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チームながぐつプロジェクト第106陣 福島県いわき市行き 活動報告 [2015年02月18日(Wed)]

期間:2015年2月6日〜2月9日
場所:福島県いわき市
活動内容:
2月6日 日本財団にてオリエンテーション。長源寺で坐禅体験。
2月7日 薄磯地区でゴミ拾い。オリーブプロジェクト
2月8日 いわきサンシャインマラソンボランティア。
2月9日 視察。掃除。


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2月6日
日本財団にてオリエンテーション後いわきへ。
有賀さんご本家に荷物を置き長源寺座禅体験を行いました。
座禅後中華料理店で大熊町復興支援員の梅村武之さんと食事をしました。
食事後銭湯に行き寮へ移動。
寮でミーティングをして就寝。
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活動1日目:日本財団にてオリエンテーション後、「それぞれが想うボランティア」や今回にかける想いを共有。バスでいわきに向かい、到着後長源寺にて座禅指導を栗山副住職様より約2時間行っていただきました。震災当時の避難生活で人々が味わった「動けない苦痛」を座禅を通し学生たちは体感していました。また副住職様の子を持つ親だからこそのお話も伺い、学生たちの心に残ったようでした。
夕食は四川という中華料理屋さんにて大熊町復興支援員である梅村さんのお話を伺いながら。その後尼子湯に行き、宿舎に戻り一日の振り返りと明日からの活動に対する想いの共有を行い就寝。
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2月7日
寮からご本家にて朝食。
いわき駅よりバスで薄磯へ。
薄磯復興協議委員会鈴木さんと合流し、お話を伺いながら活動場所まで歩いて行きました。
同じく薄磯復興協議委員会室谷さんの指示のもと
塩谷崎灯台下周辺道路脇のゴミ拾いを行いました。
ゴミ袋140袋分、粗大ゴミ4トン分拾いました。
ごみ拾い後は場所を移動し薄磯のお話を伺い、駅前でタクシーに乗り活動場所へ移動。オリーブプロジェクトのお手伝い。オリーブ麺や饅頭に使用するためオリーブの葉を切る作業を行いました。
17:00まで作業。
銭湯に入り有賀さんご本家に移動。
青年会議所グルメ会の行事に参加させていただき、青年会議所のかた、青年会議所OBの片と一緒に食事をしました。
食事中いろいろなかたから震災当時のお話をたくさん伺う事ができました。
寮に戻り振り返り後就寝。
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活動2日目:お世話になっている有賀さんのご本家にて朝食。有賀さん手作りのおいしい朝ごはんに学生みんな感激していた様子。その後バスで薄磯地区に向かい、薄磯復興協議委員会の鈴木さんに合流。鈴木さんの震災直後の体験を聴きながら薄磯地区を視察。津波によって様々なものが失われた土地や鈴木さんのお話を聴いて涙する学生もいました。その後薄磯復興協議委員会の室谷ご夫妻と合流し、ゴミ拾いの作業へ。約100ものゴミ袋と洗濯機、電子レンジなどの家電のゴミを回収。その量に学生たちは驚き、どうしてこんなにものゴミが捨てられるのかということを考えていました。ゴミ拾い後は鈴木様より薄磯のまちづくりについてのお話を伺いました。「同意を得ることが一番むずかしい」というお話や薄磯地区の方々の想いをひしひしと感じる時間となりました。バスにていわき駅に戻り、スカイストアさん(スーパー)にてお弁当をいただきました。スカイストアの社長さんであり、オリーブプロジェクトの代表でもある松崎さんよりオリーブプロジェクトに関してのお話をしていただき、実際の作業場へ移動。舟生さんより指導を受けながら、また舟生さんの素敵な人柄に触れながらの作業を学生たちは楽しんでいるようでした。作業としてはスカイストアにて販売しているオリーブ麺の材料となるオリーブの葉の摘み取り作業を行いました。途中、別のボランティアの方々が合流され、お話をしながら一緒に作業を行いました。尼子湯にてお風呂に入った後、有賀さん宅にて青年会議所のOBOGの方々と交流会をさせていただきました。学生たちそれぞれが色々質問をさせていただいたり、お話を聴かせていただく貴重な時間となりました。宿舎に戻り、2つのグループに分かれて振り返りを行い、就寝。

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2月8日 
寮からご本家に移動して朝食。
いわき駅からシャトルバスに乗り活動場所であるアクアマリンパークへ移動。
いわきサンシャインマラソンのボランティア。
ランナーの荷物返却を行いました。
人手の少ない所に数人ずつ散らばり雨の中の活動となりました。
15:30終了。
銭湯に入り寮へ移動し食事。
3時間ほど振り返り、ミーティングをして就寝。

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活動3日目:朝ごはんを有賀さんのご本家にていただき、いわきサンシャインマラソンのお手伝いのため小名浜港アクアマリンパークに向かいました。作業が開始されるまで一緒に作業を行う他のボランティアメンバーの方々とお話をさせていただいたり各々時間を過ごしました。作業はフルマラソン参加者の方々の荷物返却。大型トラックで運ばれてくる荷物をボランティアみんなでバケツリレーの様に運び、整列させ、ゴールした方に返却作業を行いました。合間合間にランナーの方やボランティアメンバーの方とお話をした様で、雨の中の大変な作業でしたが学生たちはこれまでの二日間とはまた違った活動を行えたようでした。そのまま尼子湯に直行し、お風呂。(学生たちはいつも明るく迎えてくれる尼子湯のご主人の大ファンになった様子)
夕食後、前日に学生からの要望があり振り返り、お互いの想いの共有の時間を多めに取りました。これまでの活動で感じたことや、今後自分たちは学んだことをどう活かしていけば良いのかなどそれぞれが持つ想いや葛藤を共有しあいました。また参加した学生に東北出身であり被災経験をした学生がいたので、自身の経験をみんなに話してくれ、みんなにとってまた学びの時となりました。(話してくれてありがとう)

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2月9日 
起床後、ご本家の掃除。
本家で朝食。
いわき駅から滝田駅に電車で移動。
滝田駅から楢葉タクシーで視察。
久ノ浜浜風商店街で昼食後電車でいわき駅へ。
寮に戻り振り返り後アンケート記入。
17:00の東京駅行きバスに乗り20:30着後解散。
以上。

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活動4日目:宿舎とお世話になった有賀さんご本家の掃除を行い、朝食をいただいて富岡町視察へ向かいました。人がいない町、あの日のまま時が止まっている町を学生たちはまっすぐと見つめていました。また除染作業が行われている様子や放射線廃棄物が袋に入れられ、積み重ねられている様子に衝撃を受けたようでした。その後浜風商店街のからすや食堂にて昼食。明るい女将さんとおいしいごはんに学生たちも温かな気持ちになったようでした。宿舎に戻り、この4日間の振り返りを行いました。たくさん想いを共有したことが学生一人ひとりにとってより多くの学びをもたらし、つながり合うことで自分たちにできることを考え続けたいとの声が聞こえました。アンケート記入作業後、バスにて東京へ戻りました。

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参加者に日程終了時に書いて頂いている報告書の中から抜粋したものをご紹介します。
※掲載した文章は全文でないため、ご本人の意図と若干異なる場合がございます。ご了承ください。


*「新しいことを始めたい」ではなく「新しいことを始めなくてはいけない」という言葉に、農家の方々の苦しみや焦りを感じた。

*3日目はサンシャインマラソンのお手伝いをしました。ランナーの方に預かった荷物を返すという短時間の触れ合いの中で、震災後のいわきについてお話を頂く様な場面があり、その方々にとって震災が今でも鮮明な記憶であり、決して薄れていないことを感じました。

*今回帰ったら周囲の人に何を一番伝えて欲しいですかといわきの住民の人に聞いたところ、「みんな楽しそうだよ」と伝えて欲しい。遊びに来てほしい。と言っていたことが印象的でした。私は現地の今の状態を伝えることが震災の風化のために良いと思っていましたが、良い意味で風化するのも大事なんだと学びました。

*いわき市の復興に対する思いと使命感に福島の人々は、たくさんのものを背負い、それでも前に進んでいるのだと感じ、何とも言えない気持ちになりました。その後のグルメ会でも、一人一人がたくさんの思いの中で感情や思いを必死に伝える姿にとても感動しました。

*「だれも悪くないんだ。これが俺たちの運命だったんだ」とぼそっと言っている姿を見たときに衝撃を受けました。それまで、いつでも前向きでいる姿を見ていたため、誰も責めることができない、やるせない思いは、運命だったと思って区切りをつけるしか前に進めない、少しのあきらめに見えたからです。私たちが話を聞くときには、その時の相手の姿しか見ることができません。震災から立ち直った明るい人のように見えてしまうけれど、そこに至るまでには、きっと多くの事を乗り越えてきたんだろうし、何度もこらえてきた思いがあると思います。だからそういった他の人に見せない姿にも気付いて、弱い所や強がりなところも受け入れられる人になりたいと思いました。

*地元の人の愛をおおいに感じ、この愛がある限り福島は進み続けられる思いました。さらに他県からも東北を応援しようと思っている人がこんなにもたくさんいることに驚きました。

*被災地以外から復興支援として物資が送られてくることについての中で、印象に残った話がありました。震災後に薬が大量に送られてきたことがあったけど、そこは病院でもなく、ただの市民が中心となって活動している団体であったため、その薬をどうすればいいのか、わからなかったそうです。支援物資が送られた、ニュースで報道されると、助かる人がいるだろうななどプラスにしか考えていませんでした。ただ送るだけではいけないのだ、支援物資がどのように使われて、誰が助かったのか、そこまでが重要なのだと感じました。薄磯でも桜の木が送られてくるが、誰がそれを育てていくのか、という問題があると聞いて継続して行くことの大切さや必要性を多く感じました。

*いわきでは現地の人々と触れ合う時間が多く、その時間の中で、いわきの人たちが、私にしてくれた無償の優しさが何よりも印象的であった。温かく優しく、なんで初対面の私にここまで優しくしてくれるのか疑問で仕方なかったが、その優しさに触れて、私はもっと人に優しく楽しくいたいと思うことができた。本当に驚くくらい温かくて幸せだった。感謝しかないです。

*薄磯で語ってくださった、3時ごろ津波がきて、逃げ惑う人々の声がたくさん聞こえ、聞こえなくなったのは6時頃だったという話が特に印象に残っています。その3時間の間、何もできずにいた人々の気持ちを考えると悲しかったし、今、自分が立っているこの地で実際に起こった事なのだと思うと、今まで何となくつかめなかった震災のイメージがとても鮮明なもの変わり、恐怖を覚えました。

*皆が自分の活かせる能力や職業におけるつながりを活かして地域の復興のために全力を尽くしている姿は、とても胸に響き、自分も周りの人が3・11を忘れないように努めていきたいと思った。

*地域によってかかえている問題は異なり、一概には、3.11をとらえることができないと思った。しかし、共通点のようなものがあると思った。それは対立するものの存在である。それぞれ行政と民間、地元民と避難民、自分の気持ちと他者の気持ち、自分の事と地域社会の事など対立するものがあり、その狭間で活動している人がいる。どっちが正しいという正解がある問題ではなく、正解がない問題に直面している現状を目にした。その難しさを思い知った。

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福島の皆さん ありがとうございました。
106陣の皆さん お疲れ様でした(^○^)
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