19人の参加でした。

屋根の上でシートを張る作業は危険が伴う

屋根の上でシートを張る作業は危険が伴う

ところが、6月10日の第3陣の公募には定員を10人上回る学生が申し込み、キャンセル待ちの状況になりました。そこでガクボ事務局は定員を6人上回る36人を派遣しました。6月25日出発の第4陣も定員を上回る申し込みがありましたが、最終的には29人が参加しました。関西や関東の大学からの参加者が多く、男女別では女性のほうが多いということです。

参加者が増えている理由としてガクボ事務局では、ボランティア活動に参加した学生がフェイスブックに投稿したり、学内で報告会を開いたりして体験を紹介、参加を呼びかけているため、とみています。ガクボでは毎回、参加者からアンケートをとっていますが、そうした回答が増えているといいます。また、積極的にボランティア活動を勧めている大学も多く、「大学内でボランティア活動についてのポスターをみた」という回答もあったといいます。最近は中国人など外国人留学生の参加が目立っているとのことです。

天神神社で自分たちが作った300個の土嚢を見下ろす学生たち

天神神社で自分たちが作った300個の土嚢を見下ろす学生たち

第4陣の活動に参加した学生29人は、1泊2日の日程で益城町の倒壊家屋の保存や環境保持を中心に活動しました。初日の6月25日はあいにくの雨模様でしたが、屋根を風雨から守るシート張りや、シートが風で飛ばされないように押さえる土嚢つくりに精を出しました。シート張りは屋根の上なので危険なため、主に指導に当たるプロが担当し、学生たちは土嚢を作り、屋根まで運ぶ仕事が主体になりました。また、倒壊したブロックを処理するチームや家財救出チームも、家屋が倒壊しそうな危険がないところを中心に作業しました。

家屋を修理する学生ボランティア

家屋を修理する学生ボランティア

翌26日は天気が回復し、晴れ上がりました。木山町の天神神社では、石垣が崩壊したため、雨で崖が崩れる危険性があることから、崖崩れを防止する土嚢つくりが大々的に行われました。学生たちの奮闘の結果、約300個の土嚢ができました。これだけの土嚢を積みあげた光景は壮観で、学生たちは達成感を感じていたようです。

現地で学生ボランティアの指導を担当している日本財団ソーシャルイノベーション推進チームの黒澤司職員は「学生たちはキビキビ動いてくれ、作業がはかどっています。また、被災者を励まし、生きる勇気を与えてくれます」と高く評価しています。黒澤職員は地震発生直後から現地入りし、自ら重機を操縦して、復旧活動の先頭に立っています。

5月の連休後、ボランティアの数が減っているとの報道もあり、本格的な復旧・復興に向けて心配する声が出ていますが、ガクボ側はこれから夏休みにかけて学生ボランティアが増えてくると期待しています。ガクボでは現在、第5陣(7月16、17日)の募集をしていますが、さらに8月、9月に各2回の募集を予定しています。定員は各30人です。7月までは1泊2日の日程が中心でしたが、8月、9月は5日間の日程で募集する計画です。



● 日本財団学生ボランティアセンター(Gakuvo) ウェブサイト
● 熊本地震支援プロジェクトページ(日本財団 ウェブサイト)












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