後期高齢者に被害が集中している傾向について。 [2011年08月11日(Thu)]
東日本大震災では、被害が高齢者に集中する傾向があります。宮城県の死者・不明者は11,715人(8月5日現在)で、このうち判明している死者9,284人のうち、75歳以上の後期高齢者は2,768人で、29.8%を占めます。
26万7千人の後期高齢者のうち13.8%で家屋が全半壊しています。これは全県平均で8人に1人の割合ですが、津波被災地ではもっと高い比率になります。避難所・仮設・在宅で避難生活を余儀なくされている後期高齢者を思うと、医療・介護の分野では手厚い支援が求められていると切に思います。 家屋の全半壊や主たる生計維持者の死亡等による医療費一部負担金免除証明書の発行件数は、市町村別に以下のとおりです。(7月21日現在) 資料は、宮城県後期高齢者医療広域連合(奥山恵美子広域連合長)によります。 仙台市 8,431 青葉区 1,532 宮城野区 1,779 若林区 2,371 太白区 1,528 泉区 1,221 石巻市 8,403 塩竈市 1,193 気仙沼市 3,356 白石市 180 名取市 1,142 角田市 52 多賀城市 1,261 岩沼市 737 登米市 728 栗原市 192 東松島市 3,372 大崎市 1,012 蔵王町 37 七ヶ宿町 0 大河原町 70 村田町 41 柴田町 96 川崎町 5 丸森町 6 亘理町 1,316 山元町 1,213 松島町 618 七ヶ浜町 595 利府町 178 大和町 194 大郷町 119 富谷町 60 大衡村 8 色麻町 8 加美町 20 涌谷町 350 美里町 430 女川町 0 南三陸町 1,548 <合計> 36,971 |