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「Music Dialogue 室内楽塾 in 東京」を開催しました[2017年02月11日(Sat)]
2月2日〜5日の4日間、自由が丘の旧園田高弘邸にて、Music Dialogue室内楽塾 in 東京を開催させていただきました。

今回は7名の受講生が塾長大山平一郎とともに、3日間みっちりとレッスンを受け、最終日にはファイナルコンサートで演奏していただきました。

受講生の皆さんが4日間を通してどんどん変化していく様子とそのドラマに、聴講に来られたお客様や私たちスタッフも感動しました。また受講生の皆さまからも「充実した学びの時間になりました」というコメントをいただき、今後も何とかこのような機会を提供し続けられるようにがんばらねばという気持ちを新たにしました。

ご協賛いただいた自由が丘の街作り会社 株式会社ジェイ・スピリット 様、そして塾の趣旨に賛同していただき、最初の段階から一緒に実現の方法を考えてくださった一般社団法人住宅遺産トラストの皆さま、本当にありがとうございました!!

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Music Dialogue@MOMAT「主題と変奏 ― トーマス・ルフ展によせて」[2016年09月21日(Wed)]

 去る9月11日に、東京国立近代美術館で「主題と変奏 ― トーマス・ルフ展によせて」と題したコンサートを開催しました。

 東京国立近代美術館での演奏会は2月に続き、ニ回目。今回は、美術館で催されいる展覧会「トーマス・ルフ展」の関連イベントとして開催しているため、演奏の前に弊団体理事でもある小川敦生さん(美術ジャーナリスト/多摩美術大学美術学部芸術学科教授)がレクチャーを行いました。

 「変奏は楽しい」という切り口で、美術における「変容」の楽しみ方、「変容」という目線でみたルフの作品について、分かりやすく解説していただいた上で、今度は音楽の「変奏」へバトンタッチ。

 演奏の前半はモーツァルト、ブラームス、ウェーベルンと、18世紀から20世紀にかけてウィーンの音楽家を通して変奏曲の移り変わりを聴いていただき、後半ではチャイコフスキーの作曲した30分近くある変奏曲、ピアノ三重奏曲から第2楽章をお聴きいただきました。演奏してくださったのは、ヴァイオリンの水谷晃さんと直江智沙子さん、チェロの金子鈴太郎さん、ピアノの永野光太郎さん、そして弊団体のアーティスティックディレクターであるヴィオラの大山平一郎です。

 演奏の後は、恒例の「ダイアローグ」の時間。短い時間ではありましたが、演奏家や聴衆の皆さまから自由闊達な対話が繰り広げられ、色んな角度から「変奏は楽しい」を実感いただいたようでした。


(撮影:平舘 平
Music Dialogue in Kyoto vol.2が終演しました[2016年06月13日(Mon)]
昨晩のMusic Dialogue in Kyoto vol. 2には多くのお客様にご来場いただき、本当に皆さんの気持ちがつながるような時間をもつことができました。

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多くのお客様から、こんな至近距離で演奏を聴けたのは初めてで、音楽が本当に対話で成り立っていることが実感できたというコメントをいただきました。

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また、円形で演奏したことで、音楽が真ん中から上に立ち上っていく感覚があった、など、色々なことを感じてくださったのだなぁと。

演奏者たちも、この全てが近くつながっている感覚を楽しみながら本当に素晴らしい演奏をしてくれました。

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昨年、Music Dialogueとして京都で継続的に企画を作っていきたいという無謀なご相談をさせていただいた時からずっと応援してくださっているハイアットリージェンシー 京都の皆さまが演奏に感動してくださったことが本当にうれしかったです。

そしてこの企画の実現に多大なるご協力をいただいたシャネル ネクサスホールの皆さまに心から感謝いたします。

南麻布セントレホール アンサンブルシリーズ vol. 3[2016年05月31日(Tue)]
20160527_13-2_s.jpg 今後が期待される若手奏者が、異なる世代の音楽家との共演を通して、室の高い室内楽の演奏を経験することを目的としたセントレホール アンサンブルシリーズ。このシリーズも第3回目となりました。

 今回は20代半ばのお二人、既に何度かMusic Dialogueのコンサートに出演しているヴァイオリンの藤田尚子さんと、初登場となるチェロの諸岡拓見さんが、楽聖ベートーヴェンが同じ年頃に手がけた作品に取り組みました。共演してくださるのは、上野学園大学で教鞭をとる今野尚美さんと、Music Dialogue音楽監督の大山平一郎です。

 まず最初に演奏したのは「弦楽三重奏曲 変ホ長調,Op. 3」からの抜粋(第1, 2, 4 & 6楽章)。リハーサルでは大山から飛んでくる檄に必死に食らいつく若手の2人でしたが、本番では大変堂に入った演奏を聴かせてくれました。

20160527_19-3_s.jpg 続いてはピアノが加わり「ピアノ四重奏曲 変ホ長調,Op. 16」を演奏。初演ではベートーヴェン本人が演奏し、作曲技術だけでなく自分の演奏技術をアピールするために書かれているという側面もあるためピアノの比重が高いのですが、大山さんの助言を受けながら、ピアニストの今野さんは力強さと美しさを兼ね備えた演奏を披露。若手2人も、時にピアノのサポート、時に自分が主役に…と、見事に弾きこなしていきました。

 休憩を挟んで、恒例のお客さまとアーティストによるダイアローグ。会場のお客さまからは「(音以外の表情なども含めて)どこまでが音楽なのか?」といったような哲学的な質問も飛び出し、アーティスト側も普段以上に回答に力がはいり、会場が良い雰囲気に包まれました。

20160527_39-2_s.jpg また今回は特別に、様々な国からの留学生6名をご招待しました。終了後のレセプションでも色々な方と交流されたりと、また違ったダイアローグがなされる場になりました。

 次回のセントレホールは12月6日(火)に、モーツァルトとシューマンのピアノ四重奏を取り上げます。どちらも、数多くの作曲家が手がけた「ピアノ四重奏」のなかで最高峰に位置する作品ですので、お楽しみに。
公開リハーサルを開催しました!(2016年5月24日、南麻布セントレホールにて)[2016年05月26日(Thu)]
公開リハーサルは楽しいですね。練習の途中でみるみる演奏が変わり、音楽が生き物であることがよく分かるからです。

一昨日、東京・港区にある南麻布セントレホールで聴いたのは、今月27日にこの小さなホールで開催されるMusic Dialogue(MD)主催公演のリハーサル。午後からベートーヴェンの弦楽三重奏曲(客席は主催者関係者のみ)、夕方以降は同じくベートーヴェンのピアノ四重奏曲(こちらは有料で公開)というスケジュールでした。

ヴァイオリニストの藤田尚子さん、チェリストの諸岡拓見さん、ピアニストの今野尚美さんは若手気鋭の奏者たち。ベテラン・ヴィオリストの大山平一郎さん(MD音楽監督)が加わってアンサンブルの極意を伝授するという、意味深なリハーサルです。

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どちらの曲も、合わせる練習はこの日が初めて。まずは弦楽三重奏曲。冒頭から本番のテンポでどんどん攻めてきます。結構難度の高い曲だと思うのですが、第一線のプロとして通用する演奏技術を持ち合わせているメンバーばかりなので、最初から淀みなく音楽が流れます。しかし、大山さんはある時から随所で演奏を止めて、さまざまな言葉を繰り出します。

「ここ、フラットが4つあるけど、この調(変イ長調)には、どんな意味があるか、知ってます?」

客席で聴いている者も含めて、誰も答えられません。

「お母さんが大切に包み込んで守ってくれる。そんな調なんですよ。ベートーヴェンの気持ち、分かりますか?」

そして再び演奏が始まると、音楽がとても柔らかくなっているのです。ただ「柔らかく」と言われて弾き直すのとは、おそらく違う。柔らかさの種類にもいろいろあるからです。

ある部分では「ここはこう弾いているからちょっと聴いてみて」と大山さん。短いフレーズなのに、硬い部分と軽い部分があり、変化に富んでいることに感心させられます。音楽室にかかっているベートーヴェンの肖像画を思い浮かべると、音楽もすべからく硬そうなのに、実は変幻自在に表現できる旋律を巧みに織り込ませた曲を作っていたんだなと改めて気づかされました。そして始まった3人の合わせでは、表現の豊かさが倍増していました。


ピアノ四重奏曲では、ピアノだけが展開する部分にも大山さんの効果的なアドバイスがありました。


「ここは先にあるこの部分のことを考えてクレッシェンドの仕方を工夫してみてください」


ここでは、音楽の構築性が倍増していました。
まるで子どもの成長を見るような楽しみが、リハーサルの場にはありました。(Music Dialogue理事:小川敦生 )

◎明日27日に開催される南麻布セントレホールでのコンサートの詳細はこちらです
http://blog.canpan.info/music-dialogue/archive/69

※写真はベートーヴェンのピアノ四重奏曲のリハーサル風景。奏者の笑顔が物語っている通りの和やかな時間の中で練習が進みました(2016年5月24日、南麻布セントレホール)
Music Dialogue@東京国立近代美術館が終演しました[2016年02月29日(Mon)]
ご来場いただいた方々、また当日はいらっしゃれなかったけれどご興味をもってくださった皆さま、有難うございました。
 
今回の企画は「2つの初めて」がありました。ひとつは、東京国立近代美術館の講堂で初めてコンサートが開催されたことです。記念すべき最初の演奏曲目となったのは、1960年(昭和35年)に作曲されたショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第8番。美術館に合わせた近代の作品です。演奏してくださったのは、水谷晃さん、枝並千花さん、加藤文枝さん、そしてMusic Dialogueの理事長である大山平一郎でした。

もうひとつの初めては、Music Dialogueの企画として初めて管楽器が入ったことです。演奏されたのはモーツァルトのクラリネット五重奏曲。クラリネットを演奏してくださったのは、若きホープとして注目を集めている吉田誠さんでした(翌日にはテレビ朝日『題名のない音楽会』で「世界が認めた新世代」としてご出演されていましたね)。

休憩を挟んだ後、お馴染みのアーティストとお客様とのダイアローグの時間。「美術館で音楽を演奏するということ」にはじまり、「本日演奏した曲目」や「演奏中の奏者同士のやり取り」について、果ては「オーケストラと指揮者の関係」についてまで、様々なダイアローグが繰り広げられました。

お客様のアンケートでは、「“室内楽”を聴いたのは人生初でしたが、大変満足しました」「ステージの演奏家の方々と観客は、全く接する機会は無いねと思っていましたが、御会のような試みをされている会があったのだと知り感動いたしました。」等などと、大変有り難い感想を頂戴しました。
 
今回の演奏会をもって、今年度のすべてのイベントが終了となります。音楽を聴いてくださる方がいらっしゃらなければ、我々の活動は成り立ちません。皆さまのご支援やご声援があったからこそ、来年度もまた様々な企画に取り組むことができます。

次回のコンサートは、南麻布セントレホールを会場に、5月27日(金)19時に開演する予定です。出演者や演目については追ってお知らせいたしますが、お気にかけていただければ幸いに存じます。来年度も、どうぞよろしくお願いいたします!
秋田アカデミー最終日![2016年01月09日(Sat)]
アトリオン国際室内楽アカデミー2016は、先ほど教授陣とマスタークラス受講生による発表会、修了式をもって閉講となりました。11名の受講生の皆さま、お疲れ様でした!

12グループ、丸3時間に及ぶプログラムでしたが、どの曲も本当に素晴らしい「音楽」に仕上がっていました。大体どのグループのリハーサルも最初からみていましたが、色々と指摘されたことや課題だったことにそれぞれが真剣に取り組んだ結果、素晴らしい演奏が生み出されたと思います。

「先生たちの音楽に圧倒されて、その違いに落ち込んだ」と話してくれた受講生もいましたが、この「差」を体験すること自体が次につながると信じています。

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さて、1月11日はアカデミーの講師陣による演奏会が、京都コンサートホール アンサンブルホールムラタにて開催されます。
http://www.kyotoconcerthall.org/calendar/?y=2016&m=01#key13986

京都公演やMusic Dialogueについて、京都新聞で取り上げていただきました。今後も継続的に京都で面白い企画を作っていけたらと思っています。
1月11日の演奏会、13:15から当日券も販売しますので、どうぞお越しください!
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20160108000045
秋田アカデミーでのMusic Dialogue[2016年01月08日(Fri)]
アカデミー受講者と先生たちが、リハーサル以外の場で対話する時間(Music Dialogue) を作りました。

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本番で最高を出し切るための準備、本番に向けてのメンタルなもっていき方についてなどの話も出ました。F1の選手がコースを思い浮かべながらイメージトレーニングをするように、音楽家でも最初から最後まで完全に本番と同じように頭の中で、指を動かさずに弾いてみる練習をすると深いレベルで体が覚えるためにメモリースリップがなくなったり自分を客観視できるようになる、など。

あと、大きな本番にそなえるためには、その前に小さな本番(演奏の場)を6回つくるという先生の話もありました。

どれだけ練習しても本番で実力を出し切れなければどうしようもない(言い過ぎかもしれませんが)というプレッシャーと常に向き合っている演奏家にとって、このような話は本当に切実です。

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その後は、今晩の受講生と講師によるコンサートに向けて、次々と12グループのゲネプロ中。弾き終わると、一緒に弾いていない先生もそれぞれの楽器に対してテクニカルなことも含めてアドバイスしています。

一番主なコメントとしては、ホールで演奏するときには表現したいことを、これくらいと思っているのの150%くらいやらないと全然伝わってこない、ということで、それを実現するためのテクニック的なことを教えるという感じでした。

本番が楽しみです。

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秋田アカデミーのリハーサルの様子[2016年01月07日(Thu)]
産経のネット版「産経ニュース」で、アトリオン国際室内楽アカデミーや、来週の京都と東京での公演を含むMusic Dialogueの活動について取り上げていただきました。是非ご一読いただければ嬉しいです!
http://www.sankei.com/entertainments/news/160107/ent1601070013-n1.html


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アカデミー2日目は、9:30〜20:30と先生・受講生の両方にとって長い一日でした。それぞれの曲の2回目のリハーサルが始まりました。最初のリハーサルでは主に交通整理や色々な確認をするわけですが、2回目は内容を深めていくための時間になります。

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同じ時間帯に2〜3グループがリハーサルをしているので、色々なところをのぞいてみると、どの先生たちもほぼ同じことを伝えようとしていて、面白いなぁと。

「なんとなく書いてあることを弾くのではなく、1つ1つの音をどういう風に弾きたいのかというということを自分で決断した上で、その意図がはっきり伝わるような弾き方をして」

「自分では100%やっていると思っていても客席には10%くらいしか伝わっていないから、150%くらい表現しないと」

「p(ピアノ)と書いてあるから音量を下げたとしても、感情の激しさとがなくなるわけではなくて、むしろもっと内にこめた激しさを表現してほしい」

などなど…

アカデミーをする上で先生たちの「音楽で何を大切にしているか」という方向性が似ていることはとても大切だと思っています。

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秋田アカデミーの様子をご紹介![2016年01月06日(Wed)]
今朝の「秋田さきがけ」社会面で、八重奏の写真とともにアカデミーを大きく取り上げていただきました!

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昨晩のアレッシオによる基礎クラス(秋田の中高生対象)。

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ショパンのスケルツォ4番を弾かれたのですが、色々な学びがありました。

1回目の演奏が終わると、アレッシオが「この曲は同じことが何度も繰り返されるからコントラストを考える訳だけれど、ショパンはそれをどうやってほしいか、事細かに教えてくれているんだよね」と。

例によって部分部分を分解していくと、フレーズの長さや始まる音がちょっとずつ違っていて、それもすごく不自然になっていたり。でもそれを本当にやってみると、同じ音のならびでも全く違って聞こえる。生徒さんに「全部弾けててすごく自然な演奏だったけれど、ショパンはわざと不自然なことをたくさんもりこんでいるからそれをしっかり分かった上でお客さんにも分かってもらうように演奏できるといいと思う」というコメントがすごかったです。

特に息をのんだのは、「普通だったらここから pp(ピアニッシモ)」にするのが自然だけど、この「次」の音の下にppが書いてあるでしょ」と言われてそれを生徒さんが試してみると、それだけで一気にそのフレーズの浮かび上がり方が何倍にも幻想的になったこと。すごい作曲家というのはこういうところに表れるんだと体感できた瞬間でした。

生徒さんも言われたことをどんどんその場で変えていける力量があったので、1時間で全然違う曲になっていきました。

終了後、本人やお母さまなどからこんな風な曲の掘り下げ方や考え方には今日初めてふれました、本当に勉強になりましたと、心からの言葉をかけていただき、アカデミーの意義をあらためて感じられました。
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