初心に帰って[2016年03月30日(Wed)]
こんにちは、やっと春らしくなってきましたね
先日、百葉の会グループの新しい施設『花咲み』の内覧会において、当ステーションの所長による講演会が開かれました。演題は「在宅で看取るということ」
この講演会の中では様々な看取りの事例が紹介されたのですが、やはり『その人らしい看取り』を実現出来た時、「看護師をやっていて良かった」という気持ちになりますね
私が訪問看護師を目指したのは、まだ学生の頃でした。
病院での実習の際、看護師に遠慮してナースコールを押すこともためらわれ、たくさんの我慢をしておられる患者様が大勢いらっしゃいました。
そんな中、一人のお年寄りの方が「畳の上で死にたい」とささやかれました。
病院では、死が近づいていても家族とゆっくりと過ごす時間もなく、やりたいことも出来ず、孤独を感じながら亡くなっていかれるように感じました。「人の最後がこれでは寂しすぎる、この最後の夢を叶えてあげたい」まだ看護師の卵だった私が大きな決断をした日でした
あの日から20数年、私は自分の夢を実現し在宅での看取りのお手伝いをさせていただいています。いつまでたっても未熟者ですので、本当に満足の出来る看取りを実現することは難しいとも感じていますが、これからも一人でも多くの方に、畳の上(今はベッドの上ですが)でのあたたかい最後を迎えていただけたらと思います
以上、金田一でした
先日、百葉の会グループの新しい施設『花咲み』の内覧会において、当ステーションの所長による講演会が開かれました。演題は「在宅で看取るということ」
この講演会の中では様々な看取りの事例が紹介されたのですが、やはり『その人らしい看取り』を実現出来た時、「看護師をやっていて良かった」という気持ちになりますね
私が訪問看護師を目指したのは、まだ学生の頃でした。
病院での実習の際、看護師に遠慮してナースコールを押すこともためらわれ、たくさんの我慢をしておられる患者様が大勢いらっしゃいました。
そんな中、一人のお年寄りの方が「畳の上で死にたい」とささやかれました。
病院では、死が近づいていても家族とゆっくりと過ごす時間もなく、やりたいことも出来ず、孤独を感じながら亡くなっていかれるように感じました。「人の最後がこれでは寂しすぎる、この最後の夢を叶えてあげたい」まだ看護師の卵だった私が大きな決断をした日でした
あの日から20数年、私は自分の夢を実現し在宅での看取りのお手伝いをさせていただいています。いつまでたっても未熟者ですので、本当に満足の出来る看取りを実現することは難しいとも感じていますが、これからも一人でも多くの方に、畳の上(今はベッドの上ですが)でのあたたかい最後を迎えていただけたらと思います
以上、金田一でした