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宮 直史ブログ−“信はたていと、愛はよこ糸”

岡崎嘉平太記念館(岡山・吉備高原)で出会ったメッセージに深い感銘を受けました。
『信はたていと、愛はよこ糸、織り成せ 人の世を美しく』(岡崎嘉平太氏)
・・・私も、皆様方とともに世の中を美しく織りあげていくことを目指して、このブログを立ち上げました。よろしくお願いします。


こんにちは!宮です

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猫に小判、馬の耳に念仏 [2019年01月09日(Wed)]
トラヴィス・ソーチック『ビッグデータ・ベースボール』(Big Data Baseball
副題は「20年連続負け越し球団ピッツバーグ・パイレーツを甦らせた数学の魔法」
Math, Miracles, and the End of a 20-Year Losing Streak)
img409.jpg

第1章「話し合い」より――
フロント主導による守備戦術を実行に移すためには、
複数の領域でこれまにない変化が必要だった。
(…)
たとえフロントの作成した計画が
これまでになく美しく、劇的なものだったとしても

監督やコーチに受け入れられないければ、それが機能することもない
(…)
ハードル(監督)は20世紀の野球の考え方から教えを受けた伝統主義者であり、
2012年に彼が試合で採用した戦術も、その大半は保守的なものだった。
(…)
あらゆるものを数値化する必要性は評価していない
彼が信じるのは目に見えるものだけだ。けれども、ハードルは
自分の目に見えないものを信じるようにという難問を突きつけられた
戦術の大部分はフロントの考案によるものだが、
それを実行するか否かはハードルの双肩にかかることになった。

第2章「過去の亡霊」より――
ハンティントン(GM)と話をした2012年10月のうすら寒いその日まで、
ハードルはパイレーツの監督を2シーズン務めたものの、
球団の分析部門から送られた統計的な発見を試合の中で生かしたことは
ほとんどなかった

チームが不振にあえいでいたにもかかわらず、ハードルは伝統と手を切り
目に見えないものを信じることがどうしてもできずにいた
これまでずっと自分の直感を信じてきたからだ。
「論理的な統計分析の結果を、
頑なに受け入れようとしなかった時もあったように思う。
どうにもしっくりこなかったのだ。
その種の教えを受けてきたわけではないからね」ハードルは語る。
「深い知識も、十分な知識も、十分な理解も持っていなかった。
よりよく理解するためには、
部屋の模様替えをするように、頭の中を切り替えなければならなかった

パイレーツは葛藤に悩むハードルを伝統から切り離す必要があった
野球界のどこでも、監督やコーチたちは
ビッグデータの動きを一歩下がって眺めており、
それはパイレーツにおいても同じだった。
ハンティントンと彼の率いる分析チームは、
変革をもたらすためにハードルから全幅の信頼を得る必要があった
自分たちの主張を納得してもらうためには証拠がなければならないが、
彼らはようやくその証拠を手に入れたと確信していた。

この世の中に存在するものは、一つとしてムダなものはない
ムダだと思うのは
その活かし方、使い方を知らないだけ
活かし方を知らなければ、
すべてのものがマイナスになる。

ムダだ、マイナスだと頭をかかえてばかりいたら、
不満に心が暗くなり、
せっかくの天与の贈物も猫に小判
黄金は、猫にとっては何の役に立たない無用の物かもしれないが、
その活かし方を知っている人間にとっては、天下の大宝
その価値を知らぬ猫の愚を笑いたくもなるが
笑ってばかりもいられないのがお互いの姿であろう
(…)
お互いに、もうすこし謙虚でありたい。
もうすこし勇気をもちたい。

そして、もうすこし寛容の心を持って、
すべての物が、すべての人が、時と処を得て、
その本来の値打ちが活かされるようつとめたいものである。
「無限の宝庫」/松下幸之助『続・道をひらく』


全く同じ話を聞いても、「いい話だった」と感動する人と
「つまらない話だった」と思う人がいますね。
ということは、話の善し悪しは、
その内容より、むしろ、聞く側の態度によって決まってくる。

聞く側に大部分の責任があるともいえるわけです。
ピューという風の音にでも悟る人がいるのですから……。
「学ぶ」ということ/松下幸之助『人生談義』

せっかくの論理的な統計データも、
過去の常識や経験にとらわれて値打ちがわからねば「猫に小判」で活かせず、
統計データに基づく論理的な戦術を説いたところで「馬の耳に念仏」。
常識の呪縛から自らを解放するひらめき
―― 値打ちを理解して納得してもらうには「全幅の信頼」と「明確な証拠」が必要
IMG_1329.jpg
「何もない ― 見ればある」/河井寛次郎『いのちの窓』
/2018.7.25


ほどんどの組織のどこかに、良質で役に立つデータが存在している
だが、情報が流れることによってはじめて、
あなたは社員の力を最大限に引き出し、顧客から学ぶことができる。
「良質」な情報の「迅速」な流れこそ、あなたの会社の命運を握るカギなのだ。
ビル・ゲイツ『思考スピードの経営』

<ダメな店の3条件>
1.動かない 2.考えない 3.自分を不満に思わない

川勝宣昭『日本電産 永守重信社長からのファクス42枚』

今までと同じやり方では、同じ結果で進歩なし ―― 20+1年連続負け越し
常識や過去を捨て、新しいやり方で戦いを挑む ―― 退路を断って前進あるのみ
(×戦いに挑む、○戦いを挑む)
2019.jpg
私の今年の一文字は「攻」

経営は論理の積み重ねである。
常に論理的に考え、攻める姿勢が必要なのだ。
自分の頭で考えないで他人の真似をするのが、経営者として一番危険な人なのである。
論理的に考える人は、その結論を導き出した経緯について筋道立てて説明できる。
また説明をしているうちに考え方を論理的に整理することもある。
他に対して説明する能力も経営者にとって大事な資質である。
『小倉昌男 経営学』

本書カバーのそで(表紙側)
img411.jpg
「今日を変えていこう。愛を込めて。クリント」

そんななかでも大事なことは、
ことしは去年のままであってはならないということ、
きょうは昨日のままであってはならないということ、そして
明日はきょうのままであってはならないということである。
万物は日に新た。
人の営みもまた、天地とともに日に新たでなければならない。
「この日この朝」/松下幸之助『続・道をひらく』

日に新たであるためには、いつも「なぜ」と問わねばならぬ。
そしてその答を、自分でも考え、また他にも教えを求める。
素直で私心なく、熱心で一生懸命ならば、
「なぜ」と問うタネは随所にある。

それを見失って、きょうはきのうの如く、あすもきょうの如く、
十年一日の如き形式に堕したとき、その人の進歩はとまる。
社会の進歩もとまる。
繁栄は「なぜ」と問うところから生まれてくるのである。
「なぜ」/松下幸之助『道をひらく』


この続きはまた明日四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
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