本日、事務局森中は、モリダス設立記念シンポジウム「安全で楽しい都市林業・里山体験を担う人づくり〜森づくりのリーダーを出す「モリダス」からの提案」へ参加してきました。

今年(2018年)、横浜・多摩エリアで立ち上がった新団体「モリダス」の記念式典で、この団体は、都市近郊の森林・里山について、さまざまな市民を巻き込みながら保全・利用していく仕組みを作って行くそうです。
会の名前は
森づくりのリーダーを
出すことでモリダス。
本日のシンポジウムでは、モリダスを立ち上げるまでの森林ボランティア・里山保全活動の経緯をふりかえり、その現状と課題を踏まえて、安全で楽しい都市林業・里山体験を盛り上げるためにはどうすれば良いのかついて、特に人材育成に焦点を当てて考えていきました。
タイムテーブルは以下のとおり
13:00-13:10 開会・アイスブレイク
13:10-14:00 基調講演「なぜモリダスを立ち上げたのか?
ー市民による里山保全・森林ボランティア活動の限界を超えるために」
松村正治氏(モリダス/NPO法人よこはま里山研究所)
14:00-14:25 先進事例報告(1)「「森づくり安全技術・技能修得制度」が目指すもの」
森田耕平氏(森づくり安全技術・技能全国推進協議会)
14:25-14:50 先進事例報告(2)「なぜ「横浜市森づくりガイドライン」が生まれたか?」
吉武美保子氏(NPO法人よこはま里山研究所)
14:50-15:15 先進事例報告(3)「環境保全活動の現場でリーダーを育てる」
志賀壮史氏(NPO法人日本環境保全ボランティアネットワーク、
NPO法人グリーンシティ福岡)
15:25-16:25 パネルディスカッション
16:25-16:30 閉会
16:30- 交流会
多摩市立グリーンライブセンターが会場となり開会。後ろには温室というなんとも植物に囲まれた環境。

松村氏による基調講演

・里山保全・森林ボランティアは、歴史的に転換期にある(ボランティアからシゴトへ、公から民へ)
・これまでの森林ボランティア活動の経験の蓄積は、知的遺産として継承する価値がある
・今後の都市近郊の里山保全・森林ボランティアは都市林業の多面的機能を高める専門的なサービス(環境保全、体験型観光、森福連携、社会教育等)に可能性があり、これを担う人づくりが必要
森田氏による先進事例報告(1)

森づくり安全技術・技能修得制度の仕組みについてお話を伺いました。
吉武氏による先進事例報告(2)

横浜市森づくりガイドラインが出来たまでをお話いただきました。
なかでも、ボランティア活動にPDCAサイクルを導入した下りは興味深く聞かせていただきました。
志賀氏による先進事例報告(3)

野外活動を実践する者にとって、JCVNのリーダ講座は一度は受講してみたい講座ですが、今回はそのリーダ講座の必要性と、講座のエッセンスを紹介いただきました。
また、グリーンシティ福岡では安全管理に活動費の5%を当てているとのこと。
パネルディスカッション

参加者からの意見や質問を元にディスカッション

そして、(アルコール抜きの健全な)交流会w


モリダス
https://moridasu.localinfo.jp/NPO法人よこはま里山研究所
http://nora-yokohama.org/森づくり安全技術・技能全国推進協議会(FLC)
https://www.mori-anzen.com/NPO法人日本環境保全ボランティアネットワーク(JCVN)
http://www.jcvn.net/NPO法人グリーンシティ福岡
http://www.greencity-f.org/多摩市立グリーンライブセンター
http://www.keisen.ac.jp/tglc/