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【お知らせ】
テレビ東京世界ナゼそこに?日本人〜知られざる波瀾万丈伝〜」に 代表名知の現地の活動紹介されました
放送局:テレビ東京
番組名:「世界ナゼそこに?日本人〜知られざる波瀾万丈伝〜」
日時: 2015年6月15日(月)
詳しくは こちらです
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ミャンマーの障害者団体 MILI に行ってきました [2019年09月22日(Sun)]

 ネーカウンラー?(お元気ですか?) MFCGボランティアサポーターの鈴木一登と申します。東京都の訪問看護ステーションで作業療法士として働いています。趣味は貧乏旅行です。
 今日は、2019年8月に1週間ほどミャンマー・ヤンゴンに滞在し、現地の障害者団体を訪問してきましたので、その報告をさせていただきたいと思います。

 私がヤンゴンで訪問したのは「MILI(ミリ Myanmar Independent Living Initiativeの略)」(http://mili.org.mm)という団体です。
 MILIとはどんな団体か。
 ミャンマーで障害を持った人たちが障害を持っていない人たちと同じように、自立した生活と社会参加を獲得していけるように、さまざまな活動を行っているNGO団体です。

 MILIはミャンマーが民主化する前の2011年に設立されました。2019年現在、ミャンマー全国に28の支部があり、4752人の会員がいます。 その活動は多岐に渡り、障害者の雇用に関する活動から、教育、保健、政治への働きかけ、バリアフリープロジェクトなどなど。自分たちでラジオ番組を作って放送もしており、年に1度、障害を持つ人たちの芸術やダンスを披露するお祭りもやっています。

 ヤンゴンのタマインにあるMILIのオフィスには、現在47人のスタッフがいます。いろいろなプロジェクトごとに分かれて活動し、全スタッフ・ミーティングを頻繁に行なっています。
 MILIは障害を持っている人たち自身が運営しているのが特徴で、スタッフの中には、先天性の身体障害を持っている人、四肢の切断をしている人、視覚障害がある人、聴覚障害がある人などがいます。
 資金面での日本の協力は大きく、現在日本財団から助成金を受けて活動をしています。  

 MILIの設立者ネイリンソーさんとユヤトゥさんは、もともとAAR(難民を助ける会)という日本のNGOのスタッフでした。だから彼らは日本語がとても上手です。MILIのスタッフの中でも以前AARにいた人はたくさんいます。

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右側の女性がユヤトゥさん。中央の男性がネイリンソーさん。両脇にいるのが作業療法士の大塚進さんと筆者。左側の女性はヤンゴン中央病院の作業療法士トートールウィンさん。

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MILIのスタッフたち。みんなとても明るいです。

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MILIで働くには、コンピュータの能力はかなり重要です。

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 ところで、今回なぜMILIに行くことになったのか、という話を聞いてください。

 私は今から10年前、リハビリテーションの学校に通っていました。学校は春休みが1ヶ月くらいあったので、長い休みを利用して、1年生から2年生になる春休みにはバングラデシュに行きました。そして2年生から3年生になる春休みにはミャンマーへ行くことにしました。
 そして、せっかくリハビリテーションの勉強をしているのだから、ミャンマーでリハビリテーションに関係がある場所を見てみようと思い、調べました。

 当時、ミャンマーはまだ民主化していなかったため、日本の企業もNPO/NGOもまだあまりなかったのですが、AARはヤンゴンで身体障害者のための職業訓練校を運営していました。そこでAARにお願いをして、見学をさせてもらうことになりました。

 旅行中にヤンゴンのAARを訪問し、職業訓練校と子どものリハビリ施設を見学させてもらいました。その時に、私のために日本語で詳しい説明をしてくれたのが、後にMILIを設立することになるユヤトゥさんでした。
 その時、ユヤトゥさんは家に招待してくれてごはんをごちそうしてくれたり、日本語を一緒に勉強している仲間を紹介してくれたりしました。

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10年前のAAR。左側の男性は後にユヤトゥさんと結婚したサウルーさん。

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10年前の私も写っています。中央の男性が日本語を教えていた先生です。

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 10年前のミャンマーは鎖国状態で、海外とインターネットでつながることも難しい状況だったので、私が帰国してから、ユヤトゥさんが何をしているのかを知ることが出来ませんでした。
 たまに、「ヤンゴンのAARに行ってきたよ」という人と会った時に、ユヤトゥさんがいたかどうかをたずねましたが、「そんな人は会わなかったなあ」という答えばかりで、彼女はいったいどこへ行ったのだろうと思いながら、10年が経ちました。
 
 今年の6月に転機が訪れました。きっかけを作ったのは、なんとMFCG代表の名知でした。
 「鈴木さん! ミャンマーから日本に、障害者の権利について勉強しにきている青年がいるから、紹介しますよ〜。みんなでごはん食べましょ〜」
 名知が引き合わせてくれたのが、ミョーミンテッさんという車イスを利用しているミャンマー人の青年でした。

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高田馬場のミャンマー料理屋ヤマニャで会いました。

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 それから1ヶ月後、ヤンゴンに帰ったミョーミンテッさんとfacebookのメッセンジャーのチャットをしている時に、10年前にAARで撮ったユヤトゥさんの写真を見せました。同じ障害者である彼なら、彼女が今どこにいるかを、知っているかもしれないと思いました。
 「その人なら知っていますよ。私は今彼女がいるMILIという団体で研修をしていますよ」
 そこで初めて、MILIという団体のことを知りました。facebookでも彼女を見つけることができ、連絡をしました(ミャンマーでは、日本よりもfacebookをやっている人が多い。ほとんどの人がやっていると言ってもいいくらい)。
 そして8月にミャンマーに行く時に、MILIを訪ねることにした。というわけです。

 話が長くなりましたが、そのようなわけで、10年ぶりに再びユヤトゥさんに会うことができたわけです。

 MILIへ行った時、これからのプロジェクトについて、ネイリンソーさんとユヤトゥさんに教えてもらいました。
 「障害者のためのIDカードを作ろうとしています。ミャンマーでは、障害者は国からどんな補助も受けることはできない。受けられるようになるかもわからない。でも、まずは、どこにどんな障害者が住んでいて、どれくらいの数の人がいるのか、データを集めることから初めなければならないのです」

 日本の障害者手帳にあたるものが、ミャンマーにはまだ無いそうです。国も、障害を持った人たちのデータを、ほとんど持っていないようです。
 彼らの道のりは、まだはじまったばかりです。

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私が帰国する日、お昼ごはんをみんなで食べることができました。

MILI(Myanmar Independent Living Initiative)
No.(17/19),Tharyaraye Street, Quarter – 3, ThaMine, Mayangone Township, Yangon, Myanmar.
 http://www.mili.org.mm




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Posted by 鈴木 at 22:16