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2019年03月11日(Mon)
異色の組み合わせに沸く若者の街
竹下通りで文楽の「お練り」
明治神宮での公演に先立ち


東京・原宿の竹下通りで3月8日、文楽の「お練り」が行われ、最先端を行く若者文化と長い伝統を誇る文楽の“異色の組み合わせ”に街全体が大きな盛り上がりを見せた。9日からJR山手線を挟んで反対側に位置する東京・明治神宮の原宿口鳥居前で開催される「にっぽん文楽プロジェクト」の7回目の野外公演の一環で、お練りに参加した人形遣いの桐竹勘十郎さんは「若い人や外国人観光客から予想以上の熱気をもらった」と語った。

混雑する竹下通りを幟を立てて進んだ

混雑する竹下通りを幟を立てて進んだ


竹下通りは世界から観光客が集まる“カワイイ”文化の発信地。明治通りから原宿駅まで約350メートルの細い道路両側には個性的なファッション店など200を超す店舗がびっしりと並ぶ。お練りは午前11時半、明治通り口からスタート。「にっぽん文楽」の横断幕、幟を先頭に3体の人形と人形遣い、太夫、三味線のメンバー、さらに地元町内会や商店会関係者らが約45分間にわたって行進した。

3体の人形が先頭を歩いた

3体の人形が先頭を歩いた



好天に恵まれたこともあって、お練りが始まる前から若者や外国人観光客が通りを埋め、人垣をかき分けるようにお練りが進むと、一斉にスマホで写真撮影。「これが文楽よ」と子どもに語り掛ける若い母親や、人形の手の動きに合わせ手を振る外国人観光客も目についた。

この後、原宿駅鳥居前に組み立てられた総ヒノキ造りの舞台前でフォトセッション、さらに明治神宮本殿で公演の成功祈願をした。9日から4日間、安珍清姫で知られる道成寺物のひとつ「日高川入相花王 渡し場の段」と三条小鍛治宗近が勅命の剣を打ち上げる「小鍛冶」が一日3回、公演(雨天中止)されるほか、技芸員による文楽解説も行われる。

総ヒノキの舞台前で関係者の記念撮影

総ヒノキの舞台前で関係者の記念撮影



今回は来年、鎮座100年を迎える明治神宮の奉納公演として開催され、これまでと同様、飲食も楽しめる有料席120席のほか、正面には幕を設けず、明治神宮を訪れる参拝客や観光客が無料で立ち見できるよう配慮されている。

お練りを終えた後、総合プロデューサーの中村雅之氏は「商店街を含め地元を挙げて協力してもらい、通りを歩きながら若者や外国人の文楽に対する関心が予想以上に高いのを実感できた」と公演成功に向け手応えを語った。







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