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2018年04月18日(Wed)
千葉県白井市に地域共生型福祉拠点オープン
医療的ケア児に対応する「クリニックカフェ」
障害者と市民の自然交流の場に


日常的に医療的ケアが必要な子どもに対応する地域共生型の福祉拠点「クリニックカフェ」が千葉県白井市に完成し4月15日、開所式が行われた。難病児や医療的ケア児にも対応する育児相談の場と障害者が働く「カフェ&レストラン」も併設されており、近隣の住民や子ども、学生、そこで働くスタッフなど多様な人が自然に交流する場となる。

千葉県白井市にオープンした「クリニックカフェ」

千葉県白井市にオープンした「クリニックカフェ」


現在、難病と闘う子どもは全国で25万人を超す。治療で自宅と病院の往復が生活の中心となる子どもや、子どもの看護に追われ地域社会から孤立する家族も少なくなく、日本財団は「難病の子どもと家族を支えるプログラム」を立ち上げ、難病児とその家族が孤立しない地域づくりを進めている。当面、2020年までに「難病の子どもと家族を支える地域連携ハブ拠点」を全国30カ所に整備する予定で、「クリニックカフェ」もそのひとつとなる。

完成した「クリニックカフェ」は社会福祉法人フラット(林晃弘理事長)の運営。「カフェ&レストラン」で精神障害者、知的障害者が働くほか、看護師、保育士等の有資格者も在籍しており、気軽に子育てなどの相談もできる。飲食店の隣にはフリースペースがあり、母子サロンや妊産婦向けサロンなどが開催される予定だ。さらにその隣には学習スペースもあり、昼間は資格取得を目指す社会人、放課後は子どもたちも利用できるほか、フリースペースの活用で多様な人が利用できる仕組みになっている。

開放的なつくりのフラットカフェ内観

開放的なつくりのフラットカフェ内観



開所式には関係者や地域の住民ら約50人が参加、「クリニックカフェ」のオープンを祝った。伊澤史夫・白井市長は「待望の施設。健常者、障害者、お年寄り、子ども、いろんな人がこの白井に住んでよかったと思える街にしたい。フラットと市が一体になり福祉を向上させたい」と挨拶、日本財団の吉倉和宏常務理事も「皆さんの優しさだけではなく気概が伝わってきて、非常に頼もしく感じている」と期待を寄せた。

挨拶をする伊澤史夫・白井市長

挨拶をする伊澤史夫・白井市長



式では、日本財団が配備する福祉車両の贈呈も行われた。送られた福祉車両は日本初となる医療的ケア対応車で、インバーター電源、点滴フック、酸素ボンベ用の固定ラックなどが搭載されている。さらにカフェ&レストランで提供されるハンバーグ、カレー、オムライスなどのメニューの試食会も行われ、地元の親子連れなどで賑わった。

贈呈される福祉車両の前でキーのレプリカを受け渡す吉倉和宏常務理事(左)と林晃弘理事長(右)

贈呈される福祉車両の前でキーのレプリカを受け渡す吉倉和宏常務理事(左)と林晃弘理事長(右)



今後について林理事長は「障害があってもなくても、さらには福祉に興味があってもなくても、私たちの団体名のように“フラット”に、誰もが気軽に集える場所にしたい」と語っている。


● 難病児支援(日本財団公式ウェブサイト)






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