CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

宮 直史ブログ−“信はたていと、愛はよこ糸”

岡崎嘉平太記念館(岡山・吉備高原)で出会ったメッセージに深い感銘を受けました。
『信はたていと、愛はよこ糸、織り成せ 人の世を美しく』(岡崎嘉平太氏)
・・・私も、皆様方とともに世の中を美しく織りあげていくことを目指して、このブログを立ち上げました。よろしくお願いします。


こんにちは!宮です

宮 直史さんの画像
★経営のための会計★
★経営のための会計★
ようおこし (^_^)
ようこそお越しくださいました。ありがとうございます。
「道しるべ」でお好きなカテゴリーをお選びいただき、お時間の許す限りごゆっくりおくつろぎください。
道しるべ★カテゴリー
Google

WWW このブログ
<< 2019年10月 >>
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
最新の記事
最新のコメント
宮 直史
自分たちの会社は自分たちで守る (11/09) 清水 洋一郎
自分たちの会社は自分たちで守る (11/09) 宮 直史
宮ゼミ、本日スタート (06/12)
http://blog.canpan.info/miya38ts/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/miya38ts/index2_0.xml
自分で自分の枠を決めない [2019年10月12日(Sat)]
中期経営計画を入念に立てて、基幹事業の改善改良に勤しむのも、
海外展開に賭けるのも、決して悪くはないのですが、
それで本当に時代に伍していくだけの成長シナリオを描けるのでしょうか?
いまこそ発想を入れ替えて、
基幹事業のリ・インベンションを狙うべき
ではないでしょうか。
挑戦を成り立たせるだけの素地は着々と熟しつつあります
三品和弘・山口重樹『デジタルエコノミーと経営の未来』


松下幸之助『一日一話』より――
「枠にとらわれず」1月13日
私たちは仕事を進めていく際に、
ともすれば自分で自分の枠を決めてしまってはいないか
たとえば、ラジオのデザインにしても、
元来、デザインは固定したものでないのだから、
三角でも円でもよいはずなのに、ほとんど箱型である。
このことに限らず、不思議なことに
人間はみずから枠をつくり、その中に入ってしまうという悪い傾向がある。
これも自己を保身する一つの行き方かもしれないが、
窮屈な枠の中で窮屈なものの考え方をしていては、心の働きも鈍くなり
自由自在なよい知恵が出てくるものではない
ものにはいろいろな見方がある。時と場合に応じて自在に変えねばならない
そこにこそ発展が生まれるのである。

私事の古い話で恐縮ですが、
1983年に公認会計士2次試験合格して7年間勤めた監査法人を90年6月末で退職し、
独立して間もない頃、名刺代わりに本を出すことを勧められ、執筆に取り組みました。
―― 出版社からいただいたテーマは「中小企業のM&A」で
本の読者の想定は銀行員。しかも本部の専担者ではなく、
営業店で日々お客様と接する人(渉外担当者)で、
通勤電車の中で読んだネタがその日の営業の現場ですぐ活用できる本。
そのため、Q&A方式で一つの設問に見開き2ページまたは4ページにして、
専門用語をできるだけ使うことなく、図解などでわかりやすく平易に、
問題や課題などポイントはしっかり押さえて丁寧に解説する。

監査法人に勤務していた頃は「知識偏重」で、今から思えばいわゆる専門バカでしたが、
問題意識も高まり、深い洞察で新たな気づきや多くの学びを得るとともに、
相手の立場に立って考え、わかりやすく伝えることの大切さを学ばせてもらいました。
そして、それは、その後の私の仕事の基本的スタンスになりました。
『会社の上手な売り方、買い方、守り方』(金融財政事情研究会・1991年)
本のタイトルだけでなく、帯も自分で考えました。
「中小企業の抱える問題をM&Aで解決」

出版されて形になったこの本について、
当時設立して間もない日本M&Aセンターの三宅さん(現社長)から
会計事務所に対してセミナー展開するためのアドバイスを求められたので、
図解したページを紹介して指南させていただきました。

私は、本の執筆に取り組むことで、問題意識も高まり、
深い洞察で新たな気づきや多くの学びを得て、
仕事に対する姿勢も変わりましたが、
本を書くことで満足し、
執筆した本から「事業を築く」ことはなく、
「事業としての成果」も「事業としての繁栄」も得られませんでした。

ビジョンそのものが、社会的な改革を目的としている場合もありうる。
しかし、その構想の上に事業を築くことができなければ、
企業家的なビジョンではない。
たとえその事業の目的が社会の改革にあったとしても、
ビジョンの有効性の基準は、事業としての成果であり、事業としての繁栄である。
ドラッカー『創造する経営者』

未来において何かを起こすということは、新しい事業をつくり出すことである。
すなわち、新しい経済、新しい技術、新しい社会についてのビジョンを
事業として実現するということである。
大きなビジョンである必要はない。
しかし、今日の常識とは違うものでなければならない。
ビジョンは、企業家的なものでなければならない。
事業上の行動を通じて実現すべきものでなければならない。
それは、富を生む機会や能力についてのビジョンである。
ドラッカー『創造する経営者』

なぜ、私は「新しい事業をつくり出す」ことができなかったのか
なぜ、私の本は「名刺代わり」で終わってしまったのか

当時の私には、企業家的な「ビジョン」がなく、
自分で「自分の枠」を決めてしまい、その中にどっぷりと入ってしまって、
その「枠」にとらわれて、せっかくのチャンスを自分のものにできませんでした。

「幸運とは準備機会に出会うこと」(オプラ・ウィンフリー)
Luck is a matter of preparation meeting opportunity.(Oprah Winfrey)
―― チャンス(chance)ではなく、機会(opportunity)

あれから30年、色々と経験を積み、研鑽を深めてきました。
少しは賢くなったか、自分で自分をお試しです。

成功は準備がすべて
準備とは努力のことです。
努力は100%のものでないと意味がありません
100%で行うからこそ、何かを吸収できる。
何かを成し遂げるには100%の努力をしなければならない。
「努力をしてこなかった日本人」/エディー・ジョーンズ『ハードワーク』

松下幸之助『素直な心になるために』の
「素直な心のない場合の弊害10ヵ条」より――
第2条 固定停滞
素直な心がない場合には、現状にとらわれて
創意工夫をおこたり、進歩向上のない固定停滞の姿が続いていくようになる


よく、あなたは才能があるから、岡本太郎だからやれるので、
凡人には難しいという人がいる。
そんなことはウソだ。
やろうとしないから、やれないんだ。それだけのことだ。
もう一つ、うまくやろう、成功しようとするから、逆にうまくいかない
人生うまくやろうなんて、利口ぶった考えは、
誰でも考えることで、それは大変いやしい根性だと思う。
岡本太郎『自分の中に毒を持て』
IMG_2939.jpg
壁は、自分自身だ。岡本太郎

自分を認めさせようとか、この社会のなかで自分がどういう役割を果たせるんだろうとか、
いろいろ状況を考えたり、成果を計算したり、
そういうことで自分を貫こうとしても、無意味な袋小路に入ってしまう
いま、この瞬間。まったく無目的で、無償で、生命力と情熱のありったけ、
全存在で爆発する。それがすべてだ。

そうふっきれたとき、ぼくは意外にも自由になり、自分自身に手ごたえを覚えた
勿論、生活の上で、芸術活動の上で、さまざまな難問や危機は次々と押しよせてくる。
しかし恐れることはない。
岡本太郎『自分の中に毒を持て』

汝もし自由を得んと欲せば、即今、聴法底人を識取せよ。
無形無相、無根無本、無住処にして活溌溌地なり。『臨済録』示衆6

とかく、わたくしどもは、
結果を求めることばかり焦って、脚下がお留守になり
今日のつとめを怠りがちでありますが、そこに失敗の原因があります
その日その日のつとめを堅実に果たしてゆけば、
未来の成功はおのずから席をあけて待っておる
のであります。
「太閤さんの心がけ」/山田無文『白隠禅師坐禅和讃講話』

愚直に一歩、一歩、もう一歩足跡
mampo.jpg

この続きはまたいつか四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
旧習に妥協せず、インテグリティを追求 [2019年10月11日(Fri)]
中期経営計画を入念に立てて、基幹事業の改善改良に勤しむのも、
海外展開に賭けるのも、決して悪くはないのですが、
それで本当に時代に伍していくだけの成長シナリオを描けるのでしょうか?
いまこそ発想を入れ替えて、
基幹事業のリ・インベンションを狙うべき
ではないでしょうか。
挑戦を成り立たせるだけの素地は着々と熟しつつあります
三品和弘・山口重樹『デジタルエコノミーと経営の未来』


三品和弘『リ・インベンション』より――
リ・インベンションが泥沼の競争から抜け出す手段となりうるのは
消費者の共感を生むからにほかなりません
そして共感は「インテグリティ」から生まれます。
インテグリティとは「全体として一つにまとまった状態」を指す英語の言葉で、
本書では「製品の隅から隅まで理想が貫かれた状態」と捉えることにしています。
------------------
(リ・インベンションの対象となるターゲット製品)標的探索
・成熟期や衰退期にある製品でもOK
最新の技術を使うことでユーザビリティを劇的に引き上げる方法があるか
 (「何のために新技術を使うのか」という目的意識こそが成否を分ける)
・ニーズの変化を問う(ユーザー層の変化、ユーザーを取り巻く環境の変化

(イチから創り直す)創意工夫「誰に、何を、どのように提供するか」
・“The Computer for the Rest of Us.”(初代Macintoshのキャッチコピー)
 ――(専門家(specialist)ではない)それ以外の普通の人たちのために
誰が取り残されているのか
取り残された人々に使ってもらうには何を本質的に変えないといけないか
変えると飛びついてくる人がほかにいないか
・本質機能から遠く離れて忘れ去られた副次機能を拾い出す
・売り方についても製品次元にとどまらず、共感や感嘆を誘う工夫

(共感を引き出す)十分条件
・隅から隅まで理想が貫かれた状態(インテグリティ
完全主義を貫く開発者の本気度(単なる思いつきや二番煎じではない)
・数値化できないターゲットは追いかけるのが至難(容易に追随を許さない)
旧習への妥協を潔く断ち切る
 ――配慮と言えば聞こえは良いものの、その内実は妥協にほかなりません
妥協を重ねれば重ねるほど、製品のインテグリティが損なわれ、
コアと位置づけるべき顧客層の離反を招いてしまいます。


Here’s to the crazy ones.
The misfits. The rebels. The troublemakers. The round pegs in the square holes.
The ones who see things differently. They’re not fond of rules.
And they have no respect for the status quo.
You can quote them, disagree with them, glorify or vilify them.
About the only thing you can’t do is ignore them.
Because they change things. They push the human race forward.
And while some may see them as the crazy ones, we see genius. Because
the people who are crazy enough to think they can change the world, are the ones who do.

―― Think different.

s-crazy one.jpg

“It is in Apple's DNA that technology alone is not enough.
− it's technology married with liberal arts, married with the humanities,
that yields us the results that make our heart sing.”

Steve Jobs Keynote March 2 2011.JPG

ビジョンそのものが、社会的な改革を目的としている場合もありうる。
しかし、その構想の上に事業を築くことができなければ、
起業家的なビジョンではない。
たとえその事業の目的が社会の改革にあったとしても、
ビジョンの有効性の基準は、事業としての成果であり、事業としての繁栄である。
ドラッカー『創造する経営者』

愚直に一歩、一歩、もう一歩足跡
mampo.jpg

この続きはまた明日四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
イノベーションとリインベンションの違い [2019年10月10日(Thu)]
中期経営計画を入念に立てて、基幹事業の改善改良に勤しむのも、
海外展開に賭けるのも、決して悪くはないのですが、
それで本当に時代に伍していくだけの成長シナリオを描けるのでしょうか?
いまこそ発想を入れ替えて、
基幹事業のリ・インベンションを狙うべき
ではないでしょうか。
挑戦を成り立たせるだけの素地は着々と熟しつつあります
三品和弘・山口重樹『デジタルエコノミーと経営の未来』


三品和弘『リ・インベンション』より――
改めてイノベーションを定義すると、
「過去の競争の中で定められたパラメーター上で、技術的なブレークスルーにより、
 斬新的あるいは飛躍的な性能の向上、または多機能化を実現すること」
と私たちは理解しています。
(…)こうしてみると、
イノベーションはいつ、いかなるときも等しく有効とは言えないことに気づきます。
ライフサイクル上の成長期まではおおいに効力を発揮するものの、
成熟期や衰退期に入ると、信用(使用実績)や価格を重視する購買活動が支配的となり、
イノベーションの効力が落ちてしまうのです。
成熟期に入っても、あたかも成長期のごとくイノベーションを追求すれば、
空しい結果に終わるのは仕方ありません
。(…)
成熟期に入った日本で、イノベーションの代わりに何に力を入れるべきなのでしょうか。
(…)
日本企業が新しい挑戦に立ち向かうなら、従来のパラメーターを忘れて、
新しい価値基準を打ち立てなくてはなりません。
新しいパラメーターを追加する程度のことでは駄目で
そもそも測定可能な客観指標を捨てる覚悟が要るのです。
価値基準とは、そもそも主観的かつ感性的なもので、
測れないものを受容するところからすべてが始まります。
具体的には、身の回りにある製品のコンセプトを見つめ直してみてください
ここで言うコンセプトとは「誰に、何を、どのように提供するものなのか」を
規定する基本的な考え方でのことで、
多くの場合、製品が登場してから一切変化していないはずです。
その一方で、製品を取り巻く科学技術、消費者の価値観や生活スタイルは
大きく変化していることが往々にしてあります。
こうして変わらないコンセプトと変わる技術
または変わらないコンセプトと変わる消費者ニーズの間で
大きなギャップが生まれたところでは、
従来のコンセプトの枠内でイノベーションに挑むより
コンセプトの改訂に立ち向かうほうが得策になるのです。
(…)
・誰に――製品を購入する顧客
・何を――顧客に提供する価値
・どのように――価値提供するための製品および事業設計
このうちのいずれかを大きく変えて、
従来の製品を規定するパラメーターと決別することが
「リ・インベンション」にほかなりません。
------------------
イノベーションとリ・インベンションの違いを次の三点に集約できます。
一点目は「狙い」の違いです。(…)
二点目は「従来のパラメーターに対する態度」の違いです。(…)
三点目は「必要とされる力」の違いです。(…)

(イノベーション)
・基準点は競合製品に置かれ、競合製品に比べた相対優位が争点になる
・従来のパラメーターを肯定したうえで、競合製品との差異化を狙う
技術的なブレークスルーを生み出せるか、「組織的な技術力」が問われる

(リ・インベンション)
・従来製品では満たされないニーズに応えるところに狙いがある
・従来のパラメータ―で捉えきれない不合理の解消(従来のパラメーターを否定
コンセプトのブレークスルーをどう生み出すか、「コンセプトの構想力」が問われる
 ―― 求められるのは「差」ではなく「違い」Think different.


Here’s to the crazy ones.
The misfits. The rebels. The troublemakers. The round pegs in the square holes.
The ones who see things differently. They’re not fond of rules.
And they have no respect for the status quo.
You can quote them, disagree with them, glorify or vilify them.
About the only thing you can’t do is ignore them.
Because they change things. They push the human race forward.
And while some may see them as the crazy ones, we see genius. Because
the people who are crazy enough to think they can change the world, are the ones who do.

―― Think different.

s-crazy one.jpg

“It is in Apple's DNA that technology alone is not enough.
− it's technology married with liberal arts, married with the humanities,
that yields us the results that make our heart sing.”

Steve Jobs Keynote March 2 2011.JPG

企業家的なビジョンは、社会や知識のすべての領域にわたるものではなく、
一つの狭い領域についてのものであるという事実にこそ、活力の源泉がある
成功に必要なものは、ある小さな特定の発展だけである。
ドラッカー『創造する経営者』

愚直に一歩、一歩、もう一歩足跡
mampo.jpg

この続きはまた明日四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
リ・インベンション(前衛への挑戦) [2019年10月09日(Wed)]
中期経営計画を入念に立てて、基幹事業の改善改良に勤しむのも、
海外展開に賭けるのも、決して悪くはないのですが、
それで本当に時代に伍していくだけの成長シナリオを描けるのでしょうか?
いまこそ発想を入れ替えて、
基幹事業のリ・インベンションを狙うべき
ではないでしょうか。
挑戦を成り立たせるだけの素地は着々と熟しつつあります
三品和弘・山口重樹『デジタルエコノミーと経営の未来』


三品和弘『リ・インベンション』より――
では、どうすれば賃金の高い先進国は生活水準を維持できるのでしょうか。
なにはともあれ、
インダストリアルの象徴である規格大量生産にしがみつかないことです。(…)
先進国が反撃に出るのは容易ではありません。
言い換えるなら、一つの事業に多くの人がぶら下がって生計を立てる働き方を、
先進国は卒業するしかないのです。(…)
問題は規格大量生産の代わりに何を生業とするかですが、
そこにも道があります。(…)
リ・インベンションとは、直訳すれば
「狙い定めた事物をゼロから再発明する」という意味ですが、
それを私は「前衛への挑戦」と意訳します。前衛とは
先駆的かつ実験的な創作のことで、規格大量生産の対極に位置する概念です。
------------------
第2部の9ケースを思い起こしてください。リ・インベンションの主役は例外なく
自分の「やりたいこと」を貫く人たちでした。
世俗の価値観に翻弄されることなく、自分の好きな道を追求し、
機会を逃さないためにリスクを厭わない人たちです。
1997年にアップル社に復帰したジョブズ氏の言葉を借りるなら、
周囲から浮いてしまう人、反抗的な人、もめごとを起こす人
四角い穴に丸い栓を押し込もうとする人、世の中を違う角度から見たがる人
規則の嫌いな人、地位に価値を見い出さない人
こういう人たちがいなければ人類の前進などありえないということになります。
(…)
リ・インベンションは、別に問題が顕在化しているわけでもないのに
現行品の不備を突く試み
です。
よほどの天の邪鬼でもなければ、できることではありません。


Here’s to the crazy ones.
The misfits. The rebels. The troublemakers. The round pegs in the square holes.
The ones who see things differently. They’re not fond of rules.
And they have no respect for the status quo.

You can quote them, disagree with them, glorify or vilify them.
About the only thing you can’t do is ignore them.
Because they change things. They push the human race forward.
And while some may see them as the crazy ones, we see genius. Because
the people who are crazy enough to think they can change the world, are the ones who do.

―― Think different.

s-crazy one.jpg

“It is in Apple's DNA that technology alone is not enough.
− it's technology married with liberal arts, married with the humanities,
that yields us the results that make our heart sing.”

Steve Jobs Keynote March 2 2011.JPG

未来において何かを起こすということは、新しい事業をつくり出すことである。
すなわち、新しい経済、新しい技術、新しい社会についてのビジョンを
事業として実現するということである。
大きなビジョンである必要はない。
しかし、今日の常識とは違うものでなければならない。

ビジョンは、企業家的なものでなければならない。
事業上の行動を通じて実現すべきものでなければならない。
それは、富を生む機会や能力についてのビジョンである。
ドラッカー『創造する経営者』

愚直に一歩、一歩、もう一歩足跡
mampo.jpg

この続きはまた明日四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
自分が世界を変えられると本気で信じる [2019年10月08日(Tue)]
中期経営計画を入念に立てて、基幹事業の改善改良に勤しむのも、
海外展開に賭けるのも、決して悪くはないのですが、
それで本当に時代に伍していくだけの成長シナリオを描けるのでしょうか?
いまこそ発想を入れ替えて、
基幹事業のリ・インベンションを狙うべき
ではないでしょうか。
挑戦を成り立たせるだけの素地は着々と熟しつつあります
三品和弘・山口重樹『デジタルエコノミーと経営の未来』


林信行『ジョブズは何も発明せずにすべてを生み出した』より――
スティーブ・ジョブズのこんな言葉がある。
「何か問題を解決しようと取り組んだとき、
最初に頭に浮かぶ方法はまだ非常に複雑なものだが、
多くの人はそこで考えるのをやめてしまう。
でも、そこで止まらず、問題をさらに突き詰め、
たまねぎの皮をもう何枚かむくように頑張っていると、
しばしば非常にエレガントかつシンプルな答えにたどり着くことがある。
多くの人々は、そこにたどり着くまでの時間やえれるぎーをかけていない」
―― 絶え間ない議論、完璧へのこだわりの先にイノベーションがあるひらめき
------------------
ジョブズの有名な言葉に
「(イノベーションは)1000の事柄に対して『NO』と言うことから生まれる」
というものがある。
アップルに戻ってきた直後の講演ではこうも言っている。
「焦点をしぼるということは、
提案に対して『YES』と言うことだと思っている人もいるが、
焦点を絞るということは『NO』と言うことだ」
―― やめること、やらないことを決める(選択と集中の本当の意味)ひらめき
------------------
ジョブズが示す「王道」12のステップ
(1) 自分が生涯をかけて取り組むべき価値ある軸を見つけ出す
(2) 自分の立ち位置と強みを知る
(3) 自分たちの夢をかなえて開花させる製品のアイデアを発掘する
(4) 製品のアイデアについて徹底的に議論して本質を暴き出す
(5) ビジョンと熱意を共有できる少数精鋭の仲間を集める
(6) 議論をつづけながら製品を開発する
(7) 最大のインパクトを狙って完璧なタイミングで発表を行う
(8) 全力で製品を売る(値下げなど製品の実力を曇らせることはしない)
(9) 市場の反応に耳を傾け、何か問題があればフィードバックしてすぐに対策を講じる
(10) 止めどなく改善を続けてユーザーの満足度を高めていく
(11) 製品を深く根付かせて製品の価値を高める生態系(パートナー企業)を築く
(12) 一時の成功に安住せず、つねに新しいことを見つける
言うは易く、行うは難し。
しかし、自分が世界を変えられると本気で信じることで、本当に世界は変えられるひらめき
スティーブ・ジョブズは、その人生を通して、まさにそのことを証明してみせた。


Here’s to the crazy ones.
The misfits. The rebels. The troublemakers. The round pegs in the square holes.
The ones who see things differently. They’re not fond of rules.
And they have no respect for the status quo.
You can quote them, disagree with them, glorify or vilify them.
About the only thing you can’t do is ignore them.
Because they change things. They push the human race forward.
And while some may see them as the crazy ones, we see genius. Because
the people who are crazy enough to think they can change the world, are the ones who do.

―― Think different.

s-crazy one.jpg

企業経営は外部の情勢に左右されて、
うまくいったり、いかなかったりするものではなく、
本来はいかなるときでもうまくいく、
いわば百戦して百勝というように考えなければならない。
松下幸之助『実践経営哲学』

愚直に一歩、一歩、もう一歩足跡
mampo.jpg

この続きはまた明日四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
インベンションとイノベーションの境界線 [2019年10月07日(Mon)]
中期経営計画を入念に立てて、基幹事業の改善改良に勤しむのも、
海外展開に賭けるのも、決して悪くはないのですが、
それで本当に時代に伍していくだけの成長シナリオを描けるのでしょうか?
いまこそ発想を入れ替えて、
基幹事業のリ・インベンションを狙うべき
ではないでしょうか。
挑戦を成り立たせるだけの素地は着々と熟しつつあります
三品和弘・山口重樹『デジタルエコノミーと経営の未来』


林信行『ジョブズは何も発明せずにすべてを生み出した』より――
アップルがiPodを出す前にも携帯型音楽プレーヤーはあったし、
iPhoneが出る前にもスマートフォンはあった。
だが、結局、それらの製品は世の中に違いを生み出すことはできなかった。
スティーブ・ジョブズが好きなピカソの言葉に
「いいアーティストは模倣をする。偉大なアーティストは奪う」というものがある。
アップルはまさにこれを実践しつづけた。(…)
アップルはこれらの製品の発案者ではないかもしれない。
しかし、実際にこれらの製品を通して人々の暮らしに変化を生み出したのは
アップル社なのだ。
「インベンション」と「イノベーション」の間には、大きな境界線がある
「インベンション」は詰まるところ、自己満足に過ぎないが、
「イノベーション」は世の中の人々に満足感を与え、世界に変化を生み出す。
では、この「インベンター」と「イノベーター」を分かつものは、一体、何なのか?
------------------
「インベンションとイノベーションの違いは、後者が実行をともなうことだ。
アイデアを持ってきて、それを形に変えるのが『インベンション』。
市場に送り出すのが『イノベーション』というわけだ。
スティーブ・ジョブズは散らばっていたアイデアを持ってきて
『点と点』をつなぎあわせた」
------------------
スマートフォンの世界を見ると、マイクロソフト社はiPhoneの5年以上も前に
スマートフォン端末を出しているが、いまでは世界中で、
まるでiPhoneがスマートフォンの元祖であるかのように思われている。
デジタル音楽プレーヤーの世界でも、iPodの2年以上前にソニーが
ネットウォークマンという製品を出していたが、
iPodがすっかりデジタル音楽プレーヤーの代名詞の座を奪ってしまった。
(…)
新しい文化を生み出したかどうかが、
「革新」と「ただの真似」の境界線だというのだ。
------------------
「発明」はしてみたものの、世の中に広める努力を怠り、
ただの自己満足で終わってしまう。
安さを武器に世の中に「広める」ことには貢献したものの、
人々の暮らしぶりを変えるような新しい「文化」まで築けない
――これらはじつは、他のメーカーのモノヅクリでも非常によくあることだ。
アップルが他社と違うのは、モノヅクリを通して、
確実に新しい「文化」を生み出していたことだ。
ここでいう「文化」とは、どういったものを指しているのか。
(…)
まさに「文化」の創出だ。
では、なぜMacだけがDTPという「文化」を広げることができたのか。
大きくわけて2つ理由があると思う。
1つは「深み」だ。(…)
もう1つは「シンプル」さだ。(…)
(…)
アップル社の製品は、外観をシンプルにすることで、とても広い受け口を用意した。
そして使ってみると、じつにさまざまなところに配慮が行き届いて深みが在る。
アップル製品は、だからこそ、新しい「文化」を築くことができ、
ただの発明品に終わらない「違い」を世の中に生み出せたのだ。

―― 製品の「機能」の提供か、それとも、新しい「文化」を生み出すかひらめき

日本中、いや世界中の人々が、
本物の価値を見失って久しいように思えてならないのである。
なぜそうなったか。
それは、価値と価格の関係を混同してしまったからだ。
価値が高いから価格が高いのか。価格が高いから価値が高いのか。
そこには本末転倒が起きているのだ。
福原義春『美 ―「見えないものをみる」ということ』

愚直に一歩、一歩、もう一歩足跡
mampo.jpg

この続きはまた明日四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
自然の営みには私心なく、とらわれもない [2019年10月06日(Sun)]
南千里駅の図書館に本を借りに出かけたついでに「千里南町公園」へ。
s-IMG_5759.jpg
池の周りを周回する約1キロのコースは道幅も広くて適度にアップダウンあり、
街灯もあるので夜も安心して走れる感じです。

s-IMG_5774.jpg

s-IMG_5775.jpg

s-IMG_5776.jpg

松下幸之助「一日一話」より――
「自然に学ぶ」
自然の営みには私心もなければ、とらわれもないと思います。
言ってみれば文字通り素直に物事が運び、
素直な形でいっさいが推移していると思うのです。
一輪の草花にしても、私心なく自然に花を咲かせているのです。
そういった花の姿をみて、もちろん何も感じない人もいるでしょう
しかし、素直な心になりたいという強い願いを持っている人の場合には
あるいはそこに何らかのヒントを見出すかもしれません
そういうことを考えてみると、
お互いが素直な心を養っていくための一つの実践として、
大自然の営み、自然の姿というものにふれて
その素直さに学んでいくということも大切だと思います。

s-IMG_5760.jpg
毎月9日の夜は、ガン制圧のDVD学習会とラン&ウォークのイベントが開催され、
走った距離に応じた募金はリレーフォーライフを通じて寄付されるとのこと。
今月は今週水曜日です。

この続きはまたいつか四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
基幹事業のリ・インベンションを狙う [2019年10月04日(Fri)]
三品和弘・山口重樹『デジタルエコノミーと経営の未来』より――
s-DE2019.jpg

「まえがき」
「デジタルエコノミー」と耳にしていても体が前のめりになっている経営者は
意外と少ないのではないでしょうか。(…)
ITの世界は「オオカミ少年」の連続でしたから腰が引けるのは当然です。
エクスパートシステムにMIS(経営情報システム)、覚えていますか。
これらは1980年代に来ると言われながら来なかったオオカミの代表格で、
その顛末が頭に入っているとAIにせよ5Gにせよ「またか」と思ってしまうものです。
「PCが来てもスマホが来ても仕事は仕事、本質は何も変わらなかった」となれば
静観を決め込むのもわかりますが、最後にオオカミが本当にやってきて
大事な羊を食べられてしまった
というのがイソップ寓話です。
「これまで来なかった」という事実から
「この先も来ない」と決めつける愚を戒めていると言ってよいでしょう。
 (…)
産業の革命は破壊力が凄まじいので大げさに革命と呼ばれるわけで、
その点を過小評価しては後悔先に立たずになりかねません。
 (…)
中期経営計画を入念に立てて、基幹事業の改善改良に勤しむのも、
海外展開に賭けるのも、決して悪くはないのですが、
それで本当に時代に伍していくだけの成長シナリオを描けるのでしょうか?
いまこそ発想を入れ替えて、
基幹事業のリ・インベンションを狙うべき
ではないでしょうか。
挑戦を成り立たせるだけの素地は着々と熟しつつあります。
 (…)

---------------------
以下、色々な考え方や意見はあるでしょうが、私見

「改善」「改良」(improve)
改めて良くする
現状の悪い部分を見直して良くする(現状の延長線)

「改革」(reform)
改めて変える(部分的に)
あるべき姿を想定して改める(ゴールからの逆算)

「変革」(change)
変えて新しくする(全面的に)
あるべき姿を想定して新しくする(ゴールからの逆算)

「革新」(innovation)
革めて新しくする
今までにない考え方や方法で新たな価値を創造する

「革命」(revolution)
命を革める
まったく別のものに生まれ変わる

たとえば、駅の自動改札
今まで駅員さんが改札に立って切符を切っていたのを
自動改札によって改札業務の省力化・効率化がもたらされて
駅員さんの改札作業は消滅したが、改札そのものは相変わらず残っている。
――「革新」であって「革命」ではない

たとえば、クラウド会計の導入
以前は、振替伝票を発行して総勘定元帳に転記して試算表を作成していたが、
パソコン会計を導入することで経理業務の効率化を図った(OA化)のを
この度、オンプレミスからクラウドに運用を移行する。
――「革新」でも「改革」でもなく、せいぜい「改善」か「改良」

「リ・インベンション」(re-invention)再・発明、再・創案、従来型の○○からの脱却
基幹事業のリ・インベンション
―― 今、amazonが会計事務所をやるなら? ジョブズがやるなら?
ユニクロの柳井さんやソフトバンクの孫さんが会計事務所をやるなら?
ならば、私ならどうする?

人が機械に使われる、機械にベースを合わせるというのでは、
何のための仕事かということになる。
人間がより人間らしく仕事をしてゆくめに
ロボットを使いこなすんだという、はっきりした思想がなくてはならない
伊丹敬之『人間の達人 本田宗一郎』

例によって話はきわめて単純で、
仕事では成果がすべて」、これに尽きます。
時間をかけてやればやるほど、こちらとしては投入している量が多いので、
仕事の質がよくなったという気がします。しかし、これは自己評価にすぎません。
いつも言っていることですが、仕事である以上、
その質や成果を自分で評価しても意味がありません。
お客さんや社内の周囲の人々など、その仕事の受け手が評価するものです。
まだ仕事に対する構えが「趣味的」なのかもしれません。
自分以外の誰かに価値を届けるためにやる。これが「仕事」の基本中の基本です。
楠木建『好きなようにしてください』

私たちはお客様の声に耳を傾けます。しかし、聞くだけでは足りません
心がけるのは何かを生み出すこと
お客様が何を求めているかを予測し、お客様がそれに気づく前に生み出すのです。
私たちの顧客主義は、自分たちができることを考えて動くのではなく、
お客様が何を求めているかを把握し、
その後で、どうやれば提供できるか、考えます。
ジェフ・ベゾス(アマゾン・CEO)

愚直に一歩、一歩、もう一歩足跡
mampo.jpg

この続きはまた来週四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
受け身から脱出し、自らが主となる [2019年10月03日(Thu)]
荒木香織『ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」』より――
受け身であることから脱出することは、
マインドセットを変えることの重要なステップのひとつでした。
そう、エディさんに私は要求されていたのです。
マインドセットを変えてほしい
マインドセットとは、考え方の基本的な枠組みのこと。
エディさんはよく言っていました。
「日本人選手は練習中に『はい』『はい』と返事をするけれど、
 伝えたはずのことを理解していないことがよくある」
質問もないから、わかったのだと思って、いざグラウンドでやってみるとできない。
それでいつも怒っていました。言い換えれば、
表面的に監督やコーチの言いなりになっているだけということです。

欧米では、選手は監督やコーチに質問するだけでなく
積極的に自分の主張を伝えるし、要求もします。監督やコーチもそれを歓迎する
そうやってチームをつくりあげていくのがふつうです。
選手としてどのようにコーチをされると、自分たちの能力が発揮できるのかを
知るスキル―-―これを「コーチアビリティ」といいます。
これもスキルですから、練習すれば身に付きます。
大切なメンタルのスキルのひとつです。それなのに、
日本の選手の多くはコーチアビリティについて考えてみることをしない。
監督の言うことを、言われたとおりにこなそうとするだけで、会話が成立しない

あるとき、堀江選手が、突然やってきたエディさんに
「疲れているか?」と聞かれ、「はい疲れてます」と答えたことがあります。
すると、エディさんは激怒しました。
「このくらいで疲れているなら、もう今日は練習しなくていいから帰れ!」
堀江選手はもちろん、それを見ていたほかの選手もポカーンとしていました。
当然です。「疲れてるか?」と聞かれて、
「疲れてます」と答えただけなのですから……。
でも、エディさんのなかでは、疲れていたとしても、
「昨日のあの練習で、いまはちょっと疲れていますけれども、
 今日は全力を尽くします」というような会話があっていいはずだと。
「疲れたか?」という自分の質問に対して、なんの説明もなく、
「疲れた」と答えるだけでいいのか、ということで怒ったようなのです。

これは極端な例としても、エディさんは、
言われたことだけを従順にこなすという態度をもっとも嫌っていました
「がんばります」と言うだけの選手のコメントは大嫌いでした。
自分で具体的な課題をみつけ、考え、向上しようとする姿勢をつねに忘れない
選手にはそうあってほしいと考えていたのです。


本の読み方にも二通りあって、
一つは同じ読むと言っても、そうかそうかと本から始終受ける読み方です。
これは読むのではなくて、読まれるのです。書物が主体で、自分が受け身になっている。
こっちが書物から受けるのである、受け取るのである。つまり吸収するのです。
自分が客で、書物が主。英語で言えばpassiveです。
もっと上品に古典的に言うと「古教照心」の部類に属する。
しかしこれだけではまだ受け身で、積極的な意味に於て自分というものの力がない
そういう疑問に逢着して、自分で考え、自分が主となって
今まで読んだものを再び読んでみる。今度は自分の方が本を読むのです。
虎関禅師は「古教照心、心照古教」と言っておるが、
まことに教えられ考えさせられる、深い力のある言葉です。
自分が主体になって、
自分の心が書物の方を照らしてゆく

(…)
こういうふうに学問というものは、
先ず自分が主体になって、自分が積極的に始めなければならない。
つまり生きた学問、いわゆる活学をやらなければならない。
心が照らされるのではなくて
心がすべてを照らしてゆくような学問をしなければならないのであります。
安岡正篤『哲学としての東洋思想』

スポーツも、本の読み方も、学問も、仕事も、日々の暮らしも、
受け身から脱出し、自らが主(主人公)となるひらめき

ダニエル・ピンク『モチベーション3.0』より――
人間は単に、鼻先にぶら下がるニンジンを追いかけて走るだけの馬とは違う
とわたしたちは知っている。自分が最高に輝いている姿を思い起こせば、
受け身で命令に従うだけの従順な姿勢が人間の本来の姿ではないとわかる。
人間は本来、活発に積極的に活動するようにできている。
人生でもっとも豊かな体験は、他人からの承認を声高に求めているときではない
自分の内なる声に耳を傾けて、意義あることに取り組んでいるとき
それに没頭しているとき、大きな目的のためその活動に従事しているときだ
とわたしたちは知っている。

愚直に一歩、一歩、もう一歩足跡
mampo.jpg

この続きはまた明日四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
一丸となってチームの勝利に全力を尽くす [2019年10月02日(Wed)]
社員の力が集積されたものが会社の力なのであり、
社員の力が結集できなければ、
目標を達成することも、困難を乗り切っていくこともできない。
『稲盛和夫の実学』

タイガースが逆転CS進出exclamation×2

今シーズンのタイガースで今までとの違いを感じるのは、
毎年恒例ともいえる伝統のお家騒動がなく、最終戦までチーム一丸で戦ったこと。

試合以外でも、横田さんの引退セレモニーにはチームのほぼ全員が参加したし、
月曜日の最終戦の試合前は選手やスタッフ全員が背番号「1」のTシャツを着てたし、
その前の日曜日の試合前には全員でメッセンジャーのTシャツを着ていた。

シーズンの終盤になってもチームが心ひとつに戦うなんて
タイガースらしくないといったら言い過ぎかもしれないけど、
毎年くり返される内紛に辟易していたので、応援してても気分が良いし、
選手の皆さんも、持てる力を存分に発揮して勝利に貢献し、結果がでれば嬉しいはず。

チームのホームラン数は100本に届かず、総得点は12球団最下位、
侍ジャパンのメンバーに選ばれる選手は一人もいなくても、
チームのムードは最高に良さそうです。

その背景は、球団の取り組みが変わったのか、
それとも、選手会長の梅野さんやキャプテンの糸原さんの人柄なのか・・・

選手と監督とフロントが一丸となって、
一人ひとりがチームの勝利のために全力を尽くす。
週末から始まるポストシーズンのタイガースの戦いぶりが楽しみでするんるん

United we stand, divided we fall.

愚直に一歩、一歩、もう一歩足跡
mampo.jpg

この続きはまたいつか四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
結果を求めず、最後まで全力を尽くす [2019年10月01日(Tue)]
とかく、わたくしどもは、
結果を求めることばかり焦って、脚下がお留守になり
今日のつとめを怠りがちでありますが、そこに失敗の原因があります
その日その日のつとめを堅実に果たしてゆけば、
未来の成功はおのずから席をあけて待っておる
のであります。
「太閤さんの心がけ」/山田無文『白隠禅師坐禅和讃講話』

タイガースが逆転CS進出exclamation×2
その最大の勝因は、横田の引退表明であり、
その横田の決断を受けて引退セレモニーを企画した球団、
そして引退セレモニーに参加するため鳴尾浜に駆けつけた矢野監督や一軍の選手たち、
その前で8回から守備で3年ぶりに2軍の公式戦出場を果たした横田の渾身のバックホーム。
あの横田のプレイに魂を揺さぶられた監督や選手の皆さんが心を一つにして、
最後まであきらめずに戦い抜いた結果です(身びいきでなく冷静な意見)。

s-IMG-5623.jpg
二軍戦なのに、矢野監督や一軍の選手たちも鳴尾浜に結集

s-IMG-5625.jpg
引退セレモニーでチームメイトの騎馬で登場する横田
担ぐ騎馬の中央は北條、両脇は高山と中谷、後ろは梅野
s-IMG-5649.jpg
同期入団の梅野から花束

s-IMG-5651.jpg
矢野監督から花束

s-IMG-5676.jpg
監督やコーチ、選手、スタッフの皆さんによる胴上げ

s-IMG-5719.jpg
ずらっと並んだチームメイト一人ひとりと固く握手

今月22日のお昼に行われた引退会見で、横田は、
脳腫瘍の闘病から寮に戻って再びユニフォームを着て頑張ってきたけど、
眼の見え方だけが元に戻らなかったことを初めて明かした。
育成扱いになって背番号が124番になった横田が
背番号24番のユニフォームを取り戻して再び甲子園で大暴れすることを願って、
チームの誰よりも懸命にひたむきに練習して日々努力してきたことは皆んなが知っている。
だからこそ、入団から6年間で一軍で華々しい活躍はなく、
この3年間は二軍ですら公式戦の出場はないのに、球団は引退セレモニーを用意し、
矢野監督や一軍の選手たちも引退セレモニーに参加した。
そして3年ぶりの公式戦で見せた横田の覇気あふれるプレイに、
チームの誰もが魂を揺さぶられたであろう。

しかも、横田は引退セレモニーの後も、いつもと変わりなくトレーニングしているひらめき
---------------------------
21日のカープとの最終戦は、西が8回を投げ、その裏に代打で登場の北條の2ランで勝利し、
首の皮一枚つながり、この試合からシーズン最終戦まで連戦連勝のスタートです。

22日の引退会見の翌23日、大阪マラソン試走会があり、
ご一緒したカープ女子のYちゃんにタイガース逆転CS進出の話をしたら
「ない、ない、絶対にない」とまったく相手にされませんでした。

そして26日は横田の引退試合とセレモニーがあり、
その翌27日はカープのシーズン最終戦。対戦相手はドラゴンズで、
胃がんと闘いながら頑張ってきた赤松さんが9回から守備で登場しましたが、
カープはシーズン最終戦を勝利できず、
逆に、タイガースが自力でCS進出できるチャンスが到来。

タイガースはその時点で3試合残していましたが、カープの最終戦の戦いぶりを見て
タイガースの逆転CS進出を確信(期待や願望でも、結果論でもありません)。

28日のベイスターズ戦は中谷が先制の2点打、
29日のドラゴンズ戦は陽川の代打ホームランで先制し、高山と梅野のタイムリーで加点。
そして昨日の最終戦で北條はチーム唯一の2安打でいずれもホームに生還。

負ければ終戦の土俵際に追い込まれてから
「横田を見習って最後まであきらめずに必ず勝つ!」と覚悟を決めたチームが
一丸となって逆転CS進出です。

CS進出は結果の話であり、問われるのは、CS進出の意味や価値ではなく、
最後まで全力を尽くしてチーム一丸で戦うか否かです。
タイガースは最後まで全力を尽くしてチーム一丸で戦ったことに価値がある。
CS進出はゴールではないし、
ポストシーズンの試合は拾い物のおこぼれではない。
結果を求めず、チームが一丸で最後まで全力を尽くして結果を出せexclamation

大切なことは、
どのような境遇にいようとも、
精いっぱい人事を尽くす
ことではないでしょうか。
自分の人生にはどうにもならない面もあるということを知った上で、
信念を持って、自分自身の歩みを力強く進めていく
そうすれば大きな成功をおさめても有頂天にならないし、失敗しても落胆しない。
あくまで淡々となすべきことをなしていけるのではないか。
「人事を尽くして…」/松下幸之助『人生談義』

愚直に一歩、一歩、もう一歩足跡
mampo.jpg

この続きはまた明日四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
万事塞翁が馬、だから今を懸命に生きる [2019年09月30日(Mon)]
Good or bad, hard to say.
人間万事塞翁が馬

To me, the story is not about looking on the bright side
or waiting to see how things turn out.
It's about how eager we can be to label a situation,
to put concrete around it by judging it.

But reality is much more fluid,
and good and bad are often incomplete stories that we tell ourselves.
The parable has been my warning
that by gripping tightly to the story of good or bad
,
I close down my ability to truly see a situation.
I learn more when I proceed and loosen my grip
and proceed openly with curiosity and wonder.


Heather Lanier; Good and bad are incomplete stories we tell ourselves

松下幸之助『道をひらく』より――
「心を通わす」
古人曰く、人生はあざなえる縄の如し。
まことにこの世の中、長い人の歩みのなかには、よいこともあればわるいこともある。
うれしいこともあれば悲しいこともある。
そして、よいと思ったことが実はわるくて、わるいと思ったことが実はよくて、
つまりはあれこれと思いまどうことは何もなくて、
はじめから素直に謙虚に歩んでおればそれでよかったと、
人の知恵の浅はかさに、いまさらのように胸打たれることがしばしばある


はじめからしまいまで徹底的にわるいということもなければ、
また徹底的によいということもないのである。
それでもなお人は、わるいと思うときには自分で自分の心を閉ざし、
よいと思うときにはまたおごりの心で人をへだてる。
心を閉ざし、人をへだて、心と心とが通い合わぬ姿からは、
おたがいに協力も助け合いも生まれてはこない。
心ひらかぬ孤独の人びとばかりになるであろう。

有為転変のこの世の中、よいときにもわるいときにも、
いかなるときにも素直に謙虚に、おたがいに心を通わし、
思いを相通じて、協力し合っていきたいものである。


「心配またよし」
何の心配もなく、何の憂いもなく、何の恐れもないということになれば、
この世の中はまことに安泰、きわめて結構なことであるが、
実際はそうは問屋が卸さない。人生つねに何かの心配があり、憂いがあり、恐れがある

しかし本当は、
それらのいわば人生の脅威ともいうべきものを懸命にそしてひたすらに乗り切って、
刻々と事なきを得てゆくというところに、人間としての大きな生きがいをおぼえ、
人生の深い味わいを感じるということが大事なのである。
この心がまえがなければ、この世の中はまことに呪わしく、
人生はただいたずらに暗黒ということになってしまう。

憂事に直面しても、これを恐れてはならない。しりごみしてはならない。
「心配またよし」である。
心配や憂いは新しくものを考え出す一つの転機ではないか、
そう思い直して、正々堂々とこれと取り組む。力をしぼる。知恵をしぼる。
するとそこから必ず、思いもかけぬ新しいものが生み出されてくるのである。
新しい道がひらけてくるのである。
まことに不思議なことだが、この不思議さがあればこそ、
人の世の味わいは限りもなく深いといえよう。


「人間万事塞翁が馬」
「禍福は糾える縄の如し」
―― だから、「今」を懸命にそして素直に正々堂々と生きるひらめき

Connecting the Dots.(点と点をつなげる)
将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。
できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々は
今やっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶと信じるしかない
(Steve Jobs, CEO of Apple Computer, on June 12, 2005)

いつかはゴールに達するというような歩き方ではだめだ。
一歩一歩がゴールであり、一歩が一歩としての価値をもたなくてはならない
(坂村真民さんが好きなゲーテの言葉)

「今日を完全に生きれば明日が見える」
 今日を懸命に生きる/稲盛和夫『心を高める、経営を伸ばす』

P1030315.jpg
「生死事大、光陰可惜、無常迅速、慎勿放逸」
愚直に一歩、一歩、もう一歩足跡
mampo.jpg

この続きはまた明日四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
横田慎太郎さんの引退試合&セレモニー [2019年09月29日(Sun)]
阪神タイガース24番、横田慎太郎さんが引退を決断されました。
s-IMG-5565.jpg(スポニチ/2019.9.22)

視覚障害者で全盲の小山さんとは、一緒に24番のユニフォームを着て走り、
そして朝イチでハッピーバースデイを歌って横田さんのお誕生日をお祝いしました。
IMG_0776.jpg(2018.6.9)去年のお誕生日

62100069_345778832798401_4535880601567232000_n.jpg
(2019.6.9)今年のお誕生日
同い年の小山さんと「2人合わせて124歳」から「24歳」へ、
124番から24番に復帰・復活を願って朝も早よからハッピーバースディるんるん
録画時間もピッタシ24秒です(^^)


朝7時に小山さんと梅田駅で待ち合わせて虎の聖地、鳴尾浜へ。
大安吉日、雲一つない青空の好天気晴れ
われらが横田慎太郎さんの引退そして新たな門出を祝うに相応しい素晴らしい一日でした。

いつもの通り、練習開始30分前に開門し、
9時から練習開始、いきなり「栄光の架け橋」でするんるん
全体練習の後、我らが横田さんはセンターの守備位置についてノックを受けた後、
ベンチ前でキャッチボール。その後、球場外に出てランニング練習。
再び球場に戻ってこられてバッティング練習。
もしや引退試合では守備だけでなく打撃も見られるかもと心密かに期待です。
s-IMG-5586.jpg

s-IMG-5604.jpg

s-IMG-5605.jpg

試合前の練習もいつも通り懸命に取り組み、
試合中の攻守交代では真っ先にベンチを出てチームメイトを迎え、
チームメイトが守備に向かう時も真っ先にベンチを出てキャッチボールの相手をする。
いつもながら見ていて清々しいです。

そして待ちに待った8回の表、平田監督が登場して守備交代を告げて
スコアボードに「一番センター横田」です。
s-IMG-5618.jpg

実のところ、試合開始前の練習ではコーチのノックはゆるゆるのフライかゴロだったので、
横田さんが外野の守備についた時は
ボールが飛んできてほしいような、飛んできてほしくないようなドキドキ気分。
けど、いきなりセンターの頭を超えた長打を追っかけて内野に返球する姿を見て、
次のバッターのセンター前ヒットでは「行け〜!」って心の中で叫びました。

脳腫瘍の闘病で1096日ぶりの公式戦だというのに見事なバックホーム。
セレモニー目当てで球場開門前から並んでバックネット裏の席に陣取ってたこともあり、
横田さんのバックホームのボールがまっすぐ飛び込んできて、
隣に座ってた小山さんに「やったよ!」と叫んで喜びを分かち合いました。

横田さんは「打球がきれいに見えず、練習なら一歩下がる打球なのに、前に出られた。
神様が背中を押してくれたとしか思えない。あきらめないでよかった」
と涙ぐんだそうですが、まぐれでも偶然でもない。
本当の奇跡や幸運は、懸命に努力を積み重ねてきた者だけに与えられるを実感です。

「幸運とは準備が機会に出会うこと」(オプラ・ウィンフリー)
Luck is a matter of preparation meeting opportunity.(Oprah Winfrey)


横田さんの見事なバックホームで逆転を阻止。その裏、タイガースが2点を奪って勝利。
個人的には、阪神の攻撃が8回で終わらないで9回の裏まで回れば、
横田さんがバッターボックスに入るチャンスあり、
そして横田さんの一打で阪神勝利なんて身勝手な物語を描きましたが、
横田さんの引退試合をチームの皆さんのおかげで勝利で喜びを分かち合い、
そして何より、横田さんも素晴らしい守備でチームの勝利に貢献できて大満足です。

試合後は引退セレモニー。
昨日の鳴尾浜は外野も解放されて多くの観客に見守られ、
そして一軍の矢野監督や主力選手も参加して行われました。
s-IMG-5623.jpg

ピッチャーマウンドとホームベースの間にマイクが立っているのに、
横田さんがセンターのポジションに向かって走って行くのでどこへ行くんやと思ったら、
4人のチームメイトが横田さんに近づいて騎馬になって横田さんを担いで登場。
s-IMG-5625.jpg

s-IMG-5632.jpg

ユニフォームの背番号は124でなく、栄光の24番ですexclamation×2
スコアボードが2016年の開幕スタメンの高山、横田、ヘイグ、福留に変わっていたとは
気づきませんでした。騎馬を組んだのは中央が北條さん、両脇が高山さんと中谷さん、
そして後ろが梅野さんだったようです。

ホークスの選手たちも並んでホークスの二軍監督から花束、
タイガースからは同期入団の梅野さんから花束、そして矢野監督から花束、
さらにご両親やお姉さまから花束。
ご家族からの花束には横田さんも色んな事が思いだされて感極まったのでしょう。
花束を抱えたまま背を向けてしばらく立ち尽くされ、
こちらももらい泣き(というか、この日はずっと涙腺が弱かったかも)
s-IMG-5655.jpg

s-IMG-5660.jpg

s-IMG-5667.jpg

その後、監督やコーチ、選手、スタッフの皆さんによる胴上げ。
s-IMG-5669.jpg

s-IMG-5676.jpg

s-IMG-5695.jpg

一軍で華々しい活躍はできず、半年間の厳しい闘病を経て
この2年間は登録から外れて育成扱いだったのに、
チームの皆んなから愛された素晴らしい選手だったことを実感です。

そして、ずらっと並んだチームメイト一人ひとりと握手して
引退セレモニーは終わりました。
s-IMG-5719.jpg

セレモニー後、ご家族との記念撮影。
ご両親やご家族も色々と大変だったと思いますが、
今日の横田慎太郎さんを見て誇らしく思っておられることでしょう。
s-IMG-5727.jpg

s-IMG-5728.jpg

ほんと素晴らしい一日でした。

引退セレモニーの後、球場に来られたファンの一人ひとりとハイタッチのお見送り。
球場にかけつけた多くのファンが並んだので、みんなハイタッチだけなのに、
小山さんは横田さんの黄金の左手で右肩をぽんぽんと軽くたたいていただきました。
もしかすると小山さんの白杖が横田さんの目に留まったのかもしれず、
横田さんの人間的魅力を感じました。
s-20190926.jpg

ありがとう、横田慎太郎さん。縁あって横田さんと出会い、
明るい希望にあふれた時も、先の見えない苦しい時も、ずっと応援してきて幸せでした。

IMG_1485.jpg
太陽は 夜が明けるのを待って 昇るのではない
太陽が昇るから 夜が明けるのだ(東井義雄)

横田慎太郎はわれらが誇り、
今まさに横田慎太郎さんの夜明け。

神倉神社(新宮)2011.10.25

これからも楽しみです。引き続き、応援しまっせexclamation
s-yokota24.jpg

◆横田慎太郎選手引退セレモニーを実施/阪神タイガース(2019.9.27)
この記事の一番最後の写真、横田さんの笑顔が最高にすてきですぴかぴか(新しい)

阪神タイガース、逆転CS進出そして日本一に向かって、
チーム一丸で最後まで全力尽くして頑張れ
exclamation×2


この続きはまた明日四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
続きを読む...
横田慎太郎さん、ありがとう! [2019年09月23日(Mon)]
阪神タイガース24番、横田慎太郎さんが引退を決断されました。
s-IMG-5565.jpg
(スポニチ/2019.9.22)

ご本人の決断で、球団からの引退勧告ではありません。
阪大病院を退院して虎風荘に戻って2年、不屈不撓で懸命に頑張ってくれました。
自分自身が多くの人に支えられて生かされていることを励みに、
24番を取り戻して甲子園で再び大暴れするためにひたすら努力した2年間でした。
スポニチの記事にも少し書かれているように、体力や気力の問題ではなく、
脳腫瘍の診断を受けて手術する時から覚悟していたとはいえ残念です。

横田さんといえば高卒1年目のウエスタンリーグ公式戦(姫路)の1試合3本塁打ぴかぴか(新しい)
そして迎えた3年目のシーズン(2016年)はオープン戦で素晴らしい成績をあげ、
開幕一軍のスタメンを勝ち取りましたが、壁にぶつかって二軍落ちするも、
掛布二軍監督のもと不動の四番で育成。翌シーズンの活躍が期待されましたが、
2017年2月の沖縄キャンプを離脱。

20170903.jpg
「闇と苦」 坂村真民
闇があるから
光がある
苦があるから
楽がある
闇を生かせ
苦を生かせ

再びユニフォームを着れる日が必ず来ることを信じて静かに待ち続けてきましたが、
いざ実現すると感無量でした。本当によかった。
イチからやり直しになったけど復帰復活を信じて応援してきました。
甲子園で大暴れの夢は叶わず残念ですが、ご本人が何より一番悔しくて無念なはずです。
なのに、引退会見の一問一答の素晴らしい対応は、
今回の試練によって横田さんが一段と成長されておられるのを感じます。

人生に無駄なことは何一つないを実感です。

この2年間、懸命に頑張ったものの、実戦復活はなりませんでしたが、
全体練習では、いつもチームの先頭に立っても元気な声を出して走っていたし、
別メニューの練習は汗まみれの泥だらけで取り組んでいました。
試合に出られなくても攻守交替の時はベンチから出てチームメイトを迎えたり、
外野とキャッチボールしたり、常に明るく清々しかったです。

色々とサポートいただいたタイガース球団には心から感謝です。
一軍では活躍できずこの2年間は育成扱いだったのに、
引退セレモニーや引退後のプランまで検討していただいているようですし、
昨日の甲子園では先発投手の望月さんが
横田さんの闘病復活後の登場曲「栄光の架け橋」でマウンドに登場するなど
チームの皆さんからも横田さんの引退を惜しんでいただいている。

横田さんが明るい希望にあふれた時も、先の見えない苦しい時も、
ずっと応援してきてファンの一人として心から幸せ、ご縁に感謝しかありません。

先日の丹後ウルトラ(9/15)では、
厳しい暑さに心折れてリタイアの誘惑に簡単に負けそうな私を完走に導いてくれたのは、
背負ったザックの左側ショルダーベルトの缶バッジでした。
「24番・不屈不撓」が100キロ14時間の道のりを支えてくれました。
20190915y.jpg

IMG-5537.JPG


横田さんの公式戦初ホームランで封を切って飲み明かす予定だった焼酎は
横田さんの新しい門出の祝い酒でするんるん
s-IMG-5566.jpg

阪神タイガース、逆転CS進出そして日本一に向かって、
チーム一丸で最後まで全力尽くして頑張れ
exclamation×2


愚直に一歩、一歩、もう一歩足跡
mampo.jpg

この続きはまたいつか四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
70歳台でタイタン達成 [2019年09月20日(Fri)]
制限時間ギリギリとはいえ、丹後ウルトラマラソンを2年連続で完走を果たした後、
「8年後の70歳でTI-TAN(100キロの部を10回完走)達成」とデカい口を叩いてたら、
過去に70歳台でタイタン達成された方がおられたとの情報をいただきました。

自分の励みにさせていただきたいと大会事務局に問い合わせたところ、
過去の大会で当時76歳の方がタイタン達成されたことを教えていただきました。
お名前は教えていただけませんでしたが、その年のタイタン達成者と同じお名前の方が
同じ年に海外で開催されたフルマラソンで75+yearsの1位になっておられました。
おそらくこの方でしょう。

その方が76歳でタイタン達成されたタイムは、私の去年や今年の記録より格段に早い。
さらにビックリしたのは、72歳での記録がなんと12時間23分30秒。スゴイです。
今のままでは10年後の自分にこんなタイムは出せない。いや、完走すら厳しい。
制限時間ギリギリのゴールで浮かれているようでは話にならない。

ガツンと一撃に覚醒。これを励みに本気で自分と切磋琢磨です。

村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』より――
個々のタイムも順位も、見かけも、人がどのように評価するかも、
すべてあくまで副次元的なことでしかない。
僕のようなランナーにとってまず重要なことは、
ひとつひとつのゴールを自分の脚で確実に走り抜けていくことだ。
尽くすべき力は尽くした、耐えるべきは耐えたと、自分なりに納得することである。
そこにある失敗や喜びから、
具体的な――どんなに些細なことでもいいから、なるたけ具体的な――教訓を
学び取っていく
ことである。
そして時間をかけ歳月をかけ、そのようなレースをひとつずつ積み上げていって、
最終的にどこか得心のいく場所に到達することである。
あるいは、たとえわずかでもそれらしき場所に接近することだ
(うん、おそらくこちらの方がより適切な表現であろう)。

走り終えて自分に誇り(あるいは誇りに似たもの)が持てるかどうか
それが長距離ランナーにとっての大事な基準になる。
同じことが仕事についても言える
自分の設定した基準に到達できているかいないかというのが
何よりも大事になってくるし、
それは簡単には言い訳のきかないことだ。
他人に対しては何とでも適当に説明できるだろう。
しかし自分自身の心をごまかすことはできない
モチベーションは自らの中に静かに確実に存在するものであって、
外部にかたちや基準を求めるべきではない。
村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』

もし忙しいからというだけで走るのをやめたら、
間違いなく一生走れなくなってしまう。
走り続けるための理由はほんの少ししかないけれど、
走るのをやめるための理由なら大型トラックいっぱいぶんはあるからだ。
僕らにできるのは、その「ほんの少しの理由」を
ひとつひとつ大事に磨き続けることだけだ。
暇をみつけては、せっせとくまなく磨き続けること。
村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』

いつかはゴールに達するというような歩き方ではだめだ。
一歩一歩がゴールであり、一歩が一歩としての価値をもたなくてはならない
(坂村真民さんが好きなゲーテの言葉)

僕は走りながら、ただ走っている
村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』

愚直に一歩、一歩、もう一歩足跡
mampo.jpg

この続きはまたいつか四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
走る理由 [2019年09月19日(Thu)]
村上春樹さんの『走ることについて語るときに僕の語ること』を初めて読んだのは、
私にとって最初のレース、大阪マラソンのチャレンジラン8.8キロに挑戦した後でした。

スロージョギングと出会って、走れないと思っていた自分が走れることを知り、
半ば冷やかしでエントリーした大阪マラソンのチャレンジランに当選したのを機に、
毎朝、自宅近くの全長7キロのウォーキングコースを50分ほどかけて走るようになり、
そして挑んだ本番で完走を果たしてメダルを首にかけてもらい、
頑張った自分に誇りが持てて「自分で自分をほめたい」と思いました。
P1030218.jpg(2014.10.26)

そんな当時の私が共感した村上さんのメッセージを懐かしく思い出しながら、
村上春樹さんの『走ることについて語るときに僕の語ること』を再読しています。

以下、同書より――
世間にはときどき、日々走っている人に向かって
「そこまでして長生きをしたいかね」と嘲笑的に言う人がいる。
でも思うのだけれど、
長生きをしたいと思って走っている人は、実際にはそれほどいないのではないか。
むしろ「たとえ長く生きなくてもいいから、
少なくとも生きているうちは十全な人生を送りたい」と思って走っている人の方が、
数としてはずっと多いのではないかという気がする。
同じ十年でも、ぼんやりと生きる十年よりは、しっかりと目的を持って、
生き生きと生きる十年の方が当然のことながら遥かに好ましいし、
走ることは確実にそれを助けてくれる
と僕は考えている。
与えられた個々人の限界の中で、少しでも有効に自分を燃焼させていくこと、
それがランニングというものの本質だし、それはまた
生きることの(そして僕にとってはまた書くことの)メタファーでもあるのだ。
このような意見には、おそらく多くのランナーが賛同してくれるはずだ。

はい、賛同です。

僕は走りながら、ただ走っている
村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』

愚直に一歩、一歩、もう一歩足跡
mampo.jpg

この続きはまた明日四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
Miracle on the Tango(丹後の奇跡)続 [2019年09月18日(Wed)]
一昨々日の日曜日(9/15)、丹後ウルトラマラソンに参加し、
昨年に続いて今年も100キロに挑んできました。

今年の私の記録は13時間58分57秒、
制限時間14時間まで残りわずか1分3秒。ぎりぎりゴールで、
ランナーズアップデートの記録によると私の順位は951位でした。
s-20190915.jpg

昨日(9/17)、大会の公式サイトに結果が公表されました。
男子100キロの完走率は54.32%でした(去年は56.5%)。

申込者1,887人(去年は1,977人)に対して
当日のレースに出走したのは1,758人(1,818人)で出走率は93.16%(91.96%)
そのうち完走者は955人(1,027人)、
完走率(完走者÷出走者)は54.32%でした(56.5%)。

今までなら、率(%)しか目に留まらないところですが、
今回は自分自身が制限時間ギリギリでゴールを果たしたこともあり、
「%」より、「個々の人」が他人事とは思えず、気になって確認しました。

私が13時間58分57秒で951位、
そして59分台に4名おられて完走者は955人。
その955位の次のタイムは14時間0分1秒、わずか1秒ですがDNFです。

この結果に至るには、14時間のレース中だけでなく、レースを迎える前夜を含めて、
身体のコンディションやメンタルなど色んな事情があったにせよ、
わずかに1秒足らずでDNFの結果は、本人にとって悔やんでも悔やみきれないはず
共に14時間を走り抜いて戦った一人として他人事とは思えず、残念です。

今年は暑さが厳しかったこともあって、
私と同等レベルでは碇高原の登り坂を走ってる人はほとんどいませんでした。
そこで、登りのロスを下りで挽回しようと思われた方が多かったのかもしれませんが、
私は去年、力もないのに駆け下りてダメージ残って苦しんだ経験あるので
今年は丁寧に下ったおかげで最後まで踏ん張れました。

その意味で、去年は後先考えずにがむしゃらに走っても最後に帳尻合わせられましたが、
今年は我慢くらべだったように思います。

同時に公表された年代別ランキングでは60歳代で47位。最下位ですが、
前日に配布された大会プログラムによると男子100キロの60歳代の申込者は159名で、
全体の出走率(出走者÷申込者)93.16%を乗じると148名になり、
そのうちの完走者が47名ということは完走率は31.76%で3人に1人です。

たらればの話ですが、もし目標にしていた13時間切りをクリアできてたら18位でした。
全体の出走率を乗じて算出した出走者148名に対して12.16%で8人に1人
でかい口を叩くのは簡単ですが、容易ならぬ目標と受け止めました。

去年は男子100キロに70歳代の申込者が16名おられましたが、今年はゼロ。
70歳で完走すれば年代別ランキングの1位でした。

TI-TAN(100キロの部を10回完走)達成者には黒い特別のゼッケンが用意され、
ゼッケン番号も別枠で、60歳代の完走者にも多くおられますが、
私が8年後の70歳でTI-TANになるのはかなり厳しいです。
けど、過去に70歳台でTI-TAN達成された方がおられたとの情報あり、
まだまだ可能性あるので健康や怪我に留意して挑戦する価値ありと心密かに無謀な野望。

今年の丹後ウルトラマラソン、90キロを過ぎてラスト10キロの走りは、
今年3月3日にサブ4を達成した篠山マラソンのラスト10キロを再現できたと自画自賛。
しかも距離は格段に長いし、気温も格段に高いので、自信になりました。

6月初めに左膝を痛めてから思うように練習できず、メンタル面も含めて不調が続いて、
神鍋ハーフ(6/16)、函館マラソン(7/7)に出走するも結果を残せず。
8月になって練習再開し、お盆休みからロング走に取り組んで本番を迎えました。

篠山マラソンのラスト10キロの再現で100キロ完走を果たして完全復活宣言ぴかぴか(新しい)
秋から冬のレースに向かって自分と切磋琢磨です。
-------------------
今シーズンも最終目標は、篠山マラソン(3/1)
この本命レースに向かって現在エントリー済みの年内のレースは、
・舞鶴赤れんがハーフ(10/14)
・あいの土山(11/3)
・大阪(12/1)
・加古川(12/22)

僕は日々走りながら、あるいはレースを積み重ねながら、
達成規準のバーを少しずつ高く上げ、それをクリアすることによって、
自分を高めていった。
少なくとも高めようと志し、そのために日々努めていた
僕はもちろんたいしたランナーではない。
走り手としてはきわめて平凡な――むしろ凡庸というべきだろう――レベルだ。
しかしそれはまったく重要な問題ではない。
昨日の自分をわずかにでも乗り越えていくこと、
それが何より重要なのだ。
長距離走において勝つべき相手がいるとすれば、
それは過去の自分自身なのだから。

村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』

愚直に一歩、一歩、もう一歩足跡
mampo.jpg

この続きはまた明日四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
Miracle on the Tango(丹後の奇跡) [2019年09月17日(Tue)]
一昨日の日曜日(9/15)、丹後ウルトラマラソンに参加し、
昨年に続いて今年も100キロに挑んできました。

結果の記録は13時間58分57秒で、
制限時間14時間まで残りわずか1分3秒。ぎりぎりゴールです。
s-20190915.jpg
ランナーズアップデートの記録によると私の順位は951位。

気温が30度を越える中での大会ということもあってか、
男子100キロの参加者が1,864名だったので
今年の完走率は50%をわずかに超える程度と思われます。
(去年の男子100キロの完走率は56.5%)

去年も記録は13時間53分42秒でしたが、制限時間に駆け込むランナーが団子状態で
大会MCのわかちゃんからゴールで名前を呼んでもらえませんでした。
けど、今年は制限時間内のゴールめざして走るランナーが少なかったこともあって、
ゴール前からわかちゃんに残り時間とともに私のゼッケンナンバーと名前のコールがあり、
そしてゴールでも再び名前を呼んでいただき、思わずガッツポーズでゴール。
最後まで力を振り絞れたし、ゴールを果たせて嬉しかったです。

一緒に参加した長居わーわーずのラン仲間も、私の帰りを待ってくれていましたが、
私のゼッケンナンバーと名前のコールに大声援をあげて出迎えてくれました。
去年に続いて今年もゴールが遅くなり、
みんなお疲れなのに大阪に戻るのが夜遅くなって申し訳なかったです。
でも、完走の喜びを仲間と分かちあえて本当によかった。ありがとうございます。

走る前は自分の制限時間を13時間に設定して、12時間台でのゴールを目指していました。
サッカー少年によるマッサージを3箇所すべて受けたロスタイムなど去年の反省点や、
この一年間それなりに走りこんだりレース経験を積んだことを考えると、
決して無謀な目標設定ではなかったはずなんですが・・・。

スタート後の10キロは七竜峠の登り下りも含めて予定通りのキロ6分半ペースで走れ、
久美浜までの次の10キロもトイレに並んだロスタイムを除けば6分半ペースを維持。
快調に走れていたのですが、太陽が昇って陽射しを感じ出すようになると
ペースが落ち出し(特に登り坂)、エイドでのロスタイムが増えてきました。

再び七竜峠から下る途中の42.195キロ通過の時計が9時41分29秒(5時間11分29秒)。
想定以上の遅れに気持ちを入れ直して前へ前へと進もうとするのですが、
暑さのダメージはきつく、そんなにきつくない登り坂もついつい歩いてしまう。

去年の初挑戦では走った距離より残っている距離を過剰に意識して
走るモチベーションを維持するのが大変でした。しかし、
昨日は暑さで身体はきつくてスピードは維持できなかったけど、
走っている間はゴールするまで前へ前への気持ちは途切れず維持できました。
最終的にはこれが完走の一番の要因だったかもです。

レース後半は制限時間との戦いでした。
54キロの第二関門の弥栄公民館は制限時刻の35分前に出発したのに、
72キロの第三関門の碇高原では制限時刻の25分前に到着。
碇高原へのハードな登りは多くのランナーが最初から歩き出し、
私も去年は早歩きできたのにペースが上がらず、
歩きながら暑さでふらふらしている人もおられました。

碇高原にたどり着いたものの余力ありませんでしたが、
リタイアのバスの誘惑を振り切って、シャツを着替えて次の関門を目指して下山。
体力的に関門通過は厳しいと思われましたが、
沿道の景色を楽しみながら走り続け、エイドも関門一つ手前はパスしてひたすら前へ。

時間との戦いの中で沿道の声援を力に
ようやく85キロの最終関門の白い建物が見えたのですが、
関門手前の信号で引っ掛かって残りわずか3分。
最後はダッシュして最終関門の制限時刻に間に合いました(16時25分)。

関門閉鎖後10分以内に出発しなければリタイアとみなすのアナウンスが流れる中を、
リタイアのバスの時刻表を眺めながら、エイド名物のつみれ汁をおかわり。
心は完全にリタイアでしたが、大会関係者から
「残り15キロを2時間、登り坂は一箇所だけだから」と言われ、
坂は一箇所どころじゃないのにと思いながらも
心を決めてゴールを目指して走り続けることにしました。

その後は残りの距離ではなく、残り時間との戦い。
90キロ地点で残り78分、キロ8分では間に合いません。
まだ登り坂が残っているし、信号もあるし、
ゴールは厳しいと思われましたが、諦め悪く、ただひたすら前へ。

90キロを過ぎたエイドでホースの水を頭からぶっ掛けてもらった後は
残るエイドに立ち寄らず、信号も青信号の点滅でくぐり抜け、
ゴールまで足を止めることなく走り続けました。

残り5キロ、4キロ、3キロ、制限時間までの残り時間と割り算しても
ゴールまで余裕のない状態は変わらず、足を止めたら終わりの崖っぷちでした。
残り1キロで初めてこれで間に合うと確信し、
最後の力を振り絞ってゴールに向かってダッシュ。
諦めが悪いのが性分とはいえ、最後まで諦めずに走ってよかったです。

TI-TAN(100キロの部を10回完走)まで残り8回。
70歳でTI-TAN認定は、まだまだはるか彼方の夢物語ですが、
去年より一歩近づけました。はい、来年も走ります。
来年はタイムを大幅に向上して同行の仲間を待たせる時間の短縮を目指します。
s-IMG-5548.jpg スタート1時間前のお月さま(満月)

Miracle on the Tango(丹後の奇跡)ぴかぴか(新しい)
あの暑さの中、リタイアの誘惑を振り切って制限時間ギリギリで完走。
私の走力では「奇跡」といっても過言ではないでしょう。

ランナーズアップデートの10キロごとのラップタイムを確認すると、
70キロの碇高原から一気に坂を駆け下りる70〜80キロより、
次の80〜90キロ、さらに90〜100キロへと
72キロ、85キロの関門のエイドでのロスタイムを考慮しても
10キロごとのラップタイムは速くなっていました。

それだけの余力が残っているなら、
出し惜しみせずに走れば最後に苦しまずに済んだのですが、
それは今後の課題として、今は最後まで諦めずに走った自分を褒めたいです。

リタイアの誘惑に負けなかったこと。
碇高原の関門(72キロ)を目指して力を振り絞っていた時には
関門に着いたらリタイアのバスでゴールに戻ろうと思ったのですが、
いざ碇高原の関門に着いてリフレッシュしていると
せっかくだからもう一つ先の関門まで行ってみようと再び走り出しました。

そして次の関門に向かう途中の坂を走れずに歩いて登っていたら(80キロあたり)
大会関係の車が私の横に停まって「乗りますか?」と声をかけられました。
とても走り続けられそうにないと思われたのでしょう。
「ありがとう、もう少し頑張ってみます」と返事し、
自らの気持ちを奮い立たせて再び走り出しました。

最終関門(85キロ)はギリギリ間に合いましたが、
エイドでつみれ汁をいただきながらお世話いただく方と楽しくおしゃべりし、
リタイアバスの時刻表を見て時刻を確認。心は完全にリタイアでした。
が、その一方で、なぜ自分は辛い思いをして走っているのか
ここでリタイアして本当に悔いないのか、といった気持ちが湧いてきて、
心を決めて再び走り出しました。

そこからはひたすら前へ、前へ
自分を信じて最後まで諦めない、諦めたらその時点で終わり。
立ち止まればリタイアの誘惑だらけ、立ち止まらずに前を向いて「ただ走る」。

私と同じように懸命に走るランナーに「まだ間に合います。頑張りましょう」と
何度か声をかけて一緒に走ることがあったのですが、
私はエイドに立ち寄っても水を頭にぶっかけたらさっさと出て行くのに、
けっこう長居される方が多かったです。おそらく間に合ってないでしょう。
長居は無用、前へ前への気持ちを奮い立たせるが大事だと思いました。

また、90キロを過ぎて坂を登りきった所に信号があったのですが、
坂を登りながら見上げる信号は青でした。
赤信号に変わると思えば、登り坂だし、走るのをやめて歩いて信号に向かうでしょう。
けど、そうすると信号ひとつだけ確実に時間が遅れます。
そこで、登り坂でしたが力を振り絞って懸命に走ったのですが、
坂を登りきったタイミングで青信号が点滅になり、信号で停まらずに通過し、
そのまま下り坂で呼吸を整えながら進んで行けました。

このようなことは「奇跡」というほど大げさなものではないかもしれないですが、
奇跡は起きるのではなく、自分を信じる力で起こすものであり、
だからといって、奇跡を起こすことを目標にはできないと実感しました。
奇跡は、(日々の練習も含めて)自分と切磋琢磨した結果の話です。
・決して諦めない
・自分を信じる
・心を決めたら立ち止まらず、ひたすら前を向いて、ただ走る

それとともに実感したのが、制限時間の有り難さ。
制限時間が設定されているから、残る力を振り絞ってゴールを目指せました。
もし制限時間が設定されていなければ、そんな無茶はしなかったでしょう。
ゴールの制限時間を過ぎても走り続けてゴールを目指すことも素晴らしいですが、
完走メダルを手にすると「制約は武器である」を実感です。

制約は見方を変えれば武器である
資源が制限されると、それでなんとかしなければならなくなる。
そこには無駄の余地はなく、創造性が求められる。
創造性を持つことで驚くべき結果を得られる
自らに制約を課すことで、
あいまいな形のサービスを生み出さないようにする。
『小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕』

現状は「制約を受け入れてる」レベルですが、
今後は「自らに制約を課す」レベルに引き上げて自らを高める。

年齢は確実に毎年一つずつ増えていきます。
加齢に伴う体力の低下という制約を受け入れる一方で、自らに時間の制約を課し、
どうすればできるかを考えて実行です。

「苦しなったら顔あげて、奥歯折れるまでかみしめて、笑うんやで」
s-IMG-5535.jpg
(映画『ありがとう』DVDの裏面)
◆苦しなったら顔あげて、/2018.9.15
◆丹後ウルトラマラソン100キロ完走♪/2018.9.18

愚直に一歩、一歩、もう一歩足跡
mampo.jpg

この続きはまた明日四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
常により高いものを目指して死力を尽くす [2019年09月14日(Sat)]
先日(9/4)、大阪で開かれたラグビーの清宮克幸さんの講演会に参加。

ワールドカップ開催で前執行部の続投が既定路線だったはずが、
大どんでん返しで一気に若返って清宮さんもラグビー協会の副会長に就任。
放送中のテレビドラマの「ノーサイドゲーム」や
息子の日本ハムファイターズの清宮幸太郎くんの話題もあり、
また、ご実家が松下幸之助さん創業の地の大開ということもあって、
興味ある話は尽きませんでしたが、そのなかでも特に印象に残ったのが
ラグビーのワールドカップが日本で開催される発端の話と、
清宮さんが業績悪化のリストラで廃部寸前だったヤマハ発動機の監督に就任し、
チームをどん底から日本一に改革する過程の話。
いずれも強烈なインパクトを受け、多くの気づきと学びを得ました。

ラグビーワールドカップが日本で開催される発端の話で登場するのは、奥克彦さんです。
1958年1月に宝塚で生まれ、県立伊丹高校で花園に出場し、早稲田の政経学部に進学。
早稲田でも2年までラグビー部に所属するも、外交官を目指すため退部。
その後、外交官になられてオックスフォード大学に留学し、
留学先のオックスフォード大学のラグビー部でレギュラーとして活躍。

私と年齢はわずかに一歳ちがい、育った場所も近くですが、
奥さんは勉強も運動もできて別世界の存在です。

その後も外交官として活躍されていましたが、
2003年にイラクでテロにあい銃撃されて殉職(45歳)。
オックスフォードに留学してラグビー部で活躍されたことや
2001年からイギリスの日本大使館に赴任されたことが
今回のラグビーワールドカップの日本開催につながったことを知りました。


清宮さんの講演後、奥克彦さんを偲ぶため、
清宮さんの『究極の勝利−アルティメット・クラッシュ』を読み直すとともに、
奥さんの評伝を買い求めて読みました。

松瀬 学『日本を想い、イラクを翔けた ラガー外交官・奥克彦の生涯』
s-okukatsuhiko.jpg

以下、同書より抜書き
2000年4月、早稲田ラグビー部の入部式での奥さんの講演より――
(…)
で、みんなにまず、この一年間かな、あるいはきょう一日でもいいですけど、
ぜひ守ってもらいたいことは、
いつもそのときの自分よりも上のものを目指す」ということです。
(…)
だから、いましかできないことに全力を尽くしてほしい
冒頭で言ったように、より高いものを求めてくれ
こういう目標っていうのは、立てるのは簡単なんだ
でも、なかなか実践のなかで活かされてこない
あるいはきょうやるパス、きょうやるキック、きょうやるタックル、
今日やるスクラムのなかになかなか活かされてこない。
(…)
より高いものを目指して死力を尽くす」。その気持ちだけは忘れないでほしい。
そうすると、技術的にもおのずといろんなことが考えられてくるんです。
(…)
最近、スクラムが弱いとか、ラックの集散が遅いとか
いろいろなこと言われていますけれども、重要なのは
結論としてどうかということじゃなくて、なぜできないのかということ

これはわかる人にしか、わからないところがあると思う。
それを突き止めて欲しい。
そのために、自分にできないようないろんな高度なプレイをたくさん見て欲しい。
同じ人間がやっているんだと考えれば、
そのやり方を習得する方法があるかもしれないし、
出来ないのには何か原因があるかもしれない。
そういうことを四六時中、考えてほしい
ちょっと技術的なことを言いましたけれど、そういうイメージを持ってほしい。
それを支えているのは、さらに高いものを目指して、
本当に全力を尽くしているかどうか
です。
(…)
今日伝えたかったのは、常に高いものを目指すということ。
常に高いものを目指すために死力を尽くすこと。
死力を尽くして結果が出るように、自分の頭で考えて研究すること。
(…)
自分は今日、ほんとうにこれ一点に絞ってやってやろうというのを決めて、
試合に出てほしい。おれが言いたいのは、受けを狙うとかじゃなくて、
そういう積み重ねによって「より高いもの」を目指して
いって、
世界の選手をやっつけてやろう」「こいつらと勝負してやろう」というところまで
持っていってくれ。今日はそういうことができるスタートの日だ。
がんばってください。

---------------------

森喜朗にとって、奥克彦は大事な男だった。
その思いを引き継ぐこともあって、
ワールドカップ日本招致委員会の会長を引き受けた。
日本ラグビー協会会長にも就任した。声が湿り気を帯びる。
ワールドカップを日本でやりたいといった奥くんの思いがあるんだよ。
 奥くんの気持ちを大事にしてお手伝いするのが天命なのだ。
 ワールドカップ、それは、ぼくらの、日本ラグビーの夢なんだ」

---------------------

早稲田ラグビーは2002年度、『アルティメット・クラッシュ』を精神的支柱として、
大学日本一へ駆け上り、13年ぶりの美酒を味わった。
監督の清宮は、今でも目を閉じると、奥克彦の野太い声がよみがえると言う。
いま、何をなすべきなのか」
「キヨしかできない、ワセダしかできないことは何なのか」
何のためにやっているのか」
いま、やらなければ、いつやるんだ」

---------------------

きのうよりきょう、きょうよりあすへと、常によりよきものを生み出していく。
松下幸之助『実践経営哲学』

愚直に一歩、一歩、もう一歩足跡
mampo.jpg

この続きはまたいつか四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
まっちゃん、銀メダルおめでとう! [2019年09月09日(Mon)]
やりましたexclamation
カザフスタンのアティラウで開催された「IBSAアジア&オセアニア柔道選手権大会」、
100キロ級に出場した我らがまっちゃん、松本義和さんが銀メダルです(2019.9.7)

まっちゃん、おめでとうexclamation×2
よう頑張ったもんな、ほんまおめでとう!
見事です。我らが誇り、メチャ嬉しいです。おおきに、ありがとう!

松本さんは、2000年のシドニーパラリンピックの柔道100キロ級で銅メダル、
2004年のアテネパラリンピックでは日本選手団の旗手です。
そんなまっちゃんが、来年開催の東京パラリンピックに
アテネ以来16年ぶりの出場を目指しておられます。現在57歳、
東京パラ出場が叶えば58歳での出場です。がんばれ、まっちゃん!

悲願の東京パラ出場を果たすには、
世界大会に出場して勝ち進んでポイントを積上げる必要があり、
今回のIBSAアジア&オセアニア柔道選手権大会でも結果を出すことが求められました。

まっちゃんとは視覚障害者の伴走練習会「長居わーわーず」のご縁。
カザフスタンに出かける前に有志で壮行会をし、
そして、IBSAのYouTubeチャンネルでライブ配信の試合を応援です。

まっちゃんが出場する100キロ級はエントリーが5人だったため、
予選・敗者復活戦を勝ち残った者によるセミファイナル、ファイナルではなく、
総当たり戦で雌雄を決することになりました。
日本からはそれぞれのクラスに2人の選手がエントリーしていることもあり、
東京パラ出場のために負けられない戦いが続きます。

まっちゃんは、初戦で強敵のウズベキスタンのSharif Khalilovさんに負けましたが、
残り3試合を勝って3勝1敗で銀メダルです。
同じ100キロ級に出場した石川さんも2勝2敗で銅メダルです。

表彰式もIBSAのYouTubeチャンネルでライブ配信されました。
69629997_3198255226914353_8678528338408505344_n.jpg
銀メダルを手にしたまっちゃんが何度も手を上げて喜びあふれる姿を見ると、
懸命な努力が報われて本当によかったと思い、心から嬉しかったです。
まっちゃん、おめでとう!
70515825_750839645355281_3987074465077919744_n.jpg
表彰台で銀メダルのまっちゃん、笑顔が最高ですぴかぴか(新しい)
IBSA JudoのFacebook投稿写真から

一年前にインドネシアで開催のアジアパラ2018では、
2000年シドニーパラ以来18年ぶりの世界大会でのメダル獲得で銅メダルでした。
一年後の今回は銀メダルです。ひらめき
悲願の東京パラ出場へ一歩も二歩も近づいたことでしょう。
東京パラリンピックの観戦チケットを申し込みました。
まっちゃんの東京パラ出場を期待して、
そして、来年はもう一つ違う色のメダルを期待して、

アスリートの多くは企業や学校などの組織に所属しておられますが、
まっちゃんの所属は自ら営むアイワ松本治療院で
スポンサーもサポートもなく自分がすべて。
そんな環境でも、決して不平や不満を言ったり、弱音を吐いたりすることなく、
自分と切磋琢磨して結果を出したまっちゃん、ほんと素晴らしいです。ぴかぴか(新しい)

昨年3月の篠山マラソンで私が無様なレース展開でお粗末な結果に終わった日に、
同じレースを走ったまっちゃんらと一緒に大阪に戻っての反省会で、
東京パラを目指すためのスポンサーやサポートについて話題も出たのですが、
言い出しっぺの私の力不足で何も形になってません。申し訳ないです。

カザフスタンでの試合の日、朝から神戸に出かけた帰り、
梅田の阪急百貨店で開催中の蔵元まつりに立ち寄って試飲し、旨い酒を見つけました。
s-IMG-5526.jpg
純米大吟醸「柔道 Judo」、姫路の灘菊酒造さんの輸出専用商品です。
s-IMG-5528.jpg s-IMG-5527.jpg

姫路といえば、日本チームがカザフスタンに行く前に強化合宿した所ですし、
2020年東京オリンピックのフランス柔道チームの事前合宿地です。

フランス柔道の父と呼ばれる川石酒造之助(みきのすけ)さんの生誕地ということで
姫路がフランスチームの事前合宿地に決定したようですが、
川石酒造之助さんは灘菊酒造の創業者の実弟で、1899年に姫路で生まれ、
早稲田大学を卒業後フランスに渡って柔道普及に生涯つとめられ、
フランスで亡くなられたとのこと。

世界を相手に正々堂々と戦うまっちゃんにぴったりのお酒、勝利の美酒に決定。
ラッピングのリボンはもちろんゴールド、金色でお願いしました。
まっちゃん、おめでとう! 旨い酒が銀メダルのお帰りを待ってるからね。

来年の東京パラ出場めざし、みんなで応援でするんるん
がんばれ、まっちゃん!

重要なことは、できないことではなく、できることである。(ドラッカー)


この続きはまたいつか四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
| 次へ