2013年09月19日(Thu)
生ビールを飲んで被災地の子ども支援 東京で「恵比寿麦酒祭」
生ビールをぐいっと飲みほし被災地の子どもを支援しよう―サッポログループ主催の「恵比寿麦酒祭」が真夏の日差しとなった13日、東京・恵比寿ガーデンプレイスで開催され、ビール好きの人たちでにぎわった。
同グループから生ビールの売上全額が日本財団とNPOカタリバなどでつくる「ハタチ基金」を通じて、東日本大震災の被災地で子どもらの学習支援を実施している「コラボ・スクール」に寄付された。同グループからの寄付は3回目となる。 今年で5回目を迎える「恵比寿麦酒祭」 |
ヱビスビール発祥の地で開かれた同祭は今年で5回目。ビール愛好家への感謝と日本でのビール文化をより豊かにする目的で、多彩なイベントが繰り広げられた。開会式で、サッポロビール代表取締役社長の尾賀真城氏が「ヱビスビールはビールの中のビールであり続けたい」と挨拶し、乾杯の音頭をとった。
ヱビスビールで乾杯 会場では東北の自治体による観光情報を交えたクイズとプレゼントも。日が沈むと杜の都仙台市の冬の風物詩である“SENDAI光のページェント”が東北の復興を祈念して点灯され、幻想的な演出で入場者を楽しませた。 「ハタチ基金」は2011年に設立。震災時に0歳だった赤ちゃんが20歳になるまで、被災地で心のケアや学習支援活などの活動を期限付きで展開している。同基金にはこれまで企業や個人などから約1億円の支援が寄せられている。 今回、同グループから寄付を受けた「コラボ・スクール」は、被災した子どもたちのための放課後学校。大震災から4カ月後の2011年7月に宮城県女川町で第1号となる「女川向学館」が、続いて12月には岩手県大槌町に「大槌臨学舎」がそれぞれ開校した。両町は大震災の被害が大きい地域で、住居の全半壊は女川町で80%強、大槌町でも65%に上っている。仮設住宅での暮らしを余儀なくされ、落ち着いて学ぶ場所を失った子どもたちのために、避難場所として使われていた小学校を借りて英語や数学などの学習指導を行っている。(中村圭介) |
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