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南麻布セントレホール アンサンブルシリーズ Vol.4[2016年10月25日(Tue)]

Music Dialogueによるセントレホールでのコンサートは、演奏者とお客様をステージで分けないため、息遣いが感じられるほどの至近距離で室内楽が楽しめると大好評。「クラシック音楽がこんなに生き生きと感じられたのは初めて」「演奏者と同じ空気感を肌で感じられるのが他には代えがたい魅力」と有り難い言葉を頂戴しております。

シリーズ第4回目のコンサートの前には、前回大反響をいただいた実況解説付きの公開リハーサルも開催します。指揮者としても世界的に活躍する大山平一郎シェフが、どのように美味しい音楽を調理してゆくのか、普段は公開しない「シェフ大山の秘密の音楽厨房」を皆さまに実況解説付きでご披露します。

今回取り上げる作品は、ドイツ音楽を代表する2つのピアノ四重奏曲。18世紀に活躍したモーツァルトと、19世紀に活躍したシューマンが、ピアノ四重奏曲(ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)のために残した作品が何故、数百年以上も愛され続ける傑作であるのか。公開リハーサルと本番を通して、シェフ大山が皆さまに分かりやすく紐解いていきます。
出演するのは大山の他、今後の日本を背負って立つような期待の若手ばかり。時代や世代を超えた音楽の旅に是非あなたも身をゆだねてみませんか?


【Music Dialogue 南麻布セントレホール アンサンブルシリーズ Vol.4】
〔日時〕2016年12月6日(火)19:00開演(18:30開場)
〔会場〕南麻布セントレホール 日比谷線広尾駅より徒歩6分
〔出演〕岩崎洵奈(ピアノ)
    藤田尚子(ヴァイオリン)
    大山平一郎(ヴィオラ)
    加藤文枝(チェロ)
〔曲目〕モーツァルト…ピアノ四重奏曲第2番 変ホ長調 K493
    シューマン……ピアノ四重奏曲 変ホ長調 作品47
〔料金〕一般4,000円 学生2,000円(お飲み物付) 当日精算
〔お申し込み〕https://goo.gl/lccH8Y
〔共催〕一般社団法人Music Dialogue
    サポートミュージックソサィエティ(SMS)
〔助成〕一般社団法人私的録音補償金管理協会(sarah)
〔お問合せ〕
 メール:info@music-dialogue.org
 お電話:03-5791-3070(SMS)

【公開リハーサル:「字幕で解説 〜音楽作りの現場から〜」】
音楽をより深く知り、味わうには音楽がつくられていく過程を間近で見るのが一番の近道です。リハーサルの内容がよくわかる実況解説をプロジェクターに投影しながら、室内楽の奥深い世界にご案内します!今回は素敵な旧園田高弘邸(吉村順三による設計)での開催になります。

〔日時〕2016年12月4日(日)13:00-14:30(開場:12:45)
〔会場〕旧園田邸(最寄り駅:自由が丘)
    (吉村順三による設計・登録有形文化財)
     ※場所の詳細はお申込み後にお送りいたします。
〔解説〕金子 鈴太郎(チェリスト)
    小室 敬幸(作曲家)ほか 
〔料金〕一般500円(当日精算)
    ※一般の方で6日の本公演にもお越しくださる場合は、
    コンサートの入場料を4,000円から3,500円に割引いたします。
〔お申し込み〕https://goo.gl/lccH8Y
       ※6日のコンサートと同時申込が可能です。




〜演奏者プロフィール〜

岩崎洵奈(ピアノ)
東京藝術大学卒業。ウィーン国立音楽大学大学院にてJ.イラチェック氏に師事。2010年第16回ショパン国際ピアノコンクールにおいてディプロマ賞受賞。審査終了後、審査員のマルタ・アルゲリッチ氏より賞賛を受ける。欧州、中東各地のリサイタルに出演。CHANEL Pygmalion Daysアーティスト。2015年CDデビュー。

藤田尚子(ヴァイオリン)
桐朋学園大学音楽部を卒業。武生国際音楽祭・ヴィオラスペース出演。桐朋学園大学オケ・8音楽大学合同オケ・小澤征爾音楽塾オケにて小澤征爾氏ら指揮のもとコンサートミストレスを務める。第1・2回アトリオン国際室内楽アカデミー修了。2015年より東京フィルハーモニー交響楽団委託契約団員を務める。

大山平一郎(ヴィオラ)
英国のギルドホール音楽学校を卒業。1979年にLAフィルの首席ヴィオラ奏者に任命さ れた後、同楽団の副指揮者に任命 される。現在、サンタバーバラ室内管弦楽団音楽監督、CHANEL Pygmalion Days 室内楽シリーズアーティスティック・ディレクター、Music Dialogue 代表。

加藤文枝(チェロ)
東京芸術大学、同大学大学院卒業。学内にて安宅賞、アカンサス音楽賞、三菱地所賞受賞。パリ市立音楽院を卒業。第8回ビバホールチェロコンクール第1位。第7・8回東京音楽コンクール弦楽部門第2位。FLAME国際コンクール第3位。平成23年度京都市藝術文化特別奨励者。ロームミュージックファンデーション奨学生。CHANEL Pygmalion Days アーティスト。
Music Dialogue@MOMAT「主題と変奏 ― トーマス・ルフ展によせて」[2016年09月21日(Wed)]

 去る9月11日に、東京国立近代美術館で「主題と変奏 ― トーマス・ルフ展によせて」と題したコンサートを開催しました。

 東京国立近代美術館での演奏会は2月に続き、ニ回目。今回は、美術館で催されいる展覧会「トーマス・ルフ展」の関連イベントとして開催しているため、演奏の前に弊団体理事でもある小川敦生さん(美術ジャーナリスト/多摩美術大学美術学部芸術学科教授)がレクチャーを行いました。

 「変奏は楽しい」という切り口で、美術における「変容」の楽しみ方、「変容」という目線でみたルフの作品について、分かりやすく解説していただいた上で、今度は音楽の「変奏」へバトンタッチ。

 演奏の前半はモーツァルト、ブラームス、ウェーベルンと、18世紀から20世紀にかけてウィーンの音楽家を通して変奏曲の移り変わりを聴いていただき、後半ではチャイコフスキーの作曲した30分近くある変奏曲、ピアノ三重奏曲から第2楽章をお聴きいただきました。演奏してくださったのは、ヴァイオリンの水谷晃さんと直江智沙子さん、チェロの金子鈴太郎さん、ピアノの永野光太郎さん、そして弊団体のアーティスティックディレクターであるヴィオラの大山平一郎です。

 演奏の後は、恒例の「ダイアローグ」の時間。短い時間ではありましたが、演奏家や聴衆の皆さまから自由闊達な対話が繰り広げられ、色んな角度から「変奏は楽しい」を実感いただいたようでした。


(撮影:平舘 平
写真の呪縛から解き放たれた写真とは〜トーマス・ルフの世界を覗く[2016年08月31日(Wed)]
 「大きい!」
 折りたたまれた状態から広げるとポスター大になる「トーマス・ルフ展」(東京国立近代美術館)のパンフレットを見た知人が、こんな声を上げた。思わず、叫んだのだ。トーマス・ルフ(1958年生まれ)は、写真を表現の主体にしたドイツのアーティストだ。

 確かに、バストアップの女性像が大写しになった写真作品をあしらったそのパンフレットは、普段自分たちが撮って楽しんでいる人物写真とはちょっと違った印象を放っていた。

 ルフは「ポートレート」と題されたシリーズで友人を撮った写真を作品として発表した時に、写真の大きさがもたらす鑑賞者の意識の違いに気づいたという。24☓18センチという常識的な<Tイズの作品を展示した時には、見た人は「これは誰それだ」と写った人物のことを話題にした。ところが巨大に引き伸ばした写真を展示すると「これは誰それの巨大な写真だ」と、写真そのものに対して興味を持つようなったというのだ。

 東京国立近代美術館では、210☓165センチという巨大なサイズの写真作品が、最初の部屋で数点展示されている。パンフレットにもその中の1枚を使っていた。実は、ルフの作品はこれまでにも見たことがあったので、展示室で見た時には、パンフレットを見た知人のような驚きはなかった。それでも、大きさは見る自分に絶対的なインパクトを与えながら覆いかぶさってきた。

 パンフレットの話に戻れば、グラフィックデザインを担当したデザイナーは、ポスター大にすることでルフの真意を伝達できると考えて、わざわざ折りたたんだものを広げる仕様のパンフレットにしたのではあるまいか。

 ルフの作品には、なぜこの風景を魅力的に感じるのか? と疑問に思わせるような不思議な魅力を持っているものも多い。何の変哲もない建物を、常人が思いつきそうなアングルで撮っているだけのように見えるのに、なぜか画面に引き込まれる。テレビ番組で宇宙のことなんかたくさん知っているはずの現代人に、銀河が写った宇宙や土星などの写真を提示して、異空間に自分が出かけたのような気分にさせてくれることもある。

 コンピューターを駆使するなどして多様な表現をするルフを象徴するのは、「jpeg」という名のシリーズだろう。圧縮されたデジタル写真の画像の持つ粗さを、魅力に転化しているのだ。たとえば911テロの事件現場を写した写真は、あえて低解像度にした写真を大きく引き伸ばして見せている。写っているビルなどの描写がとにかく粗く、カクカクとした上にかなりぼけている。ノイズ≠ノ満ちた画像だ(実際、圧縮画像特有のこの現象は、「ブロックノイズ」と呼ばれている)。たとえば雑誌にこの写真を載せるとすれば、編集者やグラフィックデザイナーは解像度の高い写真との差し替えをカメラマンに要求するだろう。ところが、ルフの作品では、低解像度による粗さが、近代以降の画家の筆跡を想起させるようなタッチ≠作り出している。

 ルフのもう一つの特徴は、自分でシャッターを押すのにこだわらないことだろう。雑誌やインターネットに掲載されたもの、さらには火星探査機などが撮影した写真をもとに表現する。その際に、元の写真を変容≠ウせることによって、新たな魅力を付加する。ヌード写真やアニメなどの画像がずいぶんと姿を変えて登場するのだ。ここで、変容≠ェキーワードになる。変容≠ヘ、鑑賞すること自体が楽しい。モチーフをどう変容≠ウせるかは、絵画でも重要。そこに画家の個性が表れる。たとえば、ピカソが描いた《泣く女》という絵を見て、モデルとなった女性の顔をリアルに想像できる人はほぼいないだろう。

 音楽でも同じである。音楽作品には「変奏曲」というジャンルがある。元の旋律を変容させることによって、鑑賞者は思ってもみない美しさを体験することになる。変奏は元の旋律がないと生まれない。いわば元の作品は「母」である。「子」はある時には母の生き写しのように、しかしある時には同じ遺伝子を感じさせないほど奔放に育つ。だから、変奏だけを聴いていると、元がどんな旋律だったのか、想像がつかないような例も多い。

 「広告写真はすべてウソ」というルフの指摘が痛快だった。「写真におけるイメージの操作をどう思うか」という記者会見の席上での質問に答えた中で出てきたものだ。広告写真で女優の肌を美しく修正するなどは当たり前。おそらく多くの人が知っている事実である。そもそも「写真は(歴史に登場した)最初から操作されていた」とルフは話す。写真も人間が意識をもって撮れば何らかの意図が入るものだ。加えて近年は、普及が著しいスマートフォンにも撮った写真を加工できる機能がおおむね備わっているので、プロでなくても修正は簡単。もはや「写真」は「真を写す」ものとはいえない時代に突入している。

 それでも、写真というメディアは被写体を比較的忠実に写す機能を持っているために、これまでは再現性に重きが置かれることが多かった。もちろん写真家の個性は発揮され、それが魅力となるのだが、あくまでもメディアとして、写っているのが何かを伝えることが優先されてきたのだ。ルフの面白さは、変容≠ネどによって、そうした写真の呪縛から解き放たれたことにありそうだ。

 最後に一つ。巨大だったり粗かったりという言葉からはルフの表現に大ぶりな印象を持つかもしれないが、それぞれの作品は極めて丁寧、精緻に仕上げられている。だからこそ美しさが際立つのだろう。
(多摩美術大学芸術学科教授 小川敦生)
 
展覧会情報:「トーマス・ルフ」展
 東京展:2016年8月30日〜11月13日、東京国立近代美術館(東京・竹橋)
 金沢展:2016年12月10日〜2017年3月12日、金沢21世紀美術館(金沢市)

====================================
 Music Dialogue@MOMAT「主題と変奏-トーマス・ルフ展によせて」

〔日 時〕
 2016年9月11日(日)13:00開演

〔会 場〕
 東京国立近代美術館 地下講堂

〔出演者〕
 ピアノ:永野光太郎、ヴァイオリン:水谷晃、直江智沙子、
 ヴィオラ:大山平一郎、チェロ:金子鈴太郎 
 ゲストスピーカー:小川敦生(美術ジャーナリスト/多摩美術大学美術学部芸術学科教授)

〔プログラム〕
 モーツアルト………弦楽四重奏曲第15番 二短調 K421から第4楽章
 ブラームス…………弦楽四重奏曲第3番 変ロ長調 Op.67から第4楽章
 ウェーベルン………ピアノのための変奏曲,Op.27
 チャイコフスキー…ピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出に」から第2楽章
 お客様とのダイアローグ  

〔入場料金〕
 一般4,000円/学生2,000円
 ※Music Dialogueチケット半券提示で、トーマス・ルフ展の当日券
  (美術館の窓口販売に限る)を購入時に200円引きします。
  先に定価で展覧会を鑑賞した方は、Music Dialogue会場での半券提示で、
  現金200円をお返しします。

〔お申込み〕
 https://goo.gl/RKjuFt

〔主  催〕
 一般社団法人Music Dialogue

〔助  成〕
 一般社団法人私的録音補償金管理協会(sarah)

〔協  力〕
 カワイ音楽振興会

〔お問合せ〕
 info@music-dialogue.org
【演奏会のお知らせ】Music Dialogue@MOMAT「主題と変奏-トーマス・ルフ展によせて」[2016年08月13日(Sat)]

美術と音楽をめぐる「主題と変奏・変容」
〜トーマス・ルフは何を変容させたのか?〜


 「写真を西洋絵画の歴史に例えると、まだ“中世レベル”」と語る、写真家トーマス・ルフ。現代美術の先駆者であるマルセル・デュシャンに大きな影響を受けながら、「写真」のさまざまな可能性を切り開きました。レディメイドというコンセプトで、デュシャンが既成の工業製品を全く新たな作品として見立てた「泉 Fountain」のように、ルフが撮影する対象そのものは目新しくなくとも、鑑賞者には新たな体験をもたらすのです。

 このように既存の「主題」を新たな視点で描き直す「変容」は、美術の歴史上、何度となく繰り返し行われてきたものであると同時に、音楽の分野でも「主題と変奏」という形態で、西洋芸術のなかでジャンルを問わず、根幹に位置するものとして大きな役割を果たしてきました。 

 本コンサートでは、専門家のレクチャーと様々な楽曲の演奏を通じて、美術と音楽で共通する「変奏・変容」の魅力をひもとき、ルフが作品上で試みた革新的な「変容」とモーツァルトやブラームスなどによる変幻自在な「変奏」を楽しんでいただきます。


Music Dialogue@MOMAT
「主題と変奏-トーマス・ルフ展によせて」


〔日 時〕
 2016年9月11日(日)13:00開演

〔会 場〕
 東京国立近代美術館 地下講堂

〔出演者〕
 ピアノ:永野光太郎、ヴァイオリン:水谷晃、直江智沙子、
 ヴィオラ:大山平一郎、チェロ:金子鈴太郎 
 ゲストスピーカー:小川敦生(美術ジャーナリスト/多摩美術大学美術学部芸術学科教授)

〔プログラム〕
 モーツアルト………弦楽四重奏曲第15番 二短調 K421から第4楽章
 ブラームス…………弦楽四重奏曲第3番 変ロ長調 Op.67から第4楽章
 ウェーベルン………ピアノのための変奏曲,Op.27
 チャイコフスキー…ピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出に」から第2楽章
 お客様とのダイアローグ  

〔入場料金〕
 一般4,000円/学生2,000円
 ※Music Dialogueチケット半券提示で、トーマス・ルフ展の当日券
  (美術館の窓口販売に限る)を購入時に200円引きします。
  先に定価で展覧会を鑑賞した方は、Music Dialogue会場での半券提示で、
  現金200円をお返しします。

〔お申込み〕
 https://goo.gl/RKjuFt

〔主  催〕
 一般社団法人Music Dialogue

〔助  成〕
 一般社団法人私的録音補償金管理協会(sarah)

〔協  力〕
 カワイ音楽振興会

〔お問合せ〕
 info@music-dialogue.org

―――――――――――――――――――――――――――――
【トーマス・ルフ展】 http://thomasruff.jp/event/
〔開催期間〕2016年8月30日(火)〜11月13日(日)
〔会場〕東京国立近代美術館
〔主催〕東京国立近代美術館、読売新聞社、ぴあ、WOWOW
―――――――――――――――――――――――――――――

〔演奏者プロフィール〕
水谷晃(ヴァイオリン)
桐朋学園大学を首席で卒業。ヴァイオリンを小林健次氏、室内楽を原田幸一郎・毛利伯郎の各氏と東京クヮルテットに師事。在学中Verus String Quartetを結成し、第57回ミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門で第三位入賞。2013 年4 月より東京交響楽団コンサートマスター。

直江智沙子(ヴァイオリン)
桐朋学園大学を卒業。小澤征爾音楽塾、宮崎国際音楽祭、水戸室内管弦楽団、JT室内楽シリーズ、東京のオペラの森、サイトウキネンフェスティバル松本、プロジェクトQなどに参加。徳永二男氏に師事。現在神奈川フィルハーモニー管弦楽団第2バイオリン首席奏者。

大山平一郎(ヴィオラ)
米国サンタバーバラ室内管弦楽団音楽監督兼常任指揮。Music Dialogue 代表。桐朋学園音楽高校卒業後、英国のギルドホール音楽学校を卒業。1979 年にジュリーニ率いるロスアンジェルス交響楽団の首席ヴィオラ奏者に、その後同楽団の副指揮者に任命される。1999年から5年間、九州交響楽団の常任指揮者、2004年から4年間、大阪交響楽団首席指揮者。2003年に30年にわたりカリフォルニア大学教授職。

金子鈴太郎(チェロ)
桐朋学園ソリスト・ディプロマコースを経て、ハンガリー国立リスト音楽院に学ぶ。2004 年松方ホール音楽賞大賞受賞。2003 年から大阪交響楽団特別首席チェロ奏者。現在は、各オーケストラにゲスト首席として招聘されるほか、トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ首席チェリスト、Super Trio 3℃、長岡京室内アンサンブル各メンバー。

永野光太郎(ピアノ)
ダン・タイ・ソン、クラウディオ・ソアレスの各氏に師事。第2回オーストラリア国際ショパンピアノコンクールにおいて第1位、併せて聴衆賞を受賞。第2回ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ記念国際ピアノコンクール第2位、併せてショパンのノクターン賞を受賞。東京ピアノコンクール第1位。

〔Music Dialogue(ミュージックダイアローグ)とは〕
様々な「対話 dialogue」を通じて、室内楽から得られる深い喜びをより広い方々に知っていただくことをミッションとする一般社団法人です。世界的指揮者でありヴィオラ奏者である大山平一郎が芸術監督を務めています。
Music Dialogueは大山を中心にした質の高い室内楽のコンサートをお客様に提供するだけでなく、作曲家や奏者の意図・内面性を聴衆の皆さまにもより深く共有していただくために、作品を通じた作曲家と演奏家との「対話」、演奏家同士の「対話」に加えて、演奏を聞いていただく方々とも「対話」の機会を設けています。
また、様々な異分野で活躍する方々との対話(コラボレーション)を行うことで、新しい室内楽の楽しみ方を提供しています。加えて、私たちはそうした室内楽の普及に加え、国内の若い音楽家を世界一流の音楽家へと育てる活動にも取り組んでいます。若き才能を育てるためにも「対話」は必要不可欠です。
こうした内・外を向いた「対話」をミッションに掲げる私たちの活動は多岐にわたり、演奏場所も音楽専用ホールにとどまらず、美術館や歴史的建造物、ホテルといった、より手軽に対話を楽しむことができる場所を選んで活動を行ってきました。そうした活動は社団法人発足から二年半を経て、少しずつ広がっています。
ウェブサイト:http://www.music-dialogue.org/
Music Dialogue in Kyoto vol.2が終演しました[2016年06月13日(Mon)]
昨晩のMusic Dialogue in Kyoto vol. 2には多くのお客様にご来場いただき、本当に皆さんの気持ちがつながるような時間をもつことができました。

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多くのお客様から、こんな至近距離で演奏を聴けたのは初めてで、音楽が本当に対話で成り立っていることが実感できたというコメントをいただきました。

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また、円形で演奏したことで、音楽が真ん中から上に立ち上っていく感覚があった、など、色々なことを感じてくださったのだなぁと。

演奏者たちも、この全てが近くつながっている感覚を楽しみながら本当に素晴らしい演奏をしてくれました。

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昨年、Music Dialogueとして京都で継続的に企画を作っていきたいという無謀なご相談をさせていただいた時からずっと応援してくださっているハイアットリージェンシー 京都の皆さまが演奏に感動してくださったことが本当にうれしかったです。

そしてこの企画の実現に多大なるご協力をいただいたシャネル ネクサスホールの皆さまに心から感謝いたします。

南麻布セントレホール アンサンブルシリーズ vol. 3[2016年05月31日(Tue)]
20160527_13-2_s.jpg 今後が期待される若手奏者が、異なる世代の音楽家との共演を通して、室の高い室内楽の演奏を経験することを目的としたセントレホール アンサンブルシリーズ。このシリーズも第3回目となりました。

 今回は20代半ばのお二人、既に何度かMusic Dialogueのコンサートに出演しているヴァイオリンの藤田尚子さんと、初登場となるチェロの諸岡拓見さんが、楽聖ベートーヴェンが同じ年頃に手がけた作品に取り組みました。共演してくださるのは、上野学園大学で教鞭をとる今野尚美さんと、Music Dialogue音楽監督の大山平一郎です。

 まず最初に演奏したのは「弦楽三重奏曲 変ホ長調,Op. 3」からの抜粋(第1, 2, 4 & 6楽章)。リハーサルでは大山から飛んでくる檄に必死に食らいつく若手の2人でしたが、本番では大変堂に入った演奏を聴かせてくれました。

20160527_19-3_s.jpg 続いてはピアノが加わり「ピアノ四重奏曲 変ホ長調,Op. 16」を演奏。初演ではベートーヴェン本人が演奏し、作曲技術だけでなく自分の演奏技術をアピールするために書かれているという側面もあるためピアノの比重が高いのですが、大山さんの助言を受けながら、ピアニストの今野さんは力強さと美しさを兼ね備えた演奏を披露。若手2人も、時にピアノのサポート、時に自分が主役に…と、見事に弾きこなしていきました。

 休憩を挟んで、恒例のお客さまとアーティストによるダイアローグ。会場のお客さまからは「(音以外の表情なども含めて)どこまでが音楽なのか?」といったような哲学的な質問も飛び出し、アーティスト側も普段以上に回答に力がはいり、会場が良い雰囲気に包まれました。

20160527_39-2_s.jpg また今回は特別に、様々な国からの留学生6名をご招待しました。終了後のレセプションでも色々な方と交流されたりと、また違ったダイアローグがなされる場になりました。

 次回のセントレホールは12月6日(火)に、モーツァルトとシューマンのピアノ四重奏を取り上げます。どちらも、数多くの作曲家が手がけた「ピアノ四重奏」のなかで最高峰に位置する作品ですので、お楽しみに。
公開リハーサルを開催しました!(2016年5月24日、南麻布セントレホールにて)[2016年05月26日(Thu)]
公開リハーサルは楽しいですね。練習の途中でみるみる演奏が変わり、音楽が生き物であることがよく分かるからです。

一昨日、東京・港区にある南麻布セントレホールで聴いたのは、今月27日にこの小さなホールで開催されるMusic Dialogue(MD)主催公演のリハーサル。午後からベートーヴェンの弦楽三重奏曲(客席は主催者関係者のみ)、夕方以降は同じくベートーヴェンのピアノ四重奏曲(こちらは有料で公開)というスケジュールでした。

ヴァイオリニストの藤田尚子さん、チェリストの諸岡拓見さん、ピアニストの今野尚美さんは若手気鋭の奏者たち。ベテラン・ヴィオリストの大山平一郎さん(MD音楽監督)が加わってアンサンブルの極意を伝授するという、意味深なリハーサルです。

26-1.jpg

どちらの曲も、合わせる練習はこの日が初めて。まずは弦楽三重奏曲。冒頭から本番のテンポでどんどん攻めてきます。結構難度の高い曲だと思うのですが、第一線のプロとして通用する演奏技術を持ち合わせているメンバーばかりなので、最初から淀みなく音楽が流れます。しかし、大山さんはある時から随所で演奏を止めて、さまざまな言葉を繰り出します。

「ここ、フラットが4つあるけど、この調(変イ長調)には、どんな意味があるか、知ってます?」

客席で聴いている者も含めて、誰も答えられません。

「お母さんが大切に包み込んで守ってくれる。そんな調なんですよ。ベートーヴェンの気持ち、分かりますか?」

そして再び演奏が始まると、音楽がとても柔らかくなっているのです。ただ「柔らかく」と言われて弾き直すのとは、おそらく違う。柔らかさの種類にもいろいろあるからです。

ある部分では「ここはこう弾いているからちょっと聴いてみて」と大山さん。短いフレーズなのに、硬い部分と軽い部分があり、変化に富んでいることに感心させられます。音楽室にかかっているベートーヴェンの肖像画を思い浮かべると、音楽もすべからく硬そうなのに、実は変幻自在に表現できる旋律を巧みに織り込ませた曲を作っていたんだなと改めて気づかされました。そして始まった3人の合わせでは、表現の豊かさが倍増していました。


ピアノ四重奏曲では、ピアノだけが展開する部分にも大山さんの効果的なアドバイスがありました。


「ここは先にあるこの部分のことを考えてクレッシェンドの仕方を工夫してみてください」


ここでは、音楽の構築性が倍増していました。
まるで子どもの成長を見るような楽しみが、リハーサルの場にはありました。(Music Dialogue理事:小川敦生 )

◎明日27日に開催される南麻布セントレホールでのコンサートの詳細はこちらです
http://blog.canpan.info/music-dialogue/archive/69

※写真はベートーヴェンのピアノ四重奏曲のリハーサル風景。奏者の笑顔が物語っている通りの和やかな時間の中で練習が進みました(2016年5月24日、南麻布セントレホール)
6月12日 Music Dialogue in Kyoto Vol.2[2016年05月16日(Mon)]
関西での第二回目の演奏会のご案内です!今回は6/12にハイアットリージェンシー京都にて開催されます。注目すべきは世界的アーティストたちと日本の若きライジングスターとの共演です。元東京カルテットのマーティン・ビーヴァー、イギリスのアカデミー室内管弦楽団の首席チェリストを務めるスティーヴン・オートンといった世界のトッププレーヤーに加わるのは、若干22歳の日本の大学生。熟成された音楽と若さ溢れる音の共演をお楽しみください。


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【Music Dialogue in Kyoto Vol.2】

〔日時〕2016年6月12日(日)17:30開演(16:30開場)
〔会場〕ハイアット リージェンシー 京都
    JR京都駅よりタクシーで5分
    京阪電車七条駅より徒歩5分
    http://kyoto.regency.hyatt.com/ja/hotel/our-hotel/map-and-directions.html?icamp=propMapDirections
    コンサート:ロビーフロア(1階) ボールルームI
    レセプション:ロビーフロア(1階) ギャラリー

    (※終演後に別途、アーティストを交えたレセプションを開催します。)

〔出演〕マーティン・ビーヴァー、ポール・ホアン(ヴァイオリン)、
    大山平一郎、田原綾子(ヴィオラ)、
    スティーヴン・オートン(チェロ)

〔曲目〕ブラームス: 弦楽五重奏曲第2番 ト長調 Op. 111
    ドヴォルザーク: 弦楽五重奏曲第3番 変ホ長調 Op. 97

〔料金〕コンサート 5,000円(学生1,000円)
    レセプション参加費 7,000円 <限定30名様> ※一般・学生共通価格    

〔お申込〕https://pro.form-mailer.jp/fms/aec3f8fa45980

〔主催〕一般社団法人Music Dialogue
〔協賛〕ハイアット リージェンシー 京都
〔協力〕シャネル・ネクサス・ホール

〔お問合せ〕info@music-dialogue.org



【出演アーティストのプロフィール】

◆Martin Beaver マーティン・ビーヴァー(ヴァイオリン)
2002年から2013年まで世界的に有名な東京カルテットの第1ヴァイオリンとして活躍。ニューヨークのカーネギーホール、東京のサントリーホール、シドニーオペラハウスをはじめ世界各地の主要コンサートホールで演奏し、国際的な評価を得て、全世界で絶賛される。独奏会、合奏会など南北アメリカ、ヨーロッパ、アジア各地で演奏活動を展開し、室内楽では、レオン・フライシャー、リン・ハレル、ピンカス・ズーカーマンなどの演奏家と共演。ヴィクトル・ダンチェンコ、ジョセフ・ギンゴールド、ヘンリク・シェリングの各氏に師事。ベルギー・エリザベート王妃国際音楽コンクール、モントリオール国際音楽コンクール、インディアナポリス国際ヴァイオリンコンクールにて入賞。最近ではイェール大学音楽院のレジデンス・アーティストを経て、現在ロサンゼルスの音楽学校コルバーンスクールの教授としてヴァイオリンの指導に当たるとともに、弦楽室内楽の共同ディレクターを務める。使用楽器は1789年製のニコラ・ベルゴンツィ。

◆Paul Huang ポール・ホアン(ヴァイオリン)
台湾系米国人ヴァイオリニスト。2012年のヤング・コンサート・アーティスツ(YCA)シリーズにてニューヨークおよびケネディ・センターでリサイタルデビューを飾り、高い評価を受ける。ケネディ・センターでのデビュー演奏会について、ワシントンポスト紙は「ホアンは間違いなく、輝かしいキャリアが期待できる才能あるアーティスト」と称賛。2013年にはニューヨークタイムズ紙が、アリス・タリー・ホールでのセントルークス管弦楽団との共演について「バーバーのヴァイオリン協奏曲を見事な解釈で演奏」と絶賛した。台湾生まれ。14歳からジュリアード音楽院にてヒョー・カン、リー・イーハオ両氏に師事。2009年に台湾の奇美文化財団芸術賞を受賞した他、ジュリアード音楽院のコブナー奨学金を受賞している。使用楽器は、シカゴのストラディヴァリ協会の厚意により貸与された、ヴィエニャフスキが使用していた1742年製のグァルネリ・デル・ジェス・クレモナである。

◆Heiichiro Ohyama 大山平一郎(ヴィオラ)
米国サンタバーバラ室内管弦楽団・音楽監督兼常任指揮。シャネル・ピグマリオン・デイズ・室内楽シリーズ・アーティスティック・ディレクター。Music Dialogue代表。桐朋学園音楽高校卒業後、英国のギルドホール音楽学校を卒業。米国インディアナ大学でも研修。1972年から室内楽の分野で、活動を開始(マルボロ音楽祭・サンタフェ室内音楽祭・ラホイヤ・サマーフェスト)。1979年にジュリーニ率いるロスアンジェルス交響楽団の首席ヴィオラ奏者に任命され、1987年にプレヴィンから同楽団の副指揮者に任命される。1999年から5年間、九州交響楽団の常任指揮者、2004年から4年間、大阪交響楽団首席指揮者。2003年に30年にわたるカリフォルニア大学教授職を終える。2007年から3年間、ながさき音楽祭音楽監督を歴任。2005年に“福岡市文化賞”、2008年に文化庁”芸術祭優秀賞”、2014年にサンタバーバラ市の“文化功労賞”を受賞。

◆Ayako Tahara 田原綾子(ヴィオラ)
1994年、神奈川県出身。第11回東京音楽コンクール弦楽部門第1位及び聴衆賞を受賞。第9回ルーマニア国際音楽コンクール弦楽器部門第1位併せて全部門最優秀賞、ルーマニア国立ラジオ局賞を受賞。NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」、NHK-BSプレミアム「クラシック倶楽部」、今井信子氏推薦による大阪ザ・フェニックスホール主催の演奏会、JTが育てるアンサンブルシリーズ、宮崎国際音楽祭、ル・ポン国際音楽祭等の他、多数の室内楽演奏会に出演。東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団と共演。2015年度宗次エンジェル基金/日本演奏連盟国内奨学生、ロームミュージックファンデーション奨学生。これまでにヴァイオリンを橋本都恵、井上淑子、ヴィオラを鈴木康浩、室内楽を原田幸一郎、毛利伯郎、三上桂子の各氏に、現在は岡田伸夫、藤原浜雄の各氏に師事。桐朋学園大学音楽学部4年に在学中。

◆Stephen Orton スティーヴン・オートン(チェロ)
イギリスノース・ヨークシャーのリポンに生まれる。ギルドホール音楽演劇学校にてウィリアム・プリースに師事する。ボーンマス・シンフォニエッタとシティ・オブ・ロンドン・シンフォニアにて首席チェリストを務め、過去10年にわたりDelméQuartetのメンバーとしても活動した。またロンドン交響楽団とフィルハーモニア管弦楽団のゲスト首席チェリストを務めていたほか、室内楽奏者としても幅広い経験を積んでおり、特にチリンギリアン・カルテットとはシューベルトの弦楽五重奏曲を頻繁に演奏している。1985年9月にはアカデミー室内管弦楽団の首席チェリストに任命され、同オーケストラと数々の協奏曲を共演した他、世界中をまわり数多くのレコーディングを行う。2013年からチリンギリアン・カルテットのメンバーとなった。
音楽家の職場見学!? 公開リハーサルの魅力[2016年05月15日(Sun)]
_DSC5636_(c)_small.jpg クラシック音楽に馴染みがない人にとって、オーケストラが違うと演奏の質が異なってくるのは分かっても、なぜ音を出さない指揮者がそれほどまでに大きな役割を果たしているのかがピンとこない……なんて話を度々耳にします。クラシック音楽がお好きな方にとっては、指揮者が何より重要なことはよく知っていることなのですが、それが分かりづらいのは何故なのか?それは、指揮者の仕事の大部分は――ある意味で――本番前までに殆ど終了しているからでしょう。もちろん本番でも練習以上の結果を出せるかどうかがかかっているわけですから、本番での指揮が重要なことに変わりはありません。しかし、「リハーサル」までによい準備ができていなければ、本番でよいパフォーマンスが出来る可能性は下がってしまうわけですから、指揮者の仕事の大部分は「本番以前」に終わっているといえるのです。

 では、本番以前にどんなことをしているかというと、大きく2つに分けられます。「個人での読譜(と練習)」と「リハーサル」です。これは、室内楽のリハーサルでも変わりません。リハーサルの前に、今回演奏する楽譜を読み込みながら、どのように演奏すべきなのかを考えながら練習をしてゆきます。オーケストラの場合は、基本的に指揮者に主導権がありますから、指揮者が楽団側に嫌われたりしない限りは(!?)、指揮者の意向通りに音楽作りが進められます。

 それに対して、室内楽の場合は基本的に全員平等に発言権があります。もちろんベテランの音楽家と若手の音楽家がいれば、ベテランが主導権を握るでしょう。しかし、指揮者とオーケストラのような関係にはならず、基本的には一音楽家同士として、ディスカッションを繰り返しながら、より良い音楽を求めて「合わせ」を重ねてゆくのです。
 
 だから、リハーサルを覗くということは、普段は公開していない職場を公開する「職場見学」や「工場見学」のようなものなのです。そう思うと、リハーサルを覗けるってワクワクしてきませんか? でも同時に、音楽に詳しくなかったら「工場見学」しても、結局は何が何だかわからないんじゃないかと思われるかもしれません。例えば、テレビで放送される「工場見学」は、音声やテロップで説明がつくから理解できるし、面白さが増すというものです。
 
 そこで今回の公開リハーサルでは、業界初かもしれない試みとして、リハーサルの公開中に「読む副音声」を同時におこないます。リハーサル中に喋りながら解説できれば一番なのですが、それでは「音を扱う音楽家たちの職場」の邪魔をしてしまうことになるので難しい。なので、今回はLINE(テキストチャット)を使用して、専門家による「読める副音声」をスクリーンに映し、誰でもリハーサルを堪能できるように致します。是非、この貴重な機会をお見逃しなく!
 
⇒公開リハーサルの情報はこちら
【特別企画:業界初!?「読む副音声つき公開リハーサル」】

〔日時〕2016年5月24日(火)18:00-19:30(17:40開場)
〔会場〕南麻布セントレホール
〔曲目〕ピアノ四重奏曲 変ホ長調, Op.16
〔料金〕一般500円(学生無料)当日精算
    ※一般の方で27日の本公演もお越しくださる場合は、
     コンサートの入場料を3,500円から3,000円に割引いたします。
〔お申し込み〕https://goo.gl/lccH8Y
       ※27日のコンサートと同時申込が可能です。

⇒本公演の情報はこちら
【南麻布セントレホール アンサンブルシリーズ Vol.3】

〔日時〕2016年5月27日(金)19:00開演(18:30開場)
〔会場〕南麻布セントレホール 日比谷線広尾駅より徒歩6分
    http://www.centre-hall.com/access.html
〔出演〕今野 尚美(ピアノ)
    藤田 尚子(ヴァイオリン)
    大山 平一郎(ヴィオラ)
    諸岡 拓見(チェロ)
〔曲目〕ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
    弦楽三重奏曲 変ホ長調, Op.3 より抜粋
    ピアノ四重奏曲 変ホ長調, Op.16
〔料金〕一般3,500円 学生2,000円(お飲み物付)当日精算
〔お申し込み〕https://goo.gl/lccH8Y

〔共催〕一般社団法人Music Dialogue
    サポートミュージックソサィエティ(SMS)

〔お問合せ〕
 メール:info@music-dialogue.org
 お電話:03-5791-3070(SMS)
若きベートーヴェンが大作曲家になるまで @[2016年05月13日(Fri)]
Thirteen-year-old_Beethoven.jpg 今回、セントレホールアンサンブルシリーズで取り上げるのはベートーヴェンが20代で作曲した2つの室内楽「弦楽三重奏曲 (変ホ長調,作品3)」と「ピアノ四重奏曲 (変ホ長調,作品16)」です。神童として幼きうちからその名を轟かせたモーツァルトに対し、ベートーヴェンはいつから真の天才になったのでしょうか。

 モーツァルトはわずか17歳で余りにも有名な、あの交響曲第25番を作曲しています。それに比べ、ベートーヴェンの初期の代表作として名高いピアノソナタ第8番《悲愴》が書かれたのは彼がやっと28歳になったときです。これだけをみると、ベートーヴェンの才能が発揮されたのは20代後半からのように思われるかもしれません。しかし実際は、既に20代前半からベートーヴェンは個性を発揮し、後の大作曲家への道を歩みだしていたのです。

 祖父、父ともに音楽家という一家に生まれ、家庭内で音楽の手ほどきをうけた幼きベートーヴェンは、7歳でコンサートを開き、更には13歳で作曲を師事していた師匠に「第二のモーツァルトになるのは間違いない」と断言されるほどの才能をみせました。その後も順調に成長をみせたベートーヴェンは22歳の時に、ハイドン(当時60歳で既に巨匠として名声を得ていた)に才能を見出され、弟子にしてもらえることになったため、翌年ベートーヴェンは遂にウィーンに移り住むことになります。今回演奏される2つの作品は、こうしてウィーンに活動の拠点を移してから作曲されたものなのです。

 当時のウィーンで音楽家が生きていくためには、貴族のサロンで気に入られる必要があったため、当時の流行りを踏襲しつつ作曲する必要がありました。「弦楽三重奏曲 (変ホ長調,作品3)」は、当時流行していた「嬉遊曲(ディベルティメント)」のスタイルで作曲されており、様々な雰囲気からなる全6曲で構成されています(今回のコンサートでは、そのうちの4曲を抜粋)。

 嬉遊曲との名の通り、本来このスタイルは気軽に楽しめる音楽が多いのですが、ベートーヴェンがモデルにしたのは事もあろうにモーツァルトが晩年に作曲した全曲で40分以上もあるディベルティメントだったのです。若きベートーヴェンが、既に大家であったモーツァルトに負けない作品を作ろうとしていたことが想像されて、微笑ましいですね。

(※ちなみに画像は、13歳のベートーヴェンの肖像です。意外と可愛らしいときもあったようですね。)
 
 
【南麻布セントレホール アンサンブルシリーズ Vol.3】

〔日時〕2016年5月27日(金)19:00開演(18:30開場)
〔会場〕南麻布セントレホール 日比谷線広尾駅より徒歩6分
    http://www.centre-hall.com/access.html
〔出演〕今野 尚美(ピアノ)
    藤田 尚子(ヴァイオリン)
    大山 平一郎(ヴィオラ)
    諸岡 拓見(チェロ)
〔曲目〕ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
    弦楽三重奏曲 変ホ長調, Op.3 より抜粋
    ピアノ四重奏曲 変ホ長調, Op.16
〔料金〕一般3,500円 学生2,000円(お飲み物付)当日精算
〔お申し込み〕https://goo.gl/lccH8Y

〔共催〕一般社団法人Music Dialogue
    サポートミュージックソサィエティ(SMS)

〔お問合せ〕
 メール:info@music-dialogue.org
 お電話:03-5791-3070(SMS)
 
 
【特別企画:業界初!?「読む副音声つき公開リハーサル」】

〔日時〕2016年5月24日(火)18:00-19:30(17:40開場)
〔会場〕南麻布セントレホール
〔曲目〕ピアノ四重奏曲 変ホ長調, Op.16
〔料金〕一般500円(学生無料)当日精算
    ※一般の方で27日の本公演もお越しくださる場合は、
     コンサートの入場料を3,500円から3,000円に割引いたします。
〔お申し込み〕https://goo.gl/lccH8Y
       ※27日のコンサートと同時申込が可能です。