4期目突入! [2012年06月01日(Fri)]
本日より、NPO法人として4期目に突入します。
この間、東海地域を中心に、多くの自治体・国際交流協会・NPO/NGO・企業・学校等の方々とご一緒に多文化共生社会の形成に取り組んで参りました。 2009年秋に起きたリーマン・ショックは人々の生活を一変させ、外国人の受け入れ体制の脆弱さが顕になりました。 また、記憶に新しい2011年3月の東日本大震災では、被災外国人支援の必要性を改めて感じると同時に、日本の復興に向けて尽力する外国人住民の姿に、彼らとの共生こそが新しい日本社会の創世につながることを実感させられました。 こうした様々な機関・団体による日々の取り組みと社会的にも大きな出来事が重なって、市民の意識にも変化がみられるようになりました。 事務所を置く愛知県では、この3年間で県民における「多文化共生」の認知度は上がり、外国人に対する認識や彼らとの関わり方にも肯定的な意見が多くなりました。 (平成21年、平成24年) 【平成21年「愛知県の多文化共生に関する県民意識調査」】 【平成24年「県政モニターアンケート報告書」】 とはいえ、多文化共生社会の形成に終わりはありません。 まだまだ必要な支援が届かないところもあれば、手が付けられていない課題も多く残されています。そして何より、人の多様性に配慮した社会の重要性に対するコンセンサスも十分にとれているとは言えません。 4期目からは、今まで以上に情報発信を強化するとともに、分野を超えた団体・機関の連携・協働による新たな支援策の開発に取り組みます。中間支援組織として、「二歩先を見据えた一歩先の支援」をモットーに精進して参りますので、引き続きご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。 |