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2018年04月28日(Sat)
熊本城大天守のしゃちほこ2年ぶりに復活!
二の丸広場で設置セレモニー
園児、武将隊が歌や演舞披露


日本財団は熊本地震で被災した熊本城の再建支援のため、しゃちほこを復元・制作し、4月28日、地震発生から2年ぶりに大天守に設置した。2016年4月の地震発生直後、同財団は県民の誇りである熊本城の再建資金として約30億円の支援を発表、そのシンボルとしてしゃちほこの復元を進めてきた。小天守のしゃちほこは来年8月に設置される予定。

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熊本城大天守に設置されたしゃちほこ




「日本三名城」の1つに数えられる熊本城は、戦国時代の武将・加藤清正が1607年に築いた。その中心にある大天守は地上6階建てで、高さ約30mの威容を誇っていた。だが、2016年4月14日夜の前震と16日の本震で、しゃちほこや瓦が落下するなど、大きな被害を受けた。その後、仮設屋根に覆われて修復作業が続けられ、今年4月3日、作業が完了、新たな屋根が姿を見せた。来年秋には修復工事が終わる見込みで、熊本市は2021年の内部見学再開を目指している。

しゃちほこ設置セレモニーは28日正午前、熊本城二の丸広場で、大太鼓日本一の高見大志氏による太鼓の演奏で始まった。主催者を代表して大西一史・熊本市長があいさつし、「きょうは市民、県民の皆さんが待ち望んだしゃちほこが復活し、熊本城の大天守に設置される歴史的な日であり、皆さんと一緒にお祝いしたい。これを機会に皆さんが元気を取り戻していただくよう、我々も頑張っていきたい」と述べた。
また、来賓のくつき信哉・熊本市議会議長は 「日本財団を始め、関係者の皆さんに心からありがとうと言いたい。未曾有の地震から2年でここまで復旧できたことは、市民の皆さんの心に感銘を与えたと思う」と謝辞を述べた。
続いて笹川順平・日本財団常務理事が「熊本地震後、日本財団はいち早く30億円を支援することをお約束した。それ以降、県民の皆さんの協力で、復興のシンボルと言えるしゃちほこが大天守に設置される日を迎えられた。これをスタート地点として今後復旧を一つ一つやっていきたい」と述べた。

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あいさつする笹川日本財団常務理事(右)と大西熊本市長



この後、しゃちほこを復元・製作した藤本康祐・藤本鬼瓦代表が登壇。「製作中に余震が来て、しゃちほこが倒れたらどうしようか、心配だった。台車の上に置いたものが助かったので、台をこさえて倒れないように括り付けて制作した。完成したときは踊りだしたい気持ちだった」と、苦労話を披露した。
続いて、地元の城東保育園と一新幼稚園の園児が登場し、元気に歌や踊りを披露し、集まった人たちから大きな拍手を浴びた。また、熊本城おもてなし武将隊が戦国武将に扮し、熊本県人を元気付ける演舞を繰り広げた。

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記念写真を撮る園児と来賓の皆さん



最後に、園児や武将隊が会場に置かれたしゃちほこを道路まで移動させ、主催者や来賓と一緒に「頑張ろう!熊本」と叫び、風船を大空に放った。 

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カメラマンの見守る中、風船を放す園児や来賓の皆さん   

            

日本財団は大天守へのしゃちほこ設置を受け、「熊本応援フォトキャンペーン」を展開、5月末まで、しゃちほこに関する写真やしゃちほこポーズの投稿を呼びかけている。抽選でクオカード(5000円)を3名に、ミニしゃちほこを30名に進呈する。
復元・制作されたしゃちほこは、大天守用1対2本、小天守用1対2本の計4本。大天守用は高さ119センチ、幅47センチ、奥行き73センチ、重さ100キロの瓦製。小天守用のしゃちほこは高さ86センチ、幅38センチ、奥行きは60センチで、重さ70キロ。昨年春、日本財団が制作費2,505万円を助成し、地元の鬼師、藤本康祐・藤本鬼瓦代表に製作を発注した。同年夏に完成し、熊本城に隣接する交流施設「桜の馬場城彩苑」にある歴史文化体験施設「湧々(わくわく)座」で一般公開されていた。



● 熊本地震支援プロジェクトページ(日本財団 ウェブサイト)
● 祝・熊本城復活記念 熊本応援フォトキャンペーン









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