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1500円のご支援でマラリアにかかった子ども10人分を治療する薬が買えます。

【お知らせ】
テレビ東京世界ナゼそこに?日本人〜知られざる波瀾万丈伝〜」に 代表名知の現地の活動紹介されました
放送局:テレビ東京
番組名:「世界ナゼそこに?日本人〜知られざる波瀾万丈伝〜」
日時: 2015年6月15日(月)
詳しくは こちらです
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MFCGモニターツアーレポートD【9月18日 カンコース村での活動に同行】 [2015年10月29日(Thu)]


MFCGの活動を支援しているミッチーです。
今回は、モニターツアーレポート第5弾です。

【D9月18日 カンコース村での活動に同行】

今日はいよいよカンコース村(105世帯501人の村)での活動に同行。
村の実態が見られること、村人と交流ができることなどを考えると、期待で心が高鳴る。
現地でのスケジュールは@名知代表による前回の健康セミナーの振り返り Aツアー参加者からの話 BDr.イェ・トゥエとスウェ・スウェさんによる健康セミナー C家庭訪問をしての健康確認である。
村々をつなぐ幹線道路から集落に入ると、密に木は茂り木陰が多く薄暗い印象を受けた。
進むにつれ住居を見かけるが、事務所のあるエリアとは違い全ての家がヤシの木で作られている。

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間もなくこの村の村長宅に到着。ここが今日の会場となる。
中に入ると、すでに村人達は集まっていた。
奥に車用のバッテリーが置いてあった。これを使って、電気をつけるのだろう。水道はなく、入ってすぐのところに甕に汲んだ水が置いてあった。
MFCGスタッフが手際よく準備をし、早速名知代表の挨拶、村長の挨拶に続き、名知代表から前回セミナーの振り返りとヒアリングが行われる。

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(大人を中心に総勢88名の参加)

村人たちの姿は真剣、時折笑顔ものぞかせる。
「夏は飲み水が足りなくなる」「井戸・池を整備したい」「3歳の子供がMFCGに以前診てもらって良くなった」「薬の飲み方教えてもらった。高血圧だったが言われたように薬を飲み、食事も気を付けた。今はとても調子が良い」「教えを守って蚊帳でいつも寝ている。トイレの後、食事の前には手を洗うようになった。前より体調良くなった。」などの話も村人から出ていた。
皆、感謝の言葉を口にしていた。

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(理学療法士の参加者による肩こり体操講座)

その後、Dr.イェ・トゥエとスウェ・スウェさんの健康セミナーとなる。パンフレットを配布してそれに沿って進める、読み書きができない人が多くいるので、一字一句読んで伝えていた。

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その後、名知代表から健康知識の確認Q&A。手を挙げて答える形式で、正解すると石鹸とスプーンがもらえる。皆一生懸命取り組み、最終的に全員に行き渡った。
内容は「手の洗い方」「手を洗う事の効果」「飲み水の扱い方」「栄養バランスの取れた食事」等。内容は、日本では当たり前のことだが、この地域では当たり前ではない。幼少期からの教育の重要性をつくづく感じた。

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終了後、村長宅で昼食がふるまわれた。

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午後は家庭訪問の前に村長からの井戸の修繕に関する相談があり、現況を見に行くことになった。
その井戸は、60年前に作られた井戸で淵が崩れている。湧き水であるが、屋根などなく雨ざらし。村人の飲み水はここから汲んだものとのこと。

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(飲用の際には一度煮沸してから飲むように話しても徹底されないとのこと、   栄養失調の状態でこの水を飲み、下痢を起こし死に至ることもある。)

この修繕に関しては、計画、その後の管理方法などが曖昧であったため、協力の意思はあるが、相談は次回に持ち越しと伝え終了。
MFCGとしてのこのようなケースでの寄付活動には、その後の明確な運用方法を同時に求める。それがないと、良い状態を維持することができないとの考えから。
これも生活水準の向上につながる対応、その場限りではない寄付活動の大切さを知った。
その後家庭訪問。2軒に同行した。

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ここに集まった子供のうち2人は1カ月前にデング熱に感染。又、ビタミンB1補給に効果のある、米のとぎ汁を飲むという指導を守って飲んでいると答えた子は1人。
一方、別の家庭ではとぎ汁を飲み続けた妊婦さんが出産したところ、生まれた子はほかの子よりも大きく元気で色艶も良かったとの声を聞いた。活動の成果が確実にあることを実感した。

多くを見て、聞いて、感じた1日だった。
特に「貧困」という事。
自分の考える「貧困」とは教育を受けられない、適切な情報を得られない、労働に見合った報酬を得られない等の環境にあることと考える。しかし、ここには助け合って生きようとする人々の姿があった。子供たちには、無垢な心からの溢れんばかりの笑顔があった。
一方それらが満たされていくと、競争社会となり希薄な人間関係になりストレス社会となる。今の日本を含め先進国にその傾向は多々あるように感じる。
いったい何が幸せなのか?よく議論される難しいテーマである。
人それぞれの解釈はあると思うが、置かれた場所で懸命に生きたときに感じられるそして、その環境で新たな何かを得たときに感じるものが幸せなのだろう・・・。
この村の空気を肌で触れ、あらためて考えさせられる。
帰りの車に揺られながらそんなことを想った。

さあ、明日はMFCGが支援する孤児院への同行と、菜園見学だ!

*さらにレポートは第5弾に続きます。お楽しみに!


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ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)への参加方法(寄付または会員)はこちらです。
http://mfcg.or.jp/donation/
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また、ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)のfacebook公式ページ もご覧ください。
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Posted by 伊藤 at 08:00
MFCGモニターツアーレポートC【9月17日 県立病院訪問に続きMFCG事務所訪問 ミャウンミャ泊】ミッチー [2015年10月23日(Fri)]

MFCGの活動を支援しているミッチーです。
今回は、モニターツアーレポート第4弾です。

【C9月17日 県立病院訪問に続きMFCG事務所訪問 ミャウンミャ泊】

ミャウンミャ県立病院を後にしMFCG号で走ること約50分、今日の最終目的地であるMFCGミャウンミャ事務所に到着。
「着いたぞー」と朝からの移動の疲れなど忘れ、心が躍る。

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この事務所は、以前は住居として使われていたものを借りているとのこと。
周りはうっそうとした木々に囲まれ、通りは土が固まっただけの道。
先程の県立病院があるエリアとは違い、更に奥地にやってきた印象を受けた。
名知代表はMFCGの現地スタッフと共に、この2階に寝泊まりしているとのこと。完全に現地の人と同じ生活をしている。
1日に何度か停電する電気と、井戸水をくみ上げる水道はあるものの、ほとんどの日本人には精神的、肉体的に生活不可能な場所であることは間違いない。
凄い。凄すぎる!
中に入ると、事務所の壁には巡回する12の村の予定表などが掛けられ、日々の業務の雰囲気が感じられる。

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そこで、現地スタッフであるDr.イェ・トゥエとナースエイドのスウェ・スウェさんとの顔合わせ。そして先程迎えに来てくれたドライバーのシー・トゥ君の3名がMFCGの現地スタッフとなる。名知代表を含め4名で活動している。コミュニケーションは英語を中心に、ビルマ語が少々とのこと。

Dr.イェ・トゥエは以前ミャンマーの大病院で幹部をしていたという経歴を持つ経験豊富な女性医師。長年緊張感のある医療現場で過ごしてきた貫録を感じるが、瞳の奥はやさしさで溢れている。
スェ・スェさんは周りに気遣う心を持ち、医療に対する強い志と芯のある活発な若者。
そして、シー・トゥ君はMFCGに入職数週間。いつも笑顔を忘れず、仕事を覚える為、必死で食らいつこうとする心優しい青年といった印象。
MFCGの理念のもとに集まった、素晴らしいチームと感じた。

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後列右から2番目がDr.イェ・トゥエ、後列左から2番目がシー・トゥ君、
前列右がスェ・スェさん。後列一番左が筆者ミッチー


その後、事務所で輪になり今日の申し送りと、明日の行動予定、注意事項等の確認などを行った。
いよいよ明日は、カンコース村にて健康セミナー・相談会、そして各家庭を直接訪問しての健康状態確認に同行する。
今回の参加者には理学療法士と薬剤師である自分がいたため、そのセミナーの中で話をする時間を設けて頂いた。
各々、現地で何を見たいかテーマを決め共有、明日に備えた。
どんな現状が見られるのか、気持ちが高ぶる。

ミャウンミャでの宿泊はMFCG事務所から徒歩10分のところにある「サンピャモーテル」というホテル。JICAのスタッフなど海外から業務で来た人たちが泊まることが多い、外国人向け。
このエリアとしては高級ホテルとのこと。停電しても発電機で電気は復旧してくれるし、シャワーでお湯がでる。快適とは決して言えないが、疲れた体にとってはゆっくり眠りに着けた。

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(MFCG事務所の周りでは、こんな農作業車をよく見かけた)

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(近距離の移動に使われることの多いサイカー)

*さらにレポートは第5弾に続きます。お楽しみに!

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Posted by 伊藤 at 10:24
MFCGモニターツアーレポートB「9月17日移動:ヤンゴン〜ミャウンミャ 県立病院訪問」ミッチー [2015年10月20日(Tue)]

MFCGの活動を支援しているミッチーです。
今回は、モニターツアーレポート第3弾です!

【B 9月17日移動:ヤンゴン〜ミャウンミャ 県立病院訪問】

今日はヤンゴンからMFCGの活動拠点があるミャウンミャまでの移動。
ミャウンミャでは県立病院を訪問、そしてMFCGミャウンミャ事務所訪問の行程。
主に長距離バス、その後もローカルの交通手段を使って移動、最後はMFCGの車が迎えに来てくれるという予定。

朝6時にホテルを出発するので、5時起床。ミャンマー滞在一度目の朝を迎える。
ベッドの上で目を覚ます。体調は良好だ。
カーテンを開けて活動前の静かなヤンゴンの街を見渡しながら、色々起こるであろう今日1日に期待を膨らます。
予定通りメンバー全員でホテルを6時に出発、チャーター車にて長距離バスのターミナル「ラインタヤーバス停」へ向かう。

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バスターミナルには各方面に向かうバスが何十台と並ぶ。
ミャンマーを訪れた方は皆印象に残るであろうミャンマーのバス。なんと車体に日本語の表記がされている。日本の中古のバスを寄付などで入手するようだが「出口」「ワンマン」であるとか、日本で使われていた当時の広告が描かれている。
日本語が車体に書かれていると、良いものと認識されるとか。さすが日本ブランド!
日本を誇らしく思う。

ここからバスに乗って約6時間の行程、数十年前に使われていたであろう日本製のバス。
気温38度の中エアコンはついていない、車体の後ろにあるエンジンのボンネットを開けたまま…。
本当にこのバスで6時間走るのか?という不安など気にせず、バスは出発した。

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走り出し数十分たったところでバス停に停まると、満席にもかかわらず子供連れのお母さん等数名が乗ってくる。どうするのかと見ていると、風呂で使う椅子のようなものが出てきて通路にそれを置き座りだす。これで何時間も過ごすのか? たくましい。

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出発してから約2時間半後、長距離バスが沢山停まるミャウンドという街の休憩所に到着。ここで昼食を兼ねた休憩をとる。
このエリアは二か月前の洪水の被災エリアで、今も傷跡の残る光景であった。

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経済成長著しいヤンゴンを離れ時間が経つにつれ、ミャンマーのもう一つの側面が色濃く見えてくる。
まるで未開の地に進む、探検家にでもなった気分になってくる。

休憩所を出発して約4時間後、長距離バスの終点につく。
そこで更に、トラックの荷台に座席が設置されたローカルな乗り物に乗車(といってもトラックそのものである)。

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今度は自分たちが席には座れず、立ったままでの約30分間の移動である。
舗装不十分な道で車体が揺れ、体制を崩すたびに座っている人たちは気遣い、手を取って支えてくれたり、足場を良くするために荷物を寄せてくれる。
みんなとても心が温かい。

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日本では躊躇してなかなか行動に移せない親切さを感じているうちに、目的のバス停に到着し下車、次はMFCGのスタッフ(ドライバー シートゥ)が迎えに来てくれるのを待つ。
喫茶店のようなところに入り待つこと十数分、MFCG号が到着。

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READYFOR?のクラウドファンディングでの多くの方の協力で購入したあのMFCG号です!)

ここでも又、荷台に乗り込む。
MFCG号で走ること約15分、とうとう一つ目の目的地である、ミャウンミャ県立病院に到着、病院長との面談。
名知代表と病院長は非常に良好な信頼関係が結ばれており、歓迎される。
そこで、寄付するために持ってきたマラリアの検査キットなどを渡し、病院と近隣の村との現状などを話していた。

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この病院で診てもらえるのは恵まれた人たちで、どんな病気になってもここまでたどり着けない環境で生活する人が大勢いる。そこで名知代表は巡回クリニックを展開している。
そのような地で活動し、現地の病院と関係を築き、場合によっては重症患者をここまで搬送することもあるとのこと。
「人の命を救う」という事への情熱、行動力に心が震える感覚を覚えた。

*次回のMFCGモニターツアーレポートでは、ミャウンミャにあるMFCGの事務所を訪ねます。

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Posted by 伊藤 at 09:47
MFCGモニターツアーレポートA「9月16日出発 成田〜ヤンゴン ヤンゴン泊」ミッチー [2015年10月16日(Fri)]

こんにちは。MFCGの活動を支援しているミッチーです。
前回に引き続き、モニターツアーレポートをアップいたします。

【A 9月16日出発 成田〜ヤンゴン ヤンゴン泊】
いよいよ出発の日、まずはミャンマー最大都市ヤンゴンを目指す。成田からは約7時間のフライトです。参加者の集合はヤンゴン国際空港、そして到着した日はヤンゴン泊。
自身、2度目のヤンゴンです。
ヤンゴン国際空港は最大都市の空港とはいえ、日本の地方空港のようなたたずまい。雨季終盤とはいえ飛行機を降りるとそこは亜熱帯地域特有の30度を超える暑さと、ムワッとくる湿度、そして田舎の空気に砂埃を混ぜたような香りが立ち込めています。
「来たぞミャンマー!!」自然と心が躍ります。
入国審査を通過し出口に向かうと名知代表がお待ちくださっていました。

そこで今回の参加者合流、MFCGメンバー、一般参加者、そして自分の3名です。(2日目から定年退職後ヤンゴンに移住したという方も合流し、ツアー参加者は計4名。)
空港の外に出ると、タクシードライバーは片言の日本語で親しげに話しかけてくる。女性は皆、顔にミャンマー特有のタナカを塗っている。異国情緒感が残る唯一の未開の地といわれるミャンマーの雰囲気が更に高まります。

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他の多くの東南アジアの都市と比べると、まだまだ未発展なヤンゴンではありますが、年々都市化が進んでいるとのこと。舗装された道が広がり、中心部には20階建ての日本企業が建てた立派なビルがそびえたつ街並みです。
まず初めに、MFCGヤンゴン事務所見学。

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ここは許認可の手続き、郵便物の受け取りなどでヤンゴンに来た際に使う事務所で、月に数回使用しているとのこと。
壁には巡回する12の村のスケジュールや、地図が貼られている。
日本でイメージする事務所と比べるときれいとは言えないが、ミャンマーの都会にある事務所といった感じ。この建物には数社の現地企業が入っており、名知代表は会う人たちと挨拶をし言葉を交わす。現地に根差して活動をしている雰囲気をひしひしと感じた。

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その後、本日宿泊のホテルに移動。
入口を入ると、肌寒いほどの冷房の効き具合い。そしてウェルカムドリンクでのおもてなし。さすがヤンゴンにあるホテルだなと感心する。

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その後、名知代表の案内で、週末にはリッチでオシャレな若者が集うというレストランにて食事。
この地では天然ものが取れるというウナギのから揚げやミャンマー料理をつまみにミャンマービールで乾杯。名知代表から現地での活動についてお話を聞く。

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テラス席を陣取り、雨季なのに雨降らないなーなどと話していると一度目の洗礼、どしゃぶりに見舞われる。屋内に避難。(その後も毎日一度は激しい雨に見舞われる。)
話は尽きず時間はどんどん過ぎていく。明日はいよいよ巡回クリニックの拠点とするミャウンミャへ移動。翌日に備えてホテルに戻るとする。

*MFCGモニターツアーレポートはまだ続きます。お楽しみに!


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Posted by 伊藤 at 08:00
MFCGモニターツアーレポート@「出発まで」ミッチー [2015年10月13日(Tue)]

初めまして。MFCG の活動を支援している"ミッチー”と申します。

9月16日〜21日の日程でMFCGモニターツアーに行ってきました。
MFCGに興味を持たれてこのブログをちょっと覗いた方にも名知代表の現地での活動が分かり易いように、そしてツアーに参加したいと思われている方には少しでも参考になるような内容で進めていきたいと思います。
是非、お付き合いください。

【@ 出発まで】
MFCGの活動に興味を持っていた自分は、今から約2か月前8月に入って間もない頃、MFCGのミーティングに初めて参加させて頂きました。
そこでこのモニターツアーのことを知り、「百聞は一見に如かず」という事で急遽参加を決めました。
この時点ではMFCGの活動の詳しい事は知らない状況での参加決定です。
こんな自分が参加してよいのか?という不安も少々ありました。

ーくらもちさん.jpg

そして、初めに言われたのが「活動している村に入るためには許可が必要だからパスポートのコピーを早急に送ってください」とのこと、入国の為にビザが必要なことは知っていたがさらに村に入るために許可が必要???・・・どういう事?と思いつつもパスポートのコピーを送信しました。
後になって詳しく聞いてみると、活動しているエリアはミャンマーの中でも貧困度の高いエリアで、外国人はフリーで入れないとのこと、色々な意味で情報流出を管理しているようです。
今まで東南アジアの各主要都市には訪れたことのある自分でしたが、こんなことを聞いたのは初めて、本当のミャンマーの姿を見られることに期待が膨らみます。
そして、数日後予防注射を接種してくることがお薦めとのことを言われました。(必須ではありませんが念のためとのこと)
少々不安を感じつつも、そんなところで名知代表は活動しているのか?!という驚きと、更に期待が膨らみます。
推奨と言われた、A型肝炎、破傷風、狂犬病の予防接種を受け、マラリア予防の為の薬をもらい、出発に備えました。

倉持さん2ー.jpg

(それから、蚊が凄く多いと言われていたのでドラッグストアで虫よけを買って備えたものの、日本の物は効果が弱いとのこと、現地で名知代表お薦めの効果の高いものを購入しました。)

*MFCGモニターツアーレポートは次回に続きます。お楽しみに!
→ モニターレポートA



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Posted by 伊藤 at 08:00
モニターツアー感想 長谷川の場合〜晴耕雨読に憧れたの巻〜 [2015年10月05日(Mon)]

皆さま初めまして、MFCG広報チームの長谷川です。このたびMFCGのモニターツアーに参加しミャンマーを初めて訪れました。
私はデザイナーの仕事をしていますが、医療関係の仕事に以前から興味があり、恩師に話をしたところ、こういう団体があるよと紹介して頂いたのでMFCGでした。代表名知の熱い思いとMFCGの活動理念に賛同し広報チームの一員としてお手伝いを始めました。活動を通していろいろなことを知るようになると、ミャウンミャの現場を観てみたいと考えるようになりました。そして現地訪問ツアーの話が出たときにその思いは現実のものとなりました。

今まで生きてきた中で一番美しい景色に圧倒されたミャンマーから日本に戻りはしましたが、最近まで気持ちが日本に帰国出来ませんでしたが、冷静に振り返りつつ書きましたので最後まで読んで頂けると嬉しいです。

ミャンマーに行く前は正直、名知や他の現地訪れた人たちの写真や話を聞いて貧困に苦しむ村の人たちのイメージが強かったです。言葉としての貧困とはどういうことだろうなどと考えいました。
私は貧困とは、「独りもがき苦しみながら這い上がれず人生に絶望する貧しさ」を貧困と感じています。
そしていざヤンゴン到着。最初はヤシで出来た家が貧しさの象徴の様に感じてました。
ヤンゴンからミャウンミャへ向けて走り出すと広がるのはヤシで出来た高床式の
家、木、家、木、家、川、池、家…
途中、水浴びを終えた子どもがすっぽんぽんで道を渡り、その後ろを洋服を持って追いかけるお母さん。
丸々太り、のんびり草を食む牛の親子や山羊のむれ。
家のすぐ横に流れる川に舟を浮かべて魚を捕るお父さん。
見渡す限りに広がる田園と、そのアクセントかの様にそびえるヤシの木。
全てがゴッホやゴーギャン、モルダウが頭で舞う様な感覚に陥る程の美しさで、
大らかな暖かさに満ちた風景でした。
さらに人が良い人過ぎる!
わざわざ石鹸を取りに事務所へ行ってくれるレストランスタッフ、道を聞いて分からないと他の人呼びつけてなんとか教えてあげようとする人、、、

こちらの写真は無料で傘を直してくれたリペアショップのおじさん。(心も体型も太っ腹でした)
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現地ミャウンミャの村へ巡回診療にも同行させて頂き、
2人の方のご自宅へお邪魔させて頂きました。ヤシと木で出来た高床式の家屋です。
正直に言いますが、ヤンゴンで入ったコンクリートの建物などは雨季のせいか少々カビ臭い感じもしました。
ところが巡回診療先の家屋は全然臭くないし、雨もあってか、何もしなくても涼しく快適でした。

日本の某ハウスメーカーだかが提唱している「微気候の家」というものがあります。
それは、家の設計や街づくりだけで夏は涼しく冬暖かく快適に過ごせる設計方法で、日本が
過去に置いてきてしまった技術でもあります。
まさに、ヤシの家は超合理的な微気候ハウスです。
(虫は多いですが・・・)
周りのヤシや池とのマッチ具合も非常に美しく、人々の生活丸ごと世界遺産にして欲しいくらい。むしろコンクリートの家の方がダサく見えました。
巡回診療の見学をさせて頂いた村は、手洗いや蚊の撲滅指導が進んでいる村だったため、みんな元気そうに見えました。
この村ではマラリアにかかっても対応する知識があったため、助かった人もいたそうでMFCGの活動が貢献しているのを知り嬉しくなりました。

そう、街を見ても、家を見ても、人を見ても私が想像したいた貧困に苦しんでいるよう人は見当たらなかったです。
健康についての知識と学校に行ったり、洋服を買うお金が生み出せる知識があれば、日本よりずっと幸せな環境になるんじゃないかな?
何も西洋みたいな街づくりや家作り、生活が正解ではない。
自分で望んだ未来が手に入る世界が一番裕福だなと、ミャンマーに滞在して感じました。

MFCGが支援している孤児院
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MFCGミャウンミャ事務所で現地スタッフさんたちと記念の1枚です。
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Posted by 亀山 at 07:04
リトル・ヤンゴンの夜 [2015年10月01日(Thu)]

ミンガラバー。MFCGのボランティア会員として、健康相談などのイベントをお手伝いしている鈴木一登と申します。ふだんは栃木県の病院でリハビリの仕事をしています。

今回は、高田馬場のミャンマー料理屋へ行った話を書きます。

栃木県にはミャンマー料理屋がありません。ミャンマー料理が食べたくなった時は、東京まで出てこなければなりませんが、さすがにそのためだけに東京へ出てくるほど裕福ではありません。

そんなわけで、東京でリハビリの講習会がある時、ついでに高田馬場でミャンマー料理を食べて帰ってくることがあります。

高田馬場は「リトル・ヤンゴン」と呼ばれるほどミャンマー人がたくさんいます。ミャンマー料理屋もたくさんあり、ミャンマー人が経営している雑貨屋や美容室もあります。

高田馬場のミャンマー料理店のなかで、私がよく行くのは「ノング・インレー」というシャン族の料理店です。シャン族の料理は中華料理に似たところがあり、日本人にも馴染みやすいと思います。

さて、9月の日曜日、講習会が終わったあと夕方6時頃に高田馬場へ降り立ちました。

JR高田馬場駅早稲田口の駅前では、NLDの支援者たちが選挙活動をしていました。NLDとは「National League for Democracy」アウンサンスーチーさんの政党です。

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道行くミャンマー人にステッカーを配りながら投票を呼びかけていました。ステッカーが欲しかったので声をかけたら、笑顔でくれました。ステッカーには「Time to change Vote NLD」と書かれていました。

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日本なのにミャンマーにいるような気分になり、ちょっと興奮しながらノング・インレーに入り、シャン料理を食べました。

日曜日のミャンマー料理店はいつもそうなんですが、だんだん混んできて、3人の女の子と相席になりました。面白そうなので話しかけてみたところ、てっきりミャンマー人だと思っていたら3人とも中国人でした。

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ひとりはハニ族で、ふたりは漢族でした。ハニ族の子は雲南省西双版納の普洱出身でした。シャン族の料理は故郷の味に似ていて懐かしくてとてもおいしいと、勉強中の日本語で一所懸命説明してくれました。たしかにシャン州は雲南省とも国境を接しているので、味も似ているのかもしれません。

「この料理は雲南にはないけど、とってもおいしいですね」と言っていたのはミャンマーではおなじみのお茶の葉のサラダ「ラペットゥ」でした。「からいの大好きです」と言いながらカウスエに唐辛子を入れすぎて洟を垂らしながら3人で笑いあっていました。

中国の子たちと話していたら、知り合いのミャンマー人のお母さんと彼女の息子さんが偶然お店に入ってきました。そのうちに私や名知さん亀山さんのミャンマー語の先生であるマヘーマー先生も合流しました。思いがけず、なつかしい人たちにも会うことができました。

駅前のNLDの選挙活動にはじまり、日曜日の高田馬場には特別な空気が流れているのかもしれません。ミャンマーが恋しくなったら、また日曜日の夜に高田馬場へ出かけてみたいと思います。

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Posted by 鈴木 at 20:30