モニターツアー感想 長谷川の場合〜晴耕雨読に憧れたの巻〜 [2015年10月05日(Mon)]
皆さま初めまして、MFCG広報チームの長谷川です。このたびMFCGのモニターツアーに参加しミャンマーを初めて訪れました。 私はデザイナーの仕事をしていますが、医療関係の仕事に以前から興味があり、恩師に話をしたところ、こういう団体があるよと紹介して頂いたのでMFCGでした。代表名知の熱い思いとMFCGの活動理念に賛同し広報チームの一員としてお手伝いを始めました。活動を通していろいろなことを知るようになると、ミャウンミャの現場を観てみたいと考えるようになりました。そして現地訪問ツアーの話が出たときにその思いは現実のものとなりました。 今まで生きてきた中で一番美しい景色に圧倒されたミャンマーから日本に戻りはしましたが、最近まで気持ちが日本に帰国出来ませんでしたが、冷静に振り返りつつ書きましたので最後まで読んで頂けると嬉しいです。 ミャンマーに行く前は正直、名知や他の現地訪れた人たちの写真や話を聞いて貧困に苦しむ村の人たちのイメージが強かったです。言葉としての貧困とはどういうことだろうなどと考えいました。 私は貧困とは、「独りもがき苦しみながら這い上がれず人生に絶望する貧しさ」を貧困と感じています。 そしていざヤンゴン到着。最初はヤシで出来た家が貧しさの象徴の様に感じてました。 ヤンゴンからミャウンミャへ向けて走り出すと広がるのはヤシで出来た高床式の 家、木、家、木、家、川、池、家… 途中、水浴びを終えた子どもがすっぽんぽんで道を渡り、その後ろを洋服を持って追いかけるお母さん。 丸々太り、のんびり草を食む牛の親子や山羊のむれ。 家のすぐ横に流れる川に舟を浮かべて魚を捕るお父さん。 見渡す限りに広がる田園と、そのアクセントかの様にそびえるヤシの木。 全てがゴッホやゴーギャン、モルダウが頭で舞う様な感覚に陥る程の美しさで、 大らかな暖かさに満ちた風景でした。 さらに人が良い人過ぎる! わざわざ石鹸を取りに事務所へ行ってくれるレストランスタッフ、道を聞いて分からないと他の人呼びつけてなんとか教えてあげようとする人、、、 こちらの写真は無料で傘を直してくれたリペアショップのおじさん。(心も体型も太っ腹でした) 現地ミャウンミャの村へ巡回診療にも同行させて頂き、 2人の方のご自宅へお邪魔させて頂きました。ヤシと木で出来た高床式の家屋です。 正直に言いますが、ヤンゴンで入ったコンクリートの建物などは雨季のせいか少々カビ臭い感じもしました。 ところが巡回診療先の家屋は全然臭くないし、雨もあってか、何もしなくても涼しく快適でした。 日本の某ハウスメーカーだかが提唱している「微気候の家」というものがあります。 それは、家の設計や街づくりだけで夏は涼しく冬暖かく快適に過ごせる設計方法で、日本が 過去に置いてきてしまった技術でもあります。 まさに、ヤシの家は超合理的な微気候ハウスです。 (虫は多いですが・・・) 周りのヤシや池とのマッチ具合も非常に美しく、人々の生活丸ごと世界遺産にして欲しいくらい。むしろコンクリートの家の方がダサく見えました。 巡回診療の見学をさせて頂いた村は、手洗いや蚊の撲滅指導が進んでいる村だったため、みんな元気そうに見えました。 この村ではマラリアにかかっても対応する知識があったため、助かった人もいたそうでMFCGの活動が貢献しているのを知り嬉しくなりました。 そう、街を見ても、家を見ても、人を見ても私が想像したいた貧困に苦しんでいるよう人は見当たらなかったです。 健康についての知識と学校に行ったり、洋服を買うお金が生み出せる知識があれば、日本よりずっと幸せな環境になるんじゃないかな? 何も西洋みたいな街づくりや家作り、生活が正解ではない。 自分で望んだ未来が手に入る世界が一番裕福だなと、ミャンマーに滞在して感じました。 MFCGが支援している孤児院 MFCGミャウンミャ事務所で現地スタッフさんたちと記念の1枚です。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)への参加方法(寄付または会員)はこちらです。 http://mfcg.or.jp/donation/ ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)の団体ホームページはこちらです。 http://mfcg.or.jp/ また、ミャンマーファミリー・クリニックと菜園の会(MFCG)のfacebook公式ページ もご覧ください。 http://www.facebook.com/mfcg.or.jp/ --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- |
Posted by
亀山
at 07:04