新建築家技術者集団から寄せられた祝辞を紹介します。 [2011年06月01日(Wed)]
みやぎ県民センター設立に心から連帯の挨拶を送ります。
阪神淡路大震災をはじめ近年の大震災の復興は必ずしも成功だったとは言えません。なによりも、被災者の立場に立った施策が不十分だったと言わざるを得ません。そうした中で兵庫県民復興会議などの住民団体が国、県、市町村に提言や要求を出すことによって、改善を実現してきました。 今回の災害でも国の対応は遅くかつ不十分です。また、県や市町村による対応の違いや乱れが随所にみられます。被災者が声を上げることが不可欠であり、県レベルでの被災者・住民の組織は大変重要です。そうした意味で「みやぎ県民センター」の設立と今後の活躍を心から歓迎し、期待しています。これまでの苦い体験を踏まえて今度こそ被災者主体・住民主体の復旧復興を実現しましょう。 私たち新建築家技術者集団は、使い手主体の建築、住民主体のまちづくりを目指して、40年間活動を続けてきた建築・まちづくり専門家組織として、微力ながら全力をあげて皆様方の活動に連帯・協力させていただきたいと考えます。ともに頑張りましょう。 2011年5月29日 新建築家技術者集団東日本大震災復興支援会議 議 長 本多昭 一 |