『お休みの日』[2018年01月22日(Mon)]
たなかきょうさんの
『お休みの日』という詩(曲)です。
お時間のある時にゆっくりみてください。
今日は朝からなんだか
体調がよくないからお休み
にっこり微笑みかあさんは
テレビの前に布団を敷いてくれた
まっすぐ横になれないから
頭の部分は高く
まるで王様みたいだなって
苦しい息のもと おどけてみせた
15分で終わる番組を
いくつもいくつも見ながら
毎日同じやつなんだなって
毎日同じこと思った
友達の元気に遊ぶ声 部屋の外から聞こえた
僕は急いで耳をふさぐ
呼吸の音を感じる 胸の鼓動を感じる
すべてがモノクロに見える
時が過ぎる音 耳に鳴り響く
ばあちゃんは大好きだけど
一つだけ嫌いなとこがある
僕がこうなるのを
母さんのセイだというから
母さん あんまり自分を責めないで
悲しい顔しないで
僕がこうなるのは
誰のせいでもない
そう 僕のせいでも あなたのせいでも
父さん いつも根性が足りない
負けるなって言ってるね
ごめんなさい
心も体も強い子になれるように 頑張るよ
友達の元気に遊ぶ声 部屋の中まで聞こえる
僕は急いで心をふさぐ
呼吸も鼓動も感じない 喜びも悲しみも感じない
すべてがモノクロに感じる
時だけ過ぎていく音もたてないで
友達の元気に遊ぶ声 部屋の外から聞こえる
僕はもう何もしない
呼吸の音も聞こえる 胸の鼓動も聞こえる
すべてはっきり見えてる
時を刻む音 心溶かした