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宮 直史ブログ−“信はたていと、愛はよこ糸”

岡崎嘉平太記念館(岡山・吉備高原)で出会ったメッセージに深い感銘を受けました。
『信はたていと、愛はよこ糸、織り成せ 人の世を美しく』(岡崎嘉平太氏)
・・・私も、皆様方とともに世の中を美しく織りあげていくことを目指して、このブログを立ち上げました。よろしくお願いします。


こんにちは!宮です

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ビッグデータも人間が主体(人間尊重) [2019年01月15日(Tue)]
キャシー・オニール『あなたを支配し、社会を破壊する、AI・ビッグデータの罠』
AI_s.jpg「Weapons of Math Destruction」

本書の終章「人間だけが未来を創造できる」より――
ビッグデータは、うまく管理すれば重要な洞察を与えてくれるが
破壊的な結果を招くことも多い
結局のところ、ビッグデータを使用する狙いは、
人間の目には見えないパターンを見つけ出すこと、それに尽きる。
データサイエンティストが取り組むべき課題は、
自分たちが踏み入ろうとしているエコシステムを理解すること
そして、問題の提示に留まらず、考えうる解決策まで提案することである。
単純なワークフロー・データ分析では、
5人の従業員が余剰人員として浮かび上がるかもしれない。
しかし、データチームに専門家1人を招き入れるだけで、
より前向きで建設的なモデルの開発が推進され、
余剰人員かと思われた従業員が活かされる最適化されたシステムが提案され、
その職務の遂行に必要なトレーニングの同定まで行えるようになるかもしれないのだ。
知識や情報は、いつも足りているとは限らない
知識や情報が足りないときに、「何かが足りない」と気づいてこそ、
データサイエンティストはその職務をまっとうできる。

データ経済について調査を進めるなかで、私は、
良い目的のために活用可能な数理モデルの登場を数多く見てきたし、
使いかたさえ間違わなければ偉業を成し遂げられるような素晴らしい可能性を
秘めた数理モデル
も、同じくらいたくさん見てきた。
ここで、ミラ・バーンスタインによる「現代の奴隷問題」に関する研究を紹介しよう。
(…)
ほかの多くの責任あるモデルと同じで、
この奴隷検索モデルも、無理な背伸びはしていない
疑わしい点を指摘するに留め、追跡の最終段階は人間に任せている
疑わしいとされた供給業者が実際に合法であったという事例も、
間違いなく存在する(どんなモデルでも必ず偽陽性は発生する)。
その情報はメイド・イン・ア・フリーワールドに戻され、
フィードバックとしてバーンスタインらの研究に活かされる。

社会福祉事業の分野でも、公共の利益になるモデルが誕生している
(…)
このようなモデルは、今後、数年のうちにたくさん登場するだろう。
(…)そのようなモデルの多くは、
本書で考察してきた数学破壊兵器の一部と同じように、善意から生まれる。
しかし、それだけではダメだ

透明性を確保し、使用される入力データと結果として出力された標的の両方を
開示しなければならない。監査も受けるべきだ。
モデルは強力なエンジンとなるのだから、
私たちは絶えず目を向けていかなければならない
(…)
モデルというのは、データのみで構成されるのではなく
そこに、どのデータに注意を向け、どのデータを排除するのかという私たちの選択
加わって構成されるもの
だ。
そのような選択は、ロジスティクス、収益、効率性に関するものばかりではない。
根本的には、善悪にかかわる選択である
そのような選択に対して逃げ腰になり、
数理モデルを天候や潮の干満のように中立的かつ必然的な力として扱うなら、
私たちは自分の責任を放棄したことになる

その結果が、すでに見てきたように、私たちを職場で機械部品のように扱い、
従業員を追放し、不平等を堪能する数学破壊兵器である。
私たちは力を合わせて、このような数学破壊兵器を取り締まり、手なずけ、
武装解除しなければならない。(…)

出版社のサイトで本書の「目次」「はじめに」「解説」を立ち読みできます
http://www.intershift.jp/w_aibg.html


カネのあるなしで人を差別するとは、何ごとか
自分は人間を差別する経営は絶対にしない。
(…)
企業といっても、人間が主体です。人間を抜いたら、何もない。
人間がその気にならなけりゃ、何もはじまらない。
それには平等感というか、
一人一人が大事にされているという認識がないと……。
(…)
人が機械に使われる、機械にベースを合わせるというのでは、
何のための仕事かといこうとになる。
人間がより人間らしく仕事をしてゆくために
ロボットを使いこなすんだという、はっきりした思想がなくてはならない

(…)
私は人と人を差別したことはないが
悪い奴や、ずるい奴、卑怯な奴、努力しない奴を軽蔑したことはある
つまり、人格については大いに区別して人とつきあってきたというわけだ。
人間は結局は人格、人がらであり、仕事への取り組み方である
第三章「人間の尊厳」/伊丹敬之『人間の達人 本田宗一郎』

「俺がやれと言ったからやった?
それなら、俺が死ねと言ったら、おまえは死ぬのか」
なぜ怒鳴るのか。
上司が言ったことを無批判にそのままやるという姿勢が許せないからだ。
失敗の責任を部下に押し付けようとしているわけではない。
小林三郎『ホンダ イノベーションの神髄』

「随処作 立処皆臨済禅師
(ずいしょにしゅとなれば りっしょみなしんなり)


(…)
Algorithms are opinions embedded in code.
(…)
They don't make things fair.
They repeat our past practices, our patterns.
They automate the status quo.
(…)
The era of blind faith in big data must end.


この続きはまた明日四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
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