2017年07月31日(Mon)
ソーシャルイノベーター7人決まる!
わが国では、少子高齢化が急激に進む一方、居場所のない子どもが増えるとともに、若者の自殺が目立っている。こうした社会課題を解決するためには、新たな発想と明確なビジョンでセクターを越えたチームを構築していくリーダーが必要だ。このため日本財団は昨年度、10組11人のソーシャルイノベーターを選出し、事業の立ち上げ資金を提供した。このうち、3組が昨年9月開催の「日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム2016」で特別ソーシャルイノベーターとして表彰された。
オリエンテーションでは、まず笹川順平常務理事があいさつし、「皆さん、おめでとうございます。間違いなく7人の方々はイノベーティブです。これから大変だと思いますが、我々の期待に応えて欲しい」と激励した。続いて選出された7人が順番に自己紹介をした。 この後、昨年の特別ソーシャルイノベーターに選ばれた岩本悠さん、河内崇典・高亜希さん(高さんは欠席)、林篤志さんが順番に登壇し、当時の「本音エピソード」を交えながらアドバイスした。最優秀賞に選ばれた岩本さんは「フォーラムでのプレゼンテーションは、直前までうまくいかなかったが、本番では神が降りてきたかのようにうまくいった」と語り、笑わせていた。 続いて、事務局から11月のフォーラムまでのスケジュールなどが説明された。最後に、交流会、撮影会が行われ、この間に7人にミニインタビューを実施した。質問は(1)今の気持ちは?(2)今後の抱負は?(3)趣味は?の3点で以下に掲載する(敬称略)。 1、浅谷治希(31)=教員多忙化対策委員会代表 (1)絶対に選ばれたいと思っていたので、満足しています。 (2)最優秀賞を狙いたいので、フォーラムでは結果を出せるよう、しっかり足元を固めて行きたい。 (3)苦手なことを克服することを趣味としています。 2、安倍敏樹(29)=リディラバ代表理事 (1)日本財団など伴走してくださる団体の期待に応えたい。 (2)社会問題の解決というのは夢を伴う改革なので、いろいろ人たちと交流できるのを楽しみにしています。 (3)地域の子どもたちのソフトボールの監督が趣味といえば言える。 3、岡勇樹(35)=Ubdobe代表理事 (1)何度か日本財団に支援してもらおうとトライしましたが、ようやく念願がかない、大変嬉しいです。 (2)最優秀賞はいただけると思っています。 (3)時間があると、音楽関連のことをやっています。 4、川口良(33)=WorkAnywhere代表 (1)せっかくいただいた機会なので、しっかり取り組んで行きたい。 (2)「こんなやり方もあるのか」と驚いてもらえるような企画を作りたい。 (3)4歳と5歳の女の子がいるので、こどもたちと遊ぶのが趣味です。 5、小松洋介(35)=アスヘノキボウ代表理事 (1)選ばれるとは思っていなかったので、本当に嬉しいですね。 (2)共感している人たちに理解してもらえるよう、準備してフォーラムに臨みたい。 (3)一人であちこち歩き回って人や動物を観察するのが楽しみです。 6、仁藤夢乃(27)=Colabo代表 (1)虐待や性搾取などの暴力にさらされている中高生の存在と、支援の必要性を理解いただけて嬉しいです。 (2)夜の街をさまよう子どもたちの背景を理解し、想像できる大人を増やすためにもこの機会を生かしたいと思います。 (3)趣味はありませんが、友達からは「夢乃の趣味は、仕事であり活動だね」と言われます。 7、横山太郎(37)=Indicocrea代表 (1)お祭りだと考え、楽しみながらやろうという気持ちが強くなっている。 (2)まず仲間をたくさん作っていこうと考えています。 (3)洋服や家具を見て回るのが趣味といえば趣味です。 ● 日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム(日本財団公式ウェブサイト) |