ミャンマー料理レストラン「マリカ」さんに聞く@ミャンマー料理って? [2016年08月24日(Wed)]
新たにブログチームに加わったKeikoです。宜しくお願い致します。 初投稿のテーマは高田馬場にあるミャンマー料理レストラン「マリカ」のご主人デビットさんと奥様のロイセンさん。お二人はMFCGが隔月で開催している「ミャンマー料理を楽しむ会」をおいしい料理と優しい笑顔でいつも支えてくださっています。 取材に伺ったこの日はちょうど息子さんがいらしていたので3人でパチリ。数ヶ月前にミャンマーから日本語を勉強するために引っ越してきたばかりだそうです。 そんなデビットさんに聞きたいことが山ほど!!ということで、第1回「ミャンマー料理って?」、第2回「デビットさんたちが見るミャンマーと日本」と題してブログ2回シリーズでお伝えします。 さて、ミャンマー料理ですが…実は私たちもよく分かっておりません。ミャンマーでは様々な民族がそれぞれの文化を大切にしながら暮らしています。そのため料理も多種多様。 そこでまず、デビットさんの出身地、ミャンマー北部カチン州の代表的な料理「カチンガーオウン」から紹介。「ガー」が魚で「オウン」が蒸し焼き。 中国とインドと国境を接するカチン州では、隣国の影響を受けているのか、山椒や八角、ターメリックやパクチーなどの香辛料を多く使うそうで、この料理の決め手も絶妙なスパイスの調合。魚をバナナの葉で包んで蒸し焼きにしています。米文化の北部ではご飯にぴったりの家庭料理。本来は竹筒の中に入れて蒸し焼きにするそうで、身体を温める効果があると言われています。 お次は、豚バラを皮付きでパリッと焼いた「ウエッナンターキン」。この「パリッと食感」がミャンマー人にはたまらないそうです。 本来は生後3ヶ月ほどの豚を丸ごと土の中に埋めてその上で炭火をおこし蒸し焼きにするそうです。この「豚を食す」というのもキリスト教徒が多い北部ならではで、仏教徒が多い南部では豚肉を食べない人も多いそうです。 また、注目して欲しいのが写真左下のソース。ミャンマー全土ではチリソースがメインですが、カチン風は酸味があってパクチーと胡麻がたっぷり。豚肉のジューシーさと良く合います。 貴重な子豚ゆえ結婚式など特別な時に振る舞われるのですが、親戚ご近所、あまりにみんなが大好きであっと言う間になくなってしまうため、家族でこっそり食べるのだとか…。 さてここからは紙面の都合もあり、全国的に食べられている料理を駆け足で紹介。 こちらは「ラペットゥ」。 半年くらい発酵させたミャンマーのお茶を干しえびやトマト、5〜6種類の豆とあえたサラダ。家庭料理でもありますが、冠婚葬祭の時は食材が別々に並べられ各自まぜながら、しかもデザートのように料理の最後に食べるそうです。私もヤンゴンで食べて大好きになった料理です。 こちらは空芯菜を炒めた「カズンユウエッジョー」。 今では大きなホテルでも出される料理ですが、もともとはあまり裕福ではない人たちが野生の空芯菜を摘んで売るか食べるかしていたそうです。 こちらはミャンマー風チキンカレー「チェッターペーヒン」(左)と牛肉の柔らか煮込み「アメーダーナッ」(右)。 「チェッターペーヒン」はふんだんに使われたひよこ豆が鉄分を多く含むということで、軍人は毎朝食べるそう。「アメーダーナッ」は牛肉がお箸で簡単にくずれるほどの柔らかさがポイント。前者の「ヒン」と後者の「ナッ」、実はお肉の煮込み具合の固さを表したもので、その違いをぜひご自身の口でご確認ください! 地域性を大切にしたミャンマー料理。まだまだご紹介したいのですが、ひとまず今回はここまで…。冒頭に述べた通り、次回はデビットさんに日本で驚いたこと、ミャンマーの未来に期待することなどをうかがいます。 ☆オリエンタルキッチン マリカ:JR高田馬場駅より徒歩5分/東西線高田馬場駅より徒歩1分 http://tabelog.com/tokyo/A1305/A130503/13099070/ --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)への参加方法(寄付または会員)はこちらです。 http://mfcg.or.jp/donation/ ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)の団体ホームページはこちらです。 http://mfcg.or.jp/ また、ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)のfacebook公式ページ もご覧ください。 http://www.facebook.com/mfcg.or.jp/ --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- |
Posted by
戸村
at 08:33