CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
« 事務局 | Main | 活動報告»
プロフィール

森の安全を考える会さんの画像
<< 2017年07月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
リンク集
記事カテゴリ
最新記事

http://blog.canpan.info/morinoanzen/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/morinoanzen/index2_0.xml
タグクラウド
エピペン安全性情報(4/3更新) [2017年04月04日(Tue)]
Pfizer社からエピペンの自主回収に関する情報:2017/4/3(更新)
----------------------------------------------------------------------
エピペン(R)注射液0.3r 自主回収の対象ロット追加について

報道関係各位
2017年4月3日
ファイザー株式会社


ファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:梅田一郎)は、蜂毒、食物および薬剤等に起因するアナフィラキシー反応に対して使用される、アナフィラキシー補助治療剤「エピペン(R)注射液0.3mg」の一部製品に作動不良の可能性が生じたため、厚生労働省が定めるクラスTの製品自主回収を3月13日*から開始しておりましたが、本日よりその対象ロットを追加いたします。

海外製造元において継続的に調査をした結果、患者様の安全を最大限重視した措置として追加で回収することにいたしました。日本において新たに回収対象となるロットの製造番号は、PS00025A(使用期限:2017年10月末日)です。弊社は日本において当該ロット10,103本を2016年6月6日から7月26日にかけて医薬品卸売販売業者へ出荷しておりますが、これを含め、国内外において回収対象ロットで作動不良の報告は受けておりません。

なお、他の製造番号の0.3mg製剤および0.15mg製剤は回収の対象外です。

患者様、医療関係者の皆様で以下の製造番号・使用期限が記載されている製品をお持ちの方に、速やかに同製品を受け取った医療機関/薬局に製品の交換をお申し出いただき、代替品と交換するまでは、手元に対象製品を保管していただくよう、引き続き情報提供を進めてまいります。

*海外において正常に投与できなかったとの報告が2件あり、原因を調査した結果、医薬品注入器に使用した一部の部品に不具合が認められたことから、緊急の措置として、調査を並行しつつ、エピペン注射液0.3mgの製造番号 PS00019A(使用期限:2017年4月末日、出荷本数:5,974本)を対象に3月13日より自主回収を進めております。

【回収対象製品】

4月3日追加案内
「エピペン注射液0.3r」製造番号:PS00025A、使用期限:2017年10月(末日)

3月13日案内済み
「エピペン注射液0.3r」製造番号:PS00019A、使用期限:2017年4月(末日)

【当該製造番号および使用期限の記載場所】

外箱及びペン本体に製造番号及び使用期限が記載されています

【写真】(エピペン(R)注射液0.3mgの外箱写真)箱の側面に記載されています
01_epipen_03mg_box.jpg
製造番号:PS00019A 使用期限:2017年4月
02_epipen_03mg_side01.jpg
製造番号:PS00025A 使用期限:2017年10月(4/3追加分)
03_epipen_03mg_side02.jpg

【写真】(エピペン(R)注射液0.3mgの本体写真)ペンの裏側に記載されています
製造番号:PS00019A 使用期限:2017年4月
製造番号:PS00019A
製造番号:PS00025A 使用期限:2017年10月(4/3追加分)
製造番号:PS00025A


【専用ダイヤルの開設】
本回収にあたり、患者様、医療関係者の皆様からのお問い合わせを受けるための専用ダイヤル「エピペン回収特設窓口」を開設しています。

<エピペン回収特設窓口>
電話番号:0120-665-766  受付時間:平日(月〜金) 9:00〜17:30

報道発表:http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2017/2017_04_03.html

詳しくは、http://www.epipen.jp/170403/EPN27H002C.pdf
上手く表示出来ない場合はこちらを利用ください(EPN27H002C.pdf:576kb)

エピペンWebSite:http://www.epipen.jp/
エピペン(R)注射液0.3r 自主回収情報 [2017年03月19日(Sun)]
ファイザー社のエピペン(R)注射液0.3r(製造番号:PS00019A)自主回収(クラスT)について
----------------------------------------------------------------------------------
報道関係各位
2017年3月13日
ファイザー株式会社

ファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:梅田一郎)は、蜂毒、食物および薬剤等に起因するアナフィラキシー反応に対して使用される、アナフィラキシー補助治療剤「エピペン(R)注射液0.3mg」の一部製品に作動不良の可能性が生じたため、厚生労働省が定めるクラスTの製品自主回収を本日から開始いたします。回収となるエピペン(R)注射液0.3mgの製造番号はPS00019A(使用期限:2017年4月末日)です。

この度、弊社が日本で製造販売するエピペン注射液0.3mgと同一の製造番号の製品において正常に接種できなかったとの海外報告が2件ありました。調査したところ、医薬品注入器に使用した一部の部品に、不具合が発生したことが原因と判明しました。この部品を使用した製品は世界で1ロット(81,694本)であり、本ロットのうち日本では5,974本を2016年1月28日から3月24日にかけて医薬品卸売販売業者に出荷しておりました。現時点で日本において同様の報告はありませんが、当該製造番号の製品使用時に正常に作動しないおそれがあり、接種できない可能性があるため、万全を期して自主回収することにしました。

他の製造番号の0.3mg製剤および0.15mg製剤は回収の対象外です。

患者様、医療関係者の皆様で以下の製造番号・使用期限が記載されている製品をお持ちの方は、速やかに同製品を受け取った医療機関/薬局に製品の交換をお申し出いただくように、今後情報提供を進めてまいります。

【回収対象製品】
「エピペン(R)注射液0.3r」製造番号:PS00019A、使用期限:2017年4月(末日)

【当該製造番号および使用期限の記載場所】
外箱及びペン本体に製造番号及び使用期限が記載されています

【写真】(エピペン(R)注射液0.3mgの外箱写真)箱の側面に記載されています
01_epipen_03mg_box.jpg
製造番号:PS00019A 使用期限:2017年4月
02_epipen_03mg_side01.jpg

【写真】(エピペン(R)注射液0.3mgの外箱写真)ペンの裏側に記載されています
製造番号:PS00019A 使用期限:2017年4月
03_epipen_03mg_number01.jpg

【専用ダイヤルの開設】
本回収にあたり、患者様、医療関係者の皆様からのお問い合わせを受けるための専用ダイヤル「エピペン回収特設窓口」を開設いたしました。

<エピペン回収特設窓口>
電話番号:0120-665-766  受付時間:平日(月〜金) 9:00〜17:30
ポイズンリムーバー:NEW エクストラクター [2016年04月29日(Fri)]
ここ最近、ポイズンリムーバーの新製品が立て続けに見つけることができました。
ポイズンリムーバーがヒット市場になったのか?それとも、たまたま見つけることができたのか?は良く分かりませんが、ポイズンリムーバーを見つければテストをしてみたくなるのが、ハチ対策担当者の相と言うところでしょうか。

ポイズンリムーバーについては、過去含めて以下のレビューがあります。
ヘッセル社インセクトポイズンリムーバー、エキストラクター、ベノムエクストラクター
http://blog.canpan.info/morinoanzen/archive/310
ASPIVENIN(アスピブナン)
http://blog.canpan.info/morinoanzen/archive/383
KONMED PUMP
http://blog.canpan.info/morinoanzen/archive/459

今回、レビューしますのは、Tiger社の「New エクストラクター ポイズンリムーバー」です。
DSCN8047s.JPG

携帯用のソフトケース(といっても、結構しっかりした作りです)に収納された、みため、エクストラクター(アスピブナン)そっくりの商品です。
DSCN8048s.JPG

しかし、エクストラクターをお持ちの方は気が付いているかと思いますが、ひとつ多いのです。
DSCN8051s.JPG
なにが多いって?吸い口カップが多いのです。

でも、ポンプそのものは、エクストラクターとほぼ同じ、色とプリントが違うくらい(本品にはキチンと「Made in China」と刻印されていました)と思いきや、良く比べてみると。
DSCN8054s.JPG

人差し指と中指をかける部分が、エクストラクターよりも若干大きい作りになっています。
DSCN8057z.JPG
このお陰で操作しやすく(シリンダーを押しやすく)なったのかは、あまり感じられませんでしたが、もしかすると、手の小さい方や女性の方(エクストラクターは女性の方はピストンを押し切ることができず、使い勝手が悪い点があります)にとっては、操作しやすくなっているのかもしれません。

吸引力については、エクストラクターとの違いを感じることができませんでした。

吸引カップは、リブと接地面のスリットがないタイプですが、前に書きましたとおりサイズがひとつ多い、5種類のカップが付属しています。

     Tiger EXTRACTOR The EXTRACTOR ASPIVENIN
Size S  10.6mm      10mm      10mm
ヘビ用  9.1x16.9mm    8.3x16mm    8.3x16.2mm
Size M  14.8mm      16.2mm     16.1mm
Size ML  18.8mm      ー        ー
Size M  22.2mm      22.2mm     ー
※いずれも内径(ノギス 新潟精機SK-M150で測定)

また、Sサイズの吸引カップは逆付も可能です。
DSCN8053s.JPG

なお、ソフトケース内の器具を抑えるパッドは固定されていませんでした。
DSCN8058.sJPG.JPG
このため、器具の出し入れに少しコツが必要となります。

付録の取扱説明書は、飯塚カンパニー社さんの説明書によく似たものになっていますので、使い方についても同様だと判ります。
DSCN8049s.JPG

Amazonでは以下で取扱があります。
NEW エクストラクター ポイズンリムーバー 携帯用ソフトケース付

関連サイト:

森の安全を考える会:安全に関するグッズ サイト

(ハチ対策担当)
ポイズンリムーバー(KONMED PUMP) [2016年04月10日(Sun)]
ポイズンリムーバーについては過去にも記事を書いていますが(http://blog.canpan.info/morinoanzen/archive/310http://blog.canpan.info/morinoanzen/archive/383)、先日、新製品を見つけましたのでレポートします。

SHENZHEN KONMED TECHNOLOGY社製 KONMED PUMP (KM-109)
DSCN7940s.JPG

SHENZHEN KONMED TECHNOLOGY社は中国にある医療品製造販売の会社の様です。

キットの中には、インセクトポイズンリムーバー本体の他に、先端カップ、止血帯(ゴム製)とガーゼが入っています。

本体はハンドル部分を収縮できる様になっており、収納状態で92mm(先端カップ含まず)
DSCN7944s.JPG

使用状態で125mm(先端カップ含まず)
DSCN7945s.JPG

収納状態の大きさについては、ヘッセル社製のインセクトポイズンリムーバーとほぼ同じ大きさになります。

吸引方法は、ヘッセル社と同じようにレバーを引っ張って吸引するタイプですが、本製品の大きな違いは、先端カップにあります。
DSCN7947s.JPG

なんと、ワンウエイバルブがついているため、ヘッセル社製の様にずっと引っ張っている必要がありません。
DSCN7948s.JPG

また、複数回(実験では3回が限界でした)吸引操作をすることによって、より強い吸引力を発揮します。

測定できていませんが、腕で試した感覚ではアスピブナンと同じくらいの吸引力を感じました。

インセクトポイズンリムーバーは、ご自分でひとつ所持しておくことをお勧めします。
毒吸い出し時には、血液も一緒に吸い出されて来ます。
このため、使用後の器具の消毒が不可欠で、これを怠ると最悪の場合、C型肝炎やHIVといった血液を介して感染する病気に感染しかねません。
また、各団体のリーダーの方も、団体所有のポイズンリムーバーを使用した後は、少なくとも吸い出し口の煮沸消毒といった感染防止対策を行っていただくことを強く希望いたします。


Amazonでは以下で取扱があります。
F.G.Labo ポイズンリムーバー


関連サイト:
SHENZHEN KONMED TECHNOLOGY Co.Ltd.
http://www.konmed.cn/39-venom-extractor-kit.html

森の安全を考える会:安全に関するグッズ サイト
ポイズンリムーバー [2015年06月27日(Sat)]
ポイズンリムーバーについては過去にも記事を書いていますが(http://blog.canpan.info/morinoanzen/archive/310)、先日、新製品を見つけましたのでレポートします。

ASPIVENIN(アスピブナン)
DSCN6654s.jpg

フランス製で輸入・販売元は、インセクトポイズンリムーバーやエクストラクターで有名な、株式会社飯塚カンパニーさん。

開封するしてみると、緑色のボックスが出てきます。
DSCN6656s.jpg

一瞬どうやって開けるのか判りませんが、おしり?のところに「PUSH」の文字が・・・
DSCN6657s.jpg

ここを押しながら、開くようですがちょっとコツが必要です。
DSCN6658s.jpg

開けると、中にシリンダーとカップが3つならんで入っています。
ASPIVENIN(アスピブナン)収納

どこかで見たことのある形状と思っていると、「エクストラクター」ですね。
ASPIVENIN(アスピブナン)本体・カップ

本体やカップの大きさもほぼ同じでした
本体・カップの比較(黄色がエクストラクター、緑色がASPIVENIN(アスピブナン))

違いは、「エクストラクター」にはカップが4つ付属していますが、「ASPIVENIN(アスピブナン)」には3つのみ。
一番大きなカップが着いていませんでした。
しかし、その他のカップは全く同じで、強度を保持するためのリブも、アップ淵のスリットもあります。
さらに、一番小さなカップの逆付も可能でした。
ASPIVENIN(アスピブナン)一番小さなカップの逆付

シリンダー部
シリンダー部(黄色がエクストラクター、緑色がASPIVENIN(アスピブナン))

カップ取り付け口
カップ取り付け口(黄色がエクストラクター、緑色がASPIVENIN(アスピブナン))

エクストラクターをよく見ると、そこには「ASPIVENIN」の文字が!
どうやらもともと「ASPIVENIN(R)」という商品のようです。
DSCN6670s.jpg


Amazonでの取扱は、従来の容器に入ったアスピブナン毒液吸出器のみのようで、今回紹介した容器の物は見当たりません(2015/06/27現在)
本商品は、ICI石井スポーツ 原宿店(http://www.ici-sports.com/shop/harajuku.html)に在庫がありました。

関連サイト:
ASPIVENIN
http://www.aspivenin.com/

森の安全を考える会:安全に関するグッズ サイト


(事務局)
ポインズンリムーバー [2014年07月12日(Sat)]
いよいよハチの季節になってきました。
先日のシンポジウムでも、「作業の時の危険は何ですか?、Woodjobに出てきたマムシやヤマビル?」との問に、 「どちらかと言うとスズメバチですかね」と答えもありました。

これから下草刈りシーズンを迎え、さらにハチ刺傷事故が増えることになります。

今回のお題の”ポイズンリムーバー”は不幸にもハチに刺されてしまった場合に、素早く体内から毒を吸い出す機器です。

操作方法は、傷口にポイズンリムーバーをあてがい、ポンピングすることによって、リムーバー内を陰圧にし、体内の毒を吸い出します。



ハチ毒は水溶性のため、体内に入ると血液やリンパ液などによって体内へ運ばれてしまうため、すべての毒は吸い出せませんが、吸い出すことによって症状はかなり緩和できます。

DSCN3133s.jpg

昨年、下草刈り作業中に指先を一カ所刺されましたが、直ぐさまポインズンリムーバーを使ったため、腫れはほとんど出ず、翌日からも何の支障も無く過ごせました。


「ポイズンリムーバー」等で検索することができますが、現在ネットなどで購入できるのは以下の3種類です。


ドクターヘッセル インセクトポイズンリムーバー(デンマーク製)
fh020023s.jpg

本体サイズ:全長89mm×幅61mm×高さ27mm 重さ:13g
吸引力※1:-300mmHg

金額的にもサイズ的にも一番軽い製品です。ただし、吸い出し中はずっとレバーを引いておかなければならず不便です。自分の手や腕を刺された場合は、反対の手で吸い出しを行うため、他のことが一切できなくなります。

吸い出し口は、写真の様に大きい口(直径22mm)と、逆付けにした小さい口(直径6mm)※の二通りを選択できます。
※最近販売されている商品の中には、小さい口の取り付けができない(難しい)ものがあります。力任せに取り付けようとして破損しないように気をつけてください。

難点は、壊れやすいこと(特に吸い出し口)、筆者は学生自体に使用していましたが、10回持つかどうかで、年間数回買い換えていました。なので、ある程度は使い捨てであるつもりで。しかし、とにかく軽くて安いので、ファストエイドポーチやバックのポケット等どこにでも入れておくことができ、かつ持っていることを忘れてしまうくらい軽い存在です(忘れちゃまずいですが…)。

ドクターヘッセル インセクトポイズンリムーバーをAmazon.co.jpで購入する


エクストラクター(フランス製)
fh020018s.jpg

ケースサイズ:縦83mm×横122mm×高さ35mm 重さ89g
本体サイズ:全長118mm×幅48mm×高さ26mm 重さ26g(吸い出し口含まず)
吸引力※1:-420mmHg

西多摩地域の多くの森林ボランティアが使用しているといっても過言ではないと思います。数年前までは、前述の「インセクトポイズンリムーバー」がダントツでしたが、購入しやすさも手伝って所有者が多くなってきました。

吸い出し方法は、ピストンを引き出してから、傷口に吸い出し口を押しつけ、ピストンを押してゆきます。すると最後に脱気され吸い出し口が陰圧となります。このため、前述の「インセクトポイズンリムーバー」とは違って、一度吸い出しを始めると、(リムーバーを保持する必要はありますが)ピストンをずっと押さえる必要がなく、大変便利です。

用途に合わせた四つの吸い出し口が付いています。
一番小さい口から、直径10mm※、16mm×8mm、直径16mm、直径22mmとそろっています。二番目の口は楕円形で使用用途はヘビ毒用(二つの牙をいっぺんに吸い出せる)となっています。
※以前、一番小さな口を逆さ付けすることができ、その時の吸い出し口直径は4mmと三機種中最小となることをお知らせいたしましたが、最近の一部の製品では、この逆付けができないようです。こちらもまた力任せに取り付けようとして破損しないように気をつけてください。

また、製品によっては(輸入業者によって?)、ケース内に、カミソリやバンドエイドといった付属品が入っているバーリエーションもあります。
※消毒薬やヒスタミン等の医薬品が入っているものもありましたが、薬事法が改正される前のものなので、使用するさいはお気を付けください。

丈夫です(筆者はもう20年近く使用していますが、まだ使えています)が、難点として、ポンピングの際にけっこうチカラが必要で女性の方にはきついところです(実際、半数の方がピストンを最後まで押し切れず脱気できませんでした)。
ファストエイドポーチ等に入れるには、ある程度の大きさと重さを覚悟する必要がありますが、せめて団体の救急箱やリーダーのファーストエイドポーチには入れておきたい一品です。

エクストラクターをAmazon.co.jpで購入する


ケアプラス ベノムエクストラクター(オランダ製)
fh020014s.jpg

ケースサイズ:縦60mm×幅154mm×高さ45mm 重さ138g
本体サイズ:全長113mm×幅52mm×高さ41mm 重さ83g(吸い出し口含まず)
吸引力※1:-420mmHg

これまであまり目にすることの無かった製品です。数年前に存在だけは知っていましたが、購入する機会が無く手にすることはなく、また、都内で販売している店舗がほとんど無いため周囲のボランティアでも所有している人は見かけませんでした。

本製品の特徴は、吸引時にポンピングをするのではなく、あらかじめポンピングしておき、吸入時にはロックを解除するだけ(実際には本体を傷口に押しつけるだけ)で、吸引します。
このため、前述のエキストラクターのように、ピストンを押す力が足りなくて吸引できないということはありません。

吸い口は、直径15mmと直径20mmの二つ用意されています。なお、小さい方の口は逆さに取り付けることができ、その時の吸い口は直径7mmになります。

筆者は7年ほど前に入手したものの、実際に使用したことが無いため耐久性等については未確認です。しかし、吸引力については前述のエキストラクターとほぼ同等な気がします(あくまでも吸わせた感覚ですが)。

難点としては、吸引を終了するときに、吸引力が強力なため、吸い口を傷口から外しにくいこと、また、ポンピングセットするのにコツが必要で何度か練習しないといけないこと(初めての人に使ってもらうのは難しいかも)。ただし、コツをつかんでしまえばなんてことはありません。
また、重量も3製品の内一番重いため、重量増加については覚悟が必要です(1kg、2kgって程ではないので大げさかもしれませんが)

ケアプラス ベノムエクストラクターをAmazon.co.jpで購入する

※1吸引力について
今回、ブルドン管ゲージ計をもちいて簡易的に負圧を測定した。
各ポイズンリムーバーの吸い出し口に耐圧ゴム管を直接セットし3回の測定し、最も高い負圧を採用しました。測定方法によっては、文書中に書かれた負圧と異なる値をしめすことがありますので、あくまで参考としてください。


以上、3種類のポイズンリムーバーを紹介しましたが、いずれもご自分でひとつ所持しておくことをお勧めします。
毒吸い出し時には、一番上の写真にも写っていますように、血液も一緒に吸い出されて来ます。
このため、使用後の器具の消毒が不可欠で、これを怠ると最悪の場合、C型肝炎やHIVといった血液を介して感染する病気に感染しかねません。
また、各団体のリーダーの方も、団体所有のポイズンリムーバーを使用した後は、少なくとも吸い出し口の煮沸消毒といった感染防止対策を行っていただくことを強く希望いたします。


また、当会で開催していますハチ対策講座でも、これらポイズンリムーバーの紹介、使用方法や実物を使った実習などを行い、正しい使用方法を学習することができます。
今年のハチ対策講座2014はこちらをご覧ください。


有用な器具を有効な使い方で、安全かつ安心なボランティアライフを満喫ください。

問い合わせ
森の安全を考える会 090-5428-1422 (森中)
■事務局:info@morinoanzen.com
blog http://blog.canpan.info/morinoanzen/
RSS http://blog.canpan.info/morinoanzen/index1_0.rdf
facebook http://www.facebook.com/morinoanzen
Twitter @morinoanzen
熱中症対策グッズ [2013年08月10日(Sat)]
暑い日が続きますが、一番活動が必要な時期でもあります。
今回、熱中症対策グッズとして、スターライト販売社の携帯型熱中症計(ヘルメット用)を試して見ましたのでご紹介します。
スターライト販売 携帯型熱中症計(ヘルメット用)

この熱中症計は、気温と湿度から熱中症指標値(WBGT近似値)を算出し、熱中症になりやすい環境かどうかをランプとブザー音で知らせてくれるものです。

こういった商品はここ最近多く見かけますが、本商品の大きな特徴はヘルメット装着型であることです。

通常の熱中症計は、作業時の携帯方法を工夫しなければなりません。
というのも、温度と湿度を測定するため、どうしてもボケットやバックと言った場所に入れておくことができず、かつ体温や汗の影響を受けない場所でなければ、正確な値が期待できないためです。

その点、この商品はヘルメットに装着するため、装着場所を考える必要が無く、手軽に使用できました。
装着用には、ヘルメットの溝ありと溝なしのアダプターが付属していますので、ご自分のヘルメットにあわせて無理なく装着することができると思います。
森の安全を考える会で使用しているヘルメットは、ミドリ安全社製の溝有りですが、このように問題無く装着できます。

装着状況

10分ごとに測定され、WBGT近似値に沿って、「ほぼ安全」「注意」「警戒」「厳重警戒」「危険」の5段階を、緑→黄→黄→赤→赤のLEDランプで表示し、「厳重警戒」と「危険」の際にはブザーが鳴る仕掛けです。
ですので、ヘルメットに装着していてもブザー音で状況が確認することが可能です。

また、その時の状態を知りたい場合は「ON」ボタンを押すことによって、測定され表示することも可能です。

8月の定例活動(8/4 気温 25.9〜28.9℃)で使用したところ
活動開始時は「警戒」で表示され、作業中何度か「厳重警戒」がブザー音で確認できましたが、「危険」は幸い確認できませんでした。
まあ、温度からすれば妥当なところではないかと思います。

個人的にはこれからも使い続ける価値はあるかと思います。
ただ難点がいくつか
・防水ではない
・電池の入れ方に癖があり、キチンと電池を入れないと電源が入らない
・電源OFFが無いため、使用後は電池を外しておかないと、夜中自宅でピーピー鳴ってうるさい

参考リンク
・WBGT近似値とは(http://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php
・環境省熱中症予防情報(http://www.wbgt.env.go.jp/
ヘルメットに装着できる 「携帯型熱中症計」
安全に関するグッズ:熱中症対策(アマゾンストア)
ファストエイド(緊急医療パック) [2013年07月15日(Mon)]
ファストエイドについて、facebook上で東京チェーンソーズさんが、ファストエイドキットを公開されてちょっとした話題になっています。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=590876550951887&set=a.310677582305120.73560.307577765948435&type=1&theater

プロの方が現場で使用される道具を紹介してくださることほど、私たち森林ボランティアにとって良い勉強になります。

東京チェーンソーズ
http://www.tokyo-chainsaws.jp/
冬森のクチビル [2013年02月02日(Sat)]
なんか意味深なタイトルですが、真冬の森林活動時のクチビルのかさかさは何とかならんか。という話です。

これまで、あまり気にしていなかったのですが、昨年暮れから真冬日に一日野外に出ていることが多く、こういった日の翌日はクチビルがヒリヒリすることが気になってきました。

要するに、極度の乾燥×紫外線にさらされたクチビルが、炎症を起こしてしまい、ヒリヒリ、カサカサしてしまうんですね。

薬用リップクリーム

そこで、冬のクチビルを保護してもらうための薬用リップクリームを少し集めてみました。

世代の問題かもしれませんが、リップクリームと言えば、近江兄弟社のメンタームをイメージしてしまいます。

でも、メンソレータム(ロート製薬)も有名どころですね。

薬局で進められたのが、第一三共ヘルスケアのロコベース。いろいろ説明してもらいましたが、良い物だそうです(笑)
でも、値段も“良い”ですけどね。


基本的なこととして…
なぜ、クチビルばかりヒリヒリ、カサカサになるのかというと、皮膚の中でも角質層が薄いからだそうで、水分が逃げてしまいやすいそうです。
そこで、リップクリームを使えば、クリームの油膜がクチビルを保護してくれるので水分を保持でき、カサカサを防いでくれます。

そんなもん、舐めときゃいいんだよ。って。
確かに唾液の水分で一時的には乾燥は収まりますが、舐めたときに、唾液でクチビル表面の油分も拭ってしまうため、唾液が乾燥してしまうと、さらに乾燥がひどくなるそうです。

また、リップクリームを塗るときは
横向きよりも縦向きに塗る方が、唇の組織が縦になっているので隙間にまでクリームが浸透し黄河が上がるそうです。


ただし、リップクリームを使用しても乾燥するようでしたら、一度皮膚科を受診してくださいとのことでした。

近江兄弟社 メンターム 薬用スティック レギュラー
ロート製薬 メンソレータム ディープモイスト -無香料-
ロート製薬 メンソレータム ディープモイスト -UVカット-
第一三共ヘルスケア ロコベースリペア リップクリーム



熱中症に注意! [2012年07月15日(Sun)]
いよいよ森林内活動で一番辛い時期がやってきました。
関東地方は梅雨が明けるか明けないか良く分からない天気が続きますが、ひとたび晴れれば気温は30度を超え夏日となっています。
a0002_005508_m_s.jpg


そんな時活動で注意したいのが「熱中症」です。

熱中症とは、高温・多湿の環境下で大量に汗をかくことによって、体内の水分やナトリウムバランスが崩れたり、体調の調節ができなくなることで起きる、さまざまな症状の総称を指します。

熱中症の症状は、熱失神、熱けいれん、熱疲労、熱射病の4症状があります。
・熱失神:めまい、立ちくらみ、失神
・熱けいれん:筋肉痛、こむら返り、硬直
・熱疲労:頭痛、吐き気、嘔吐、全身倦怠感、虚脱感
・熱射病:体温が40℃以上に上昇、発汗が止まる
     ひきつけ、錯乱、無反応、全身けいれん、昏睡

熱中症が起こりやすい環境は
・気温が高い(30℃以上)
・湿度が高い(60%以上)
・日差しが強い
・風が弱い
最近では熱中症計といった警告ブザーを鳴らす機器もある


予防するには
熱中症の予防には
・涼しい服装
・こまめに休憩
・日陰を利用
・こまめに水分・塩分を補給
・無理をせず徐々に体を暑さに慣らす
・体調の悪いときは特に注意する

【服装】
衣服選びのポイントとして、外気からの熱の吸収を抑え、体内の熱を外に逃がし易いものを選ぶ。
・素材:綿や麻が適していますが、ポリエステル素材は綿よりも吸水性・速乾性が優れる
・色:できるだけ熱吸収を抑えるために、黒や紺と行った熱を吸収するものは避ける
上着
・襟元は開け、体にこもる熱を外に逃がす(丸首よりもVネックの方が通気性は高い)
・全体的にゆったりとした体型にし、生地にも通気性の高い物を選択する(下着を着けることにより、汗を吸収して体温調整を助ける働きがある)
ズボン
・風通しのよい生地の物を選ぶ
・ベルトはやや緩めにし、下肢にこもった熱を上に逃がす

【飲食物】
食事
・普段から、規則正しく、バランスのよい食事を心がける
・できるたけ冷たい食べ物(飲み物は別)をさけ、胃腸に負担をかけないようにする
・糖質、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維をバランス良く摂取するようにする
・夏場は、糖質を多く接種しがちになるので気をつける
飲料
・糖分の他にナトリウム等の電解質を含んだスポーツ飲料がよい
・カフェインは利尿作用があるため、カフェインを含まない麦茶、そば茶、ミネラルウォーターが向いている(カフェインを含む、コーヒー、紅茶、緑茶などはあまり向かない。ビールなどのアルコール類はアルコール分解時に、接種アルコール量以上の水を必要とし、利尿作用があるため避ける)
・甘い炭酸飲料やジュースは、少量で満足してしまうため、水分摂取量が少なくなりがちとなるため避ける

20030401to20040331s.jpg


熱射病が疑われたら
【熱中症の手当の基本】 (熱中症のホームページから)
休息(rest):安静にする。そのための安静を保てる環境へと運ぶ。
       衣服を緩める、また、必要に応じて脱がせ、体を冷却しやすい状態とする。
冷却(ice):涼しい場所(風通しの良い日陰など)で休ませる。
       症状に応じて、必要な冷却を行う。
水分補給(water):意識がはっきりしている場合に限り、水分補給をおこなう。
          意識障害がある、吐き気がある場合には、医療機関での輸液が必要。


【実際の処置】
1.安全で涼しい平地まで移動させ(必要であれば搬送する)、仰向けか横向きに寝かせる。
2.衣服を緩める
首元、胸元をはだける。
腹部周りはベルトを緩め、通気をよくする
3.足下を高くする(脳への血流を確保するため足下を高くするが、顔色が赤いときは行わない)
4.体を冷やす
 (ア) うちわ等で風を送る。
 (イ) 衣類をできるだけ脱がせる
   水を全身にスプレーして気化熱を利用し冷却する(口に水を含んで吹きかける等)
   その上から、水またはぬるま湯を浸したタオルで全身、特に手足(末端部)と体幹部をマッサージする。
 (ウ) 氷嚢、アイスノン、アイスパック等で動・静脈が通っているところを直接冷やし、血液を冷却する。
   頚動脈…首の横に両方から当てる
   腋下動脈…両腕の腋の下にはさむ
   大腿動脈…股の間にあてる

※意識が無い(意識が無くなった)もしくは、反応が悪い(意識レベルが低い)場合は、気道を確保、呼吸の確認をし、呼吸が確認できなかったら心肺蘇生法を行う。
※意識、呼吸、脈拍、顔色、体温、手足の温度などのバイタルサインのチェックを継続して行い記録を行い、救急隊または医療機関に患者を引き渡す際に、この記録も渡す。

img1036.jpg

【冷却のポイント】(熱中症のホームページ一部改変)
意識が回復し、寒いと訴えるまで冷却、注意点として、震えを起こさせないようにすることがポイント
 ・震えを起こさせない(その為には積極的にマッサージをする)
  上記の方法で、(ア)と(ウ)もしくは、(イ)と(ウ)を併用して行う
 ・冷却は、意識が回復し、寒いと訴えるまでは続ける
 ・その後に点滴もしくは水を飲ませるなどをする
 ・意識が回復しても再び意識が無くなることも想定されるため、継続注意をして観察する
 ・やり過ぎを恐れず、積極的に行なう(人間の体温は低温側に対して強く、高温側に弱いから)

参考ホームページ
熱中症のホームページ http://www.heat.gr.jp
日本体育協会 http://www.japan-sports.or.jp/tabid/523/Default.aspx
環境省熱中症情報 http://www.env.go.jp/chemi/heat_stroke/index.html
熱中症予防情報サイト http://www.nies.go.jp/health/HeatStroke/index.html
熱中症情報(総務省消防庁)http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html
熱中症予防声かけプロジェクト http://www.hitosuzumi.jp/

参考文献
稲葉 裕,2011,熱中症対策マニュアル,エクスナレッジ ISBN:978-4767811635


※※本ページは、野外、特に森林内作業時の熱中症についての記載です。
  その他の場所や活動については、上記のホームページ等を参考にしてください。

続きを読む・・・
| 次へ