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東京都立練馬高校☆京都エコ修学旅行報告 [2008年11月15日(Sat)]
11月13日、東京都立練馬高等学校のエコ修学旅行プログラムを実施しました。
その報告です。
「エコ修学旅行のエコって何ですか?」そう高校生に問われたとき、「名所旧跡をあわただしく巡るのではなく、一つひとつの場所を歩いてじっくり味わって、まちの魅力に出会う旅のことだよ」と一応答えた。さらに、「景観や建物、文化や歴史を生かしたまちづくりに触れてもらう」ことも付け加えた。

“修学”とはいえ“旅行”だから、理屈をこねるよりも身体感覚を通してエコの本質が伝わればとわたしは願っている。まち歩きは生徒たちと楽しみながらも、内心は真剣勝負である。もちろん、期待は容易に叶わないことも知っている。現実の京都を前にして、多くの生徒が抱いていた古都のイメージは、見事なまでに打ち砕かれることが少なくない。あるいは、旅程や当日の天候、生徒自身の状態で、期待が失望に変ることもあるだろう。

とはいえ、自分なりにまちを取り巻くモノやコトに面し、じっくり見て学ぶ、考え抜く。自分自身の感覚をフルに働かせて、記憶に刻み付ける。そんな行為は、思春期から青年期へ移行し、自分とは何か、生きる意味を問いはじめる彼や彼女にとって、きっと重要な経験になるに違いない。そして京都は、歴史的にも文化的にもそれができるだけの豊穣なストックを擁している。そう信じて、私たちはまちなかを歩いてきた。

今回、私のグループの生徒たちはエコマップの発表で、三つのキーワードを示してくれた。ひとつは「昔ながらの」、もうひとつは「リニューアル」、そして最後が「eco」。回ったコースは、六角堂→新風館→京都市芸術センター→四条京町家であった。「昔ながらの」とは、伝統文化がまちに息づいているということ。「リニューアル」は、時代にあった新しいことを創造していること。そして、それらの基底にある考え方が「eco」だという。短時間(まち歩きは2時間)でよく考えてくれたと感心した。


ところで、私個人としては、四条京町家の印象が強い。数寄屋風の奥座敷、二階から前栽(庭)をのぞむ生徒は「癒される」とこぼし、「おばあちゃんの家に来たようだ」といい、「ここに住んでみたい」と畳のうえで穏やかに語った。これは、前回の実施校でも同じであった。町家という空間は、単なるブームをこえたより深い部分から、現代っ子たちに“癒し”を与えているように見受けられた。冒頭に記した「場所を味わう」とは、まさにこのことであり、たとえば文化としての町家をいかに守り、創造的に継承していくかを考えることもエコの視点ではないだろうか。

最後になりましたが、私たちにたくさんの気づきと学びの機会を与えていただきました関係者の皆さまに心より感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。(中島智)
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