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宮 直史ブログ−“信はたていと、愛はよこ糸”

岡崎嘉平太記念館(岡山・吉備高原)で出会ったメッセージに深い感銘を受けました。
『信はたていと、愛はよこ糸、織り成せ 人の世を美しく』(岡崎嘉平太氏)
・・・私も、皆様方とともに世の中を美しく織りあげていくことを目指して、このブログを立ち上げました。よろしくお願いします。


こんにちは!宮です

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原単位を押さえてないと経営はできない [2017年04月11日(Tue)]
川勝宣昭『日本電産 永守重信社長からのファクス42枚』より――
 (…)
 ここで永守社長が一言。
「君ね、よくそんなんで経営できるね」
 続けて次の言葉が発せられました。
「経営は原単位だぞ。
 原単位を押さえてないと経営はできないんだぞ」

日産時代が長かった私は、
そのような細部のマターは、各担当部署が扱う世界の話だと考えていました。
戦略を立てたり、高額の投資を決断することこそ経営であって
細部の単価など経営トップの領域とは関係ないと思い込んでいたのです
私が長く籍を置いていた日産は、いわゆる大企業の一角にあるわけですが、
そこでは足元の月次決算が赤字の垂れ流しであるのはさして議論されず
経理部門の説明で2時間もかけずに終了してしまう。
それよりも役員会で時間をかけるのは、
トヨタをいかに上回るかの壮大な戦略論議であり、
それを作成した優秀なテクノクラートである部課長の流麗な説明で、
それを聞いた居並ぶ経営陣は、
もうその戦略が、手に届くところにあるかのように錯覚してしまう
(…)
そうではない。経営は結果であり、数字で経営するものなのだ
だから、経営者が原単位を知っていなくて、なぜ経営ができるのだ。
(…)
この日の永守社長のこの一言で、私はガーンと打ちのめされました。
原単位を把握しない、ディテールを把握しない経営は経営ではない
経営者たる者、上から会社を眺めているだけでなく、
社内の誰よりも細部についても把握しておくべきだと。
これは中堅リーダーの場合であっても同じでしょう。
自分の発する号令が部下に対して説得力を持つのは、
こういう単なる細かさを超えた視点の鋭さ、ビジネスに対する真摯で厳格な姿勢
垣間見え、相手がそれを感じるからこそだと思います。

天は自ら助くる者を助く
Heaven helps those who help themselves.

「数字が強いる苦行は自由への過程である」
数字自体は何をなすべきかを教えてはくれない。
企業の経営において肝要なのは
そうした数字の背後で起こっていることを突きとめることだ
ハロルド・ジェニーン『プロフェッショナルマネジャー』

金銀は儲けがたくて減りやすし。
朝夕、十露盤(そろばん)に油断する事なかれ
ひらめき
井原西鶴『日本永代蔵』

そろばん地蔵/西教寺・大津市坂本

この続きはまた明日四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
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