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2014年02月04日(Tue)
「2000年の歴史に誇りを持て」 B&G全国サミットで笹川会長
 ブルーシー・アンド・グルーンランド財団(B&G財団、梶田功会長)の全国サミットが1月30日、東京・三田の笹川記念会館で開催され、日本財団の笹川陽平会長が「日本人としての誇り」をテーマに特別基調講演。中国、韓国の“日本攻撃”が強まる中、世界に対する情報発信の必要性を強調するとともに「日本人の顔をした無国籍の子どもが増えるようなことがあってはならない」と青少年の健全育成やしつけの大切さを訴えた。

基調講演する笹川会長
基調講演する笹川会長
 全国サミットはB&G財団の支援を受け、地域住民の健康づくりの場として体育館やプールなど「海洋センター」を持つ全国390の自治体が一堂に集まり意見交換するのが狙い。6回目となる今回は「体験活動や健やかな子どもの成長を」をテーマに開催され、366自治体から首長や教育長ら650人が参加した。

全国から関係者が出席した
全国から関係者が出席した

 笹川会長は講演で戦前、戦後で大きく様変わりしたアジアの情勢に触れ、インドやインドネシア、ミャンマーなど多くの国の独立に旧日本軍関係者が貢献した事実を紹介、「アジアの多くの国が日本にもっと存在感を増すよう求めている」とする一方、米国の政治学者サミュエル・ハンチントンは日本を世界8大文明の一つに位置付けている、などとして「われわれは2000年の歴史にもっと誇りを持たなければならない」と語った。

 さらにペリー提督とともに黒船で来航したハリスや明治時代に日本各地を旅行した英国の旅行家イザベラ・バードが日本の印象として「貧しいながらも子どもを大切にする国」と記している点を紹介、国に自信と誇りを持つ子どもを健全に育てる必要性を強調した。

 またB&G財団の菅原悟志専務理事は青少年の健全育成に向けた新たな5カ年計画を説明、2020年の東京5輪に海洋センターで育った子ども20人の出場を目指すほか、新たにセンター・クラブの指導者や学校、地域、家庭が連携して、いじめや不登校問題に取り組む考えを報告した。

活動方針を報告する菅原専務理事
活動方針を報告する菅原専務理事

 このほか福井県大野市や静岡県掛川市など4自治体から、豊かな自然の中での体験活動や「希望の森づくり」プロジャクトなどの取り組みが報告され、「環境・防災・水辺の安全教育の推進」など6項目の共同宣言を採択した。(宮崎正)
タグ:B&G財団
カテゴリ:海洋




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