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もりっと仙台森づくり

植林・下草刈り・間伐・自然観察・クラフトなどもりっと仙台自らの実践とサポートの様子を淡々と?綴っていきます。森の健康を取り戻す試行錯誤の道のりになるかも?平成20年6月17日


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里山林管理基礎講座(3) [2009年09月17日(Thu)]
                         平成21年9月14日
             仙台市森林アドバイザーの会 鹿郷徳夫

平成21年度「ボランティアのための里山林管理基礎講座」第3回講座

平成21年度「ボランティアのための里山林管理基礎講座(5回シリーズ)」の第3回講座が9月13日(日)9:30〜15:10,大衡村・宮城県林業技術総合センターで開催された。参加者17名中,当会から前回と同じ会員5名と仙台市森林アドバイザー養成講座受講中の8期生1名が参加。
今回のテーマは「人工林の手入れ〜枝打ち・間伐実習@」。“人工林の育て方” 講師は林業技術総合センターの細川さん,“枝打ち・間伐の目的と方法”講師は粕谷さん,それぞれが30分の座学を担当。その後現場に移動して,植林後約35年手入れのされていないヒノキ林で,午前中1時間枝打ちの実習。

                      講師の枝打ち説明


                  枝打ち後の林内状況

午後は1班と2班,3班と4班の2グループに分かれて,午前中に枝打ちした林内でそれぞれ10m×10m=100uにテープを張って,その中のヒノキの胸高直径,樹高,ヒノキの状態,間伐対象木の選定実習を行った。



講義室に持ち帰って発表された第1グループの結果は次のとおり。
立木本数20本,平均胸高直径15.5cm,平均樹高9.2m,平均樹間距離2.8m,間伐対象木12本(間伐率60%) 
(注)1haに3.000本植樹後,成長過程で自然淘汰され本数減。実際の間伐率は,最後の間伐実習で調整予定。

今回の講座は,仙台市森林アドバイザー養成講座で受講済の復習科目が中心でしたが,私個人として目新しかった項目と参考になった点は,以下のとおり。
@  樹高測定器具「バーテックス」(米国製,10数万円,下の写真)での樹高測定・・・


写真の「バーテックス」を対象木の1.2mの位置にセット。次に上の写真の研修生使用の「バーテックス」で上部写真の器具を見て位置を設定,その後,研修生使用の器具で対象木の頂上に位置を設定すると樹高が判明する。
欠点・・・頂上が見えないと使用不可。
A  相対幹距比(そうたいかんきょひ):Sr 18〜20・・・適正密度 15〜18・・・過密
14以下・・・非常に過密
相対幹距比:Sr=樹幹距離÷平均樹高×100(上記例では30.2)
樹幹距離とは,基準木から周辺の4本の樹木との距離の平均か,または基準木から上下直角にそれぞれ10本の樹木の平均樹間距離で算出。
相対幹距比指標を使うことで,将来の成長を見越して間伐を計画することができる。
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