CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

前の記事 «  トップページ  » 次の記事
2018年02月07日(Wed)
第5回全国海洋教育サミット開催
学びの実践者500人が一堂に
「つながり」をテーマに発表や報告


日本財団と東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センター(東大RCME)は笹川平和財団海洋政策研究所(OPRI)と共同で2月3(土)4(日)の両日、東京大学本郷キャンパスで「第5回全国海洋教育サミット」を開催した。全国から海洋教育の学びの実践者約500人が一堂に集まり「海でつながりうまれる学び」を副題として、先生・児童・生徒らの発表や報告を通じ海洋教育のより良い未来を探った。

「海洋教育教員研修プログラム」成果報告会の様子

「海洋教育教員研修プログラム」成果報告会の様子


今回のサミットは「つながり」をテーマとし、初日は日本財団、東大RCME 、OPRIの3者の協力で実施された2事業の成果報告を中心に展開した。

2017年度が初の「海洋教育教員研修プログラム」は、各学校・施設・地域で海洋教育の中核を担う教職員を育成することで、海洋教育の質・量の一層の充実を図る取り組み。もう一つの「海洋教育パイオニアスクールプログラム」は助成事業として、子どもたちが海にもっと親しみ、理解を深め、自分たちの力で海を守っていこうとする、そんな新しい海の学びに取り組む学校を支援する試み。17年度で2年目を迎えた。

最初の教員研修プログラムの成果報告では「海洋教育の質的向上にどのように寄与したか」をテーマにシンポジウムが行われた。小学校、中学校、高校、義務教育学校、中高一貫校の各先生が、受講した成果、海洋教育実践への取り組み、展望、見えてきた課題などを紹介し、先生方に対しては「海に対し自身がまずわくわくしないと子どもたちに伝わらない」との助言やその活躍に期待する声もあった。

海洋教育の展開について方針や課題を共有

海洋教育の展開について方針や課題を共有



パイオニアスクールプログラムの報告では、義務教育学校、小学校、そして海洋科のある高校の各先生が、身近にある海や川を学習テーマにした児童、生徒の実践の成果を発表。続いて2つのプログラムに実際に携わった4校の先生が事例を紹介して今後の展開を考察。どんな課題があるか共有した。

東大RCMEは複数の学校や教育委員会、社会教育施設、自治体などと連携し「海洋教育促進拠点」(1月22日現在27拠点)の事業に取り組んでいる。一部は「海洋教育促進研究拠点」(同5拠点)として、より集中的な実践と研究を行っている。

2日目のパネルディスカッションでは4拠点の児童・生徒が、どのように海を学んできたか、それによって海に対する意識がどう変化してきたか発表し、これを受けて指導・調整に当たった先生が、このような学びがどうして展開できたか、どういう目標で教育を行ってきたか、説明した。

開催あいさつをする日本財団の海野光行・常務理事

開催あいさつをする日本財団の海野光行・常務理事



日本財団の海野光行・常務理事は初日のあいさつで、地球規模で海の問題をとらえ教育していくことの重要さを指摘。東大RCMEの田中智志・センター長は総評で、児童・生徒の発表が素晴らしかったとたたえた上で、心の中にある躍動感が海の未来をつくる上でとても大切だと述べ「海が近くにあるからといっても、意識しないと気付かないものだ。学習を通して海とのつながりを意識していくことで、海の大切さに気付くことができる」と訴え、互いに海に対する感謝の気持ちを持とうと呼び掛けた。

日本財団は「海と人との共生」を目標に「海を知り」「海に親しみ」「海を利用し」「海を守る」ことを学ぶ海洋教育の普及に向け活動を展開。OPRIは海洋の総合的な管理と持続可能な開発に取り組んでいる。

東大RCMEは、海に関わる教育研究の部局横断的なネットワーク組織である東京大学海洋アライアンス内に日本財団の助成を受け2010年、全国で初めて設置された海洋教育のナショナルセンター。初等・中等教育における海洋教育の促進を目指している。
タグ:全国海洋教育サミット
カテゴリ:海洋







 7歳の人形櫂世君、ホームゲームデビュー!  « トップページ  »  ハンセン病回復者の生活環境改善を訴える