皆がついている![2018年12月02日(Sun)]
ある、不登校気味の子どもさんのお話しです。
学校に殆ど行っていないので
ノートもままなりません。
久しぶりに学校に行き
たまたま周りに誰もいなかったので
仕方がなく、不登校の原因になった子が
もしかしたら、心を改めてくれているかもと思い・・・。
『ノートを貸してくれる?』と聞きましたが
『なんでかさないといけないわけ?』と
にらみつけて、舌打ちされたそうです。
同じころ、たまたま担任の先生や
周りの先生がその子どもさんが
明らかに無視をされている現場を見られたそうです。
また、数人の子どもさんが
不登校になった原因は、その子たちからの
姑息な無視や嫌がらせと訴えたそうです。
お母さんと子どもさんは話し合い
『先生も、みんなもついているから大丈夫!』
と子どもさんに言い続けました。
しかし、子どもさんの疲れ切った心には届きませんでした。
子どもさんはそれでも、ノートや課題を仕上げたいと必死になりました。
担任の先生は、子どもさんの想いを受けて
ノートのコピーや教科書やワークを家まで届けたり
提出物を持ち帰ってくださいました。
又、具体的に
「○○さんが、心配してるよ。』等
ゆっくり話してくださいました。
決して、『学校においで。』とは言わずに。
勿論、お母さんも学校に資料を取りに行かれたり
提出物を学校まで持って行きました。
そして子どもさんは、先生を通じて
『○○さんに、ノートを借りに行く。』とやっとノートを借りに行ったそうです。
そして、期末試験。
子どもさんは、学校に行きました。
嫌がらせをされていると担任の先生に訴えてくれた
友人が、担任の先生の『声をかけてあげて』
というメッセージを受けて
全面的に協力してくださったのが
試験に行けた決定打となったようです。
いろんなフォーラムや勉強会でお話を伺っていますと
子どもたちは嫌がらせは
自覚はあっても罪悪感はなく
集団の正義というある種の暴挙的意識により
年々悪質化しているそうです。
それでも、『皆がついている!』と思えたから・・・
先生が、いてくれると思えたから
期末試験を受けることが出来たと
その子どもさんは話していました。
先生や、友人、そして家族があなたについている!
無理せず、一歩一歩。
今の苦しみは、先に大きなやさしさとなって
きっと、自分にプラスになります。
焦らず、休憩しながら歩んでほしいですね(^^)