CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

前の記事 «  トップページ  » 次の記事
2017年12月25日(Mon)
【学生が見た日本財団】潜入!高校生旅行社ミーティング
学生が見た日本財団
アイディアをかたちにするさまざまな工夫


「私たちは地元のおじいちゃんおばあちゃんのおせっかいに慣れているけれど、それははたして、旅行に来る人から見たら、本当に魅力的に映るのかな?」

「高校生に主体的になってもらうには、サポートする大学生としては今後どうしていったらよいのだろう?」

これらは、9月末日に行われた高校生旅行社のミーティングで話されていたテーマの一部です。

鳥取県×日本財団の共同プロジェクトとして8月から「高校生旅行社」がスタートしました。フィールドワークなどを経て、プロジェクトのこれからや組織運営について熱い議論を交わす様子を取材してきました。

ツアーのコンセプトについて意見を出し合う高校生

ツアーのコンセプトについて意見を出し合う高校生


高校生旅行社は、地元の高校生や大学生が、自分たちの思う鳥取の魅力を伝えられるような旅行を立案、計画して、実際にツアーを催行できるように取り組むプロジェクトです。鳥取県大山町のケーブルテレビ制作会社であるアマゾンラテルナのプロデューサー、貝本正紀さん主導のもと、さまざまな学校の高校生と大学生が集って企画進行を行っています。

参加者の意見を引き出す貝本さん

参加者の意見を引き出す貝本さん


この時の議論は、「ツアーで感じてほしい魅力」として「地元の人のおせっかいや優しさ」が出たことを踏まえ「自分たちは地元の人の優しさによく触れているけど、本当にそれは魅力なのか?」ということが争点になっていました。

「うちのじいちゃんやばあちゃんはおせっかいだし、あいさつもめっちゃする。けど、それが外の人を戸惑わせていたこともあった」

「田舎では当たり前でも、都会では当たり前じゃないこともある。非日常を体験したくて来た人は良くても、休みに来た人だと疲れるのかも」

ひとりひとりが意見を出していたのですが、言葉にできない感情が多く、とても苦労している様子でした。

言葉に詰まりながらも、少しずつ思いを伝えていく

言葉に詰まりながらも、少しずつ思いを伝えていく


それでも、仲間が言葉にしようとしているのを辛抱強く待ったり、思いついたことを単語レベルからふせんに書き留めて、それを整理していってコンセプトを固めていこうとしていたり、また煮詰まったら、話し合いを全員でするのではなく、二人一組で話し合ってみたりなど、みんなでさまざまに試行して、お互いの言葉をうまく引き出す工夫をしていたのがとても印象的でした。

また、別テーブルでは運営の大学生と貝本さんらが集まって、高校生旅行社の今後の方向性について話し合っていました。そこでは高校生に主体的になってもらうための方法や、ツアー実施のための協賛の話など、具体的な話が多く詰められていました。

奥では高校生が、手前では大学生がそれぞれの議題で集まっている

奥では高校生が、手前では大学生がそれぞれの議題で集まっている


日本財団鳥取事務所所長の木田悟史さんは高校生旅行社について「『旅行社』となっているが、社というのはコンセプト。高校生が多感な時期に地元を見つめなおして、新たな魅力に気づくことができるとうれしいですね。さらに、その活動が全国で始まれば、地方の活性化にもつながるのではないかと思います」と、展望を語ってくれました。

和気あいあいとした雰囲気で会議は進む

和気あいあいとした雰囲気で会議は進む


私の大学でも、学生主体で様々な人を巻き込んでいく企画は行われていますが、それを高校生のうちに経験できるというのは、とっても貴重な経験になると思いました。

また、学校の枠を超えたつながりができることで今まで見えなかった視点から物事をとらえることができる仲間と議論できるようになるので、このつながりや経験は将来を大きく広げてくれるのではと感じました。

そして、この会議で企画されていたツアーは12月9日〜10日に「冬でも温かい!ほっとりツアー」として無事に催行されたとのことでした。素敵なツアーの様子はfacebookで見られます。

(上智大学/加藤 あかね)



● 高校生旅行社







 参加事業者が語る はたらくNIPPON!計画   « トップページ  »  パラアスリート専用のアリーナができた