CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

前の記事 «  トップページ  » 次の記事
2017年11月08日(Wed)
盛り上がる手話言語法の制定!
「広める会」に全都道府県知事が参加
手話言語条例制定も108自治体に


ろう者がどこでも手話を使える社会を目指す「手話を広める知事の会」の総会と関連した手話言語フォーラムが11月7日、参議院議員会館講堂で開かれた。同会は昨年7月、全国33道府県の知事で発足し、先月までに47都道府県すべてが参加した。手話言語条例を制定した自治体も全部で108自治体(13県84市11町)に広がっており、総会は手話言語法の制定に向け大きな盛り上がりを見せた。

知事の会に参加する全国47都道府県の関係者で記念撮影、右手で「I LOVE YOU」

知事の会に参加する全国47都道府県の関係者で記念撮影、右手で「I LOVE YOU」


総会の冒頭、「知事の会」会長を務める平井伸治・鳥取県知事がこの1年間の動きや活動を報告、「歩くのは遅いが、決して後戻りはしない」とのリンカーン米元大統領の言葉を引用して、「手話言語法の成立に向け確実に前進して行きたい」と支援と協力を訴え、同会の顧問でもある笹川陽平・日本財団会長は「手話言語法は安倍内閣が掲げる一億総活躍社会にとってもなくてはならない法律。既に機は熟している」と述べた。

総会で挨拶する平井鳥取県知事(左)と笹川日本財団会長

総会で挨拶する平井鳥取県知事(左)と笹川日本財団会長


また「全国手話言語市区長会」(会長:田岡克介・石狩市長)の泉房穂事務局長(兵庫県明石市長)は昨年6月、全国250の市区長でスタートした同会メンバーが378市区長まで増加、引き続き入会を呼び掛けている、とした上、観光手話ガイドの育成や10月8日の石狩市で開催された手話劇祭など各地の取り組みを報告した。

総会には全国から約250人が参加した

総会には全国から約250人が参加した


次いで手話言語フォーラム。冒頭、今年7月にトルコのサムスンで開催された第23回夏季デフリンピック競技大会の水泳競技で9個のメダルを獲得した藤原慧選手と金メダルに輝いた女子バレーボールチームのキャプテン宇賀耶早紀選手が登壇。聴覚障害者のための綜合スポーツ競技大会であるデフリンピックの日本開催や、選手用の練習場・訓練施設の整備などを訴えた。

次いで「手話言語条例の広がりと今後の展望」と題し、平井知事、全日本ろうあ連盟の石野富志三郎理事長、日本財団の尾形武寿理事長、国連障害者権利条約推進議員連盟事務局長の笹川博義衆院議員らがパネルディスカッション。「手話が言語として定着すれば、ろう者が普通に働く場が増え、自立した生活、生活保護からの脱却も加速される」、「手話言語法がないのでは、(障がい者の尊厳の尊重などを謳った)障害者権利条約が泣く」、「本日を持って手話言語法制定の潮目が変わった。ゴールを目指してロードマップを完成させたい」など、手話言語法制定に向けた力強い言葉が相次いだ。

パネルディカッションの発言は大型パネルで中継された

パネルディカッションの発言は大型パネルで中継された


会場には与野党の衆参両院議員らも姿を見せ、手話言語法の制定に向け“決意表明”。立憲民主党の枝野幸男代表は「党派を超え、次の国政選挙までには成立させたい」と語った。



● 言語としての手話を広げよう(日本財団公式ウェブサイト)







 「恋する灯台」第1回サミット開催  « トップページ  »  "未来を開く" 日本財団パラアスリート奨学生の挑戦 06