放課後の子どもの居場所 日韓シンポジウム [2010年02月28日(Sun)]
放課後の子どもの居場所 日韓シンポジウム
が、東京ビッグサイトで開催され、行ってきました。 主催:財団法人児童健全育成推進財団 共催:プスロギサランナヌムフェ 小さい愛を分かち合う会 助成:財団法人日韓文化交流基金 韓国では、約3,500ヶ所の地域児童センターがあり、主として 貧困地域児童の支援活動を行っている他、さまざまな支援体制があり それぞれの背景と状況について、説明がありました。 韓国は学歴社会が進んでおり、約70%が私教育(学習塾等)を受け その金額は親にとって、経済的・精神的な負担になっているそうです。 70%の子どもが私教育を受けられているのだから、非営利の子どもの 支援体制は必要性が薄く感じられるかもしれませんが、 公教育以外に莫大な金額をかけないと将来が見えないという社会は やはり間違っていると思います。 韓国の放課後の支援体制については、貧困地域が主であり、 学習支援と、放課後の居場所提供の2点で意義があるものです。 ですが、これも足りないと思います。 「貧困から脱するための支援」という意識が強く、一般の児童に対する 支援が、政府の財政支援も含めて足りないという指摘がありました。 日本の児童館からの発表もありました。 日本では、まだまだ居場所提供でしかないような気がします。 0歳〜18歳までの子どもが活動できる児童館では、 年齢差に関係なく交流が生まれているそうで、面白い成果が出ている そうですが、やはりそれぞれの年齢に合った活動ができるような 支援体制が必要だと思います。 児童にとって1日のうちの長い時間を過ごす放課後。 興味はまだまだ尽きません。 |