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2018年06月22日(Fri)
「昨年の夏を過ぎ反転のきっかけ3つ」
大型受注やインスタ拡散
ローランズグループ福寿満希さんに聞く(下)


原宿店の開店から1年余。ローランズグループ代表・福寿満希さんのインタビューを前回に続き紹介する。

― 経営のヤマをどう乗り越えたか。

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原宿店のスムージーと軽食がインスタグラムで紹介されている様子

「夏を過ぎ9月、10月ぐらいに反転のきっかけが三つ。一つは私以外の管理スタッフが総入れ替わりになりました。その意味では別れも経験しましたが、それがあって、改めて自分の会社がどんな会社なのかを見つめ直すことができ、原宿の店舗に、またこの会社に、どんな人材が必要かも見えて、会社が新陳代謝しました」


「今までは私が朝から夜中まで働くような仕事の回し方でしたが、会社の仕事を組織的に組み立てようとしてくれる人、母親のような愛情をもって全員と接してくれる人、スムージーショップのサービスの質向上に日々工夫してくれる人、不器用でも一生懸命ついてきてくれる人、今はそんな管理スタッフに支えられています。別れは辛いですが、踏ん張ればそれさえも力に変えることができます」

「二つ目はインスタグラム(無料の写真共有アプリケーション)などSNS(会員制交流サイト)の普及による拡散。私たちは情報発信が苦手で、どうしようかなと思っていた時に『スムージーや軽食がきれい!かわいい!』と言って、商品や店の情報を、お客様がインスタグラムでなどのSNSで拡散してくださるようになりました」

「投稿してくださっていることに気付き始めたのは2017年の冬に差し掛かるぐらい。爆発したのは年明けでした。一度足を運んでくださったお客さまに、近隣のカフェにも負けない飲み物やお料理を提供し、店舗もお花屋さんらしくより植物をいっぱいにし、おかげで18年に入ってから満席になるようになりました」


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フラワーロード制作スタッフみんなで記念撮影



― もう一つは。
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天王洲アイルで制作したフラワーロード

「苦しかったタイミングで、大きなイベントの受注ができたことです。まるでドラマのようなタイミングでした。東京モノレール天王洲アイル駅すぐ近くで、10万本の花を使い、ローランズスタッフでデザインした60ほどの絵を花びらで描いていき、一つひとつをつなげたフラワーロードを制作。『多様を力に変えていく』を発信する、フラワーイベントのお仕事でした。ローランズのスタッフ全員でこのイベントをつくり上げました。会社としても団結できた、とても大切な出来事で、ローランズを応援してくださる企業からの大型発注があって、会社を立て直すチャンスを頂けました」


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天王洲アイル店正面



― 最後に障害者スタッフの賃金の現状と今後の目標を。
「現在も全国平均は上回っています。ただ上回り方がまだちょっと甘いので、今は雇用を増やすことより、雇用の質を上げていきたいと思っています。例えば、短時間のスタッフがもっと長く働けるようにするとか、給与を上げられるようにするとか。そうした条件面の改善に重点を置いています。ひと踏ん張りして、乗り越えて、今はそんな感じです」


【ローランズグループ】

株式会社ローランズと一般社団法人ローランズプラスで構成。ローランズプラスが運営する駒込店と原宿店は、障害者のスタッフがメインで働く就労継続支援A型の店舗。ローランズは川崎市で構えていた店を、今回の大型受注を機に縁ができた天王洲アイルに移した。3店舗全体で約60人が働いており、うち障害のある人は、原宿店所属の約25人を含め計約45人。




● はたらくNIPPON!計画(日本財団公式ウェブサイト)
● はたらくNIPPON!計画 ウェブサイト







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