地域づくりネットワークもりおか総会その4[2009年06月29日(月)]
5 特別講演
農村の魅力
雫石町農業経営者協力会会長 松原 久美 氏

新幹線こまちも停車するJR雫石駅から岩手山のふもとに
ある網張温泉に向かう途中の「長山街道」にある自家製の
超人気アイスクリーム店「松ぼっくり」を経営している松原
さんから、お話をいただきました。
酪農を経営している松原さんが加工に興味をもったのは、
若い頃に行ったヨーロッパの農家の研修だったそうです。
受け入れてくれた農家の方々が正装で迎えてくれ、農業の
プライドを感じたそうです。食糧への考え方がしっかりしてい
るのも驚いたそうです。
ヨーロッパの農家では、付加価値の高いチーズ、ヨーグルト
などの加工に力を入れており、いつかは加工もと考えて
いたそうです。
その後、北海道で安価なフリーザーをおみやげに買ったこと
をきっかけに、妻が少しずつアイスづくりを始めました。
近所に分けたところ、非常に評判がいいため、思い切って
借金してアイスクリームショップを始めることとしたそうです。
雫石の中心地から離れており、こんなところに客が来るか
心配でしたが、開店してみると、結構お客さんが来てくれた
ことが驚きだったそうです。
地元のテレビ、ラジオ局も紹介もあり、また、おいしい、また
来たいとのリピーターも多く、少しずつお客さんが増えてきま
した。
今年まで、売上が前年度を下回ったことがないそうです。
平成16年には、アイスクリーム店に隣接して産直を開店
しました。 アイスを買ったお客が、産直で野菜を買うように
なり、周囲の農家の皆さんに大変喜ばれたそうです。
アイスクリームショップと産直の経営が数年メインとなった
ため、本来の農業に立ち返ろうと、昨年、牛舎を増築しました。
投資しないと生産拡大はできない、投資によって新たな相乗
効果がでる。投資をサポートするしくみが大切だとおっしゃって
いました。
また、松原さんはアメリカ、ヨーロッパに行くなど、家族の中
でも、勉強、刺激を作り、感受性を豊かにしているそうです。
経験がすぐ自分の行動にならないかもしれないが、いつか
出会った時が行動の時期であるとの言葉に、とても勇気づけ
られました。
ぜひ一度、長山街道のアイスクリームショップ「松ぼっくり」
にお越しください。観光バス、自家用車で混雑していますが、
一度並ぶとその理由がわかると思います。
6 活動発表
御所湖の清流を守る会 会長 高橋 金兵衛 氏
事務局 内田 尚宏 氏
岩手県盛岡市と雫石町の境にある御所ダムの建設に
よってできた湖である、「御所湖」の清流を守る会のお二人か
ら発表をいただきました。
最初に、会の概要について会長の高橋様から紹介いただ
きました。

「御所湖の清流を守る会」は、御所ダムが竣工する1年前
の昭和55年10月に、御所湖及び周辺の清流を公害から守り、
住民の生活と自然環境を保護することを目的として設立され、
今年で29年目を迎えます。
普通会員は53名、特別会員は27団体あり、年2回の統一
清掃や、管内の小学校と連携した「御所湖の清流を守るポ
スター」の募集及び展示会の開催、御所湖ニュースの発行、
NPO等と連携した地域でのイベントの開催を行っています。
情報誌である、「御所湖ニュース」は毎月発行され、会員
等100機関および御所湖周辺1,650世帯に配布されています。
平成21年5月までになんと219号も発行されています。
盛岡地方振興局にも毎月データで送信いただいており、
県民ホールで閲覧できます。
来年度は記念すべき設立30周年に向け、様々計画を考え
ているそうです。
続いて内田様から、御所ダムに生息する、「コモチカワツボ」
について説明がありました。

「コモチカワツボ」とは、ニュージーランド原産の大きさ4〜5
mmの小さな巻貝です。平成19年度に初めて御所ダム流域
で発見されました。
日本に以前から生息していた、貝の一種である「カワニナ」
の稚貝と非常に良く似ています。
「カワニナ」は「ゲンジボタル」の餌ですが、「カワニナ」には、
ゲンジボタルの発光成分が含まれているのに対し、「コモチ
カワツボ」には発光成分がないため、「コモチカワツボ」を
食べたゲンジボタルは発光が弱くなってしまうそうです。
以前、水辺にホタルを増やそうという運動などで、ゲンジ
ボタルを育成した際、餌の代用品として、「コモチカワツボ」
が販売されたこともありました。
直接の影響はまだ明らかになっていませんが、ゲンジ
ボタルの急いだ育成が、更なる自然環境への影響を与え
ています。
7 雫石駅構内視察
最後に、今回会場となった雫石駅の施設管理を受託している、
株式会社しずくいしの山本代表取締役社長に案内いただきました。

JR雫石駅は、新幹線こまち号も停車する、雫石町の玄関口
ですが、平成20年4月に観光交流センター、産直、地産地消
レストラン、ファーストフード店を併設し、リニューアルオープン
しました。ファーストフード店では、特産の雫石牛、南部かしわ
の入ったハンバ−ガー等を味わうことができます。
2階にある驛田舎(「えきなか」と読みます」)産直は、4月
の開業に合わせ設立された、「驛田舎産直出荷組合」の
組合員32名が雫石の新鮮な野菜や、米、うどん、みそ、
しょうゆなどの加工品、もちなどのお菓子を出荷しています。
「驛田舎産直出荷組合」が出した商品は、株式会社しずく
いしが仲介し、地元の鶯宿温泉や網張温泉、盛岡市の旅館
ホテルや飲食店にも提供されています。
大型ホテルが多く、需要期に雫石牛の在庫がなくなるなど、
地元食材を安定して供給できるシステムが今後の課題と
おっしゃっていました。
「驛田舎産直」の利用者は、観光客もですが、地元の方も
多く利用しています。近くに産直がなく、新鮮な野菜を買える
と好評だそうです。
雫石駅は雫石の「食」で一杯です。是非お越しください!

今年の地域づくりネットワークもりおかの総会・研修は
1日かけての充実した内容でした。
雫石町の第一線で頑張る皆さんのお話にうなづき、励まさ
れた参加者も多かったと思います。
このような機会があること、参加できることを嬉しく思います。
最後に、地域づくりネットワークもりおかの事務局の特定非
営利活動法人劇団ゆうの皆さん、担当された雫石町経営推進
課の皆様、雫石町の会員の皆様、大変お疲れ様でした。
これからもどうぞよろしくお願いします。
農村の魅力
雫石町農業経営者協力会会長 松原 久美 氏

新幹線こまちも停車するJR雫石駅から岩手山のふもとに
ある網張温泉に向かう途中の「長山街道」にある自家製の
超人気アイスクリーム店「松ぼっくり」を経営している松原
さんから、お話をいただきました。
酪農を経営している松原さんが加工に興味をもったのは、
若い頃に行ったヨーロッパの農家の研修だったそうです。
受け入れてくれた農家の方々が正装で迎えてくれ、農業の
プライドを感じたそうです。食糧への考え方がしっかりしてい
るのも驚いたそうです。
ヨーロッパの農家では、付加価値の高いチーズ、ヨーグルト
などの加工に力を入れており、いつかは加工もと考えて
いたそうです。
その後、北海道で安価なフリーザーをおみやげに買ったこと
をきっかけに、妻が少しずつアイスづくりを始めました。
近所に分けたところ、非常に評判がいいため、思い切って
借金してアイスクリームショップを始めることとしたそうです。
雫石の中心地から離れており、こんなところに客が来るか
心配でしたが、開店してみると、結構お客さんが来てくれた
ことが驚きだったそうです。
地元のテレビ、ラジオ局も紹介もあり、また、おいしい、また
来たいとのリピーターも多く、少しずつお客さんが増えてきま
した。
今年まで、売上が前年度を下回ったことがないそうです。
平成16年には、アイスクリーム店に隣接して産直を開店
しました。 アイスを買ったお客が、産直で野菜を買うように
なり、周囲の農家の皆さんに大変喜ばれたそうです。
アイスクリームショップと産直の経営が数年メインとなった
ため、本来の農業に立ち返ろうと、昨年、牛舎を増築しました。
投資しないと生産拡大はできない、投資によって新たな相乗
効果がでる。投資をサポートするしくみが大切だとおっしゃって
いました。
また、松原さんはアメリカ、ヨーロッパに行くなど、家族の中
でも、勉強、刺激を作り、感受性を豊かにしているそうです。
経験がすぐ自分の行動にならないかもしれないが、いつか
出会った時が行動の時期であるとの言葉に、とても勇気づけ
られました。
ぜひ一度、長山街道のアイスクリームショップ「松ぼっくり」
にお越しください。観光バス、自家用車で混雑していますが、
一度並ぶとその理由がわかると思います。
6 活動発表
御所湖の清流を守る会 会長 高橋 金兵衛 氏
事務局 内田 尚宏 氏
岩手県盛岡市と雫石町の境にある御所ダムの建設に
よってできた湖である、「御所湖」の清流を守る会のお二人か
ら発表をいただきました。
最初に、会の概要について会長の高橋様から紹介いただ
きました。

「御所湖の清流を守る会」は、御所ダムが竣工する1年前
の昭和55年10月に、御所湖及び周辺の清流を公害から守り、
住民の生活と自然環境を保護することを目的として設立され、
今年で29年目を迎えます。
普通会員は53名、特別会員は27団体あり、年2回の統一
清掃や、管内の小学校と連携した「御所湖の清流を守るポ
スター」の募集及び展示会の開催、御所湖ニュースの発行、
NPO等と連携した地域でのイベントの開催を行っています。
情報誌である、「御所湖ニュース」は毎月発行され、会員
等100機関および御所湖周辺1,650世帯に配布されています。
平成21年5月までになんと219号も発行されています。
盛岡地方振興局にも毎月データで送信いただいており、
県民ホールで閲覧できます。
来年度は記念すべき設立30周年に向け、様々計画を考え
ているそうです。
続いて内田様から、御所ダムに生息する、「コモチカワツボ」
について説明がありました。

「コモチカワツボ」とは、ニュージーランド原産の大きさ4〜5
mmの小さな巻貝です。平成19年度に初めて御所ダム流域
で発見されました。
日本に以前から生息していた、貝の一種である「カワニナ」
の稚貝と非常に良く似ています。
「カワニナ」は「ゲンジボタル」の餌ですが、「カワニナ」には、
ゲンジボタルの発光成分が含まれているのに対し、「コモチ
カワツボ」には発光成分がないため、「コモチカワツボ」を
食べたゲンジボタルは発光が弱くなってしまうそうです。
以前、水辺にホタルを増やそうという運動などで、ゲンジ
ボタルを育成した際、餌の代用品として、「コモチカワツボ」
が販売されたこともありました。
直接の影響はまだ明らかになっていませんが、ゲンジ
ボタルの急いだ育成が、更なる自然環境への影響を与え
ています。
7 雫石駅構内視察
最後に、今回会場となった雫石駅の施設管理を受託している、
株式会社しずくいしの山本代表取締役社長に案内いただきました。

JR雫石駅は、新幹線こまち号も停車する、雫石町の玄関口
ですが、平成20年4月に観光交流センター、産直、地産地消
レストラン、ファーストフード店を併設し、リニューアルオープン
しました。ファーストフード店では、特産の雫石牛、南部かしわ
の入ったハンバ−ガー等を味わうことができます。
2階にある驛田舎(「えきなか」と読みます」)産直は、4月
の開業に合わせ設立された、「驛田舎産直出荷組合」の
組合員32名が雫石の新鮮な野菜や、米、うどん、みそ、
しょうゆなどの加工品、もちなどのお菓子を出荷しています。
「驛田舎産直出荷組合」が出した商品は、株式会社しずく
いしが仲介し、地元の鶯宿温泉や網張温泉、盛岡市の旅館
ホテルや飲食店にも提供されています。
大型ホテルが多く、需要期に雫石牛の在庫がなくなるなど、
地元食材を安定して供給できるシステムが今後の課題と
おっしゃっていました。
「驛田舎産直」の利用者は、観光客もですが、地元の方も
多く利用しています。近くに産直がなく、新鮮な野菜を買える
と好評だそうです。
雫石駅は雫石の「食」で一杯です。是非お越しください!

今年の地域づくりネットワークもりおかの総会・研修は
1日かけての充実した内容でした。
雫石町の第一線で頑張る皆さんのお話にうなづき、励まさ
れた参加者も多かったと思います。
このような機会があること、参加できることを嬉しく思います。
最後に、地域づくりネットワークもりおかの事務局の特定非
営利活動法人劇団ゆうの皆さん、担当された雫石町経営推進
課の皆様、雫石町の会員の皆様、大変お疲れ様でした。
これからもどうぞよろしくお願いします。









