• もっと見る

宮 直史ブログ−“信はたていと、愛はよこ糸”

岡崎嘉平太記念館(岡山・吉備高原)で出会ったメッセージに深い感銘を受けました。
『信はたていと、愛はよこ糸、織り成せ 人の世を美しく』(岡崎嘉平太氏)
・・・私も、皆様方とともに世の中を美しく織りあげていくことを目指して、このブログを立ち上げました。よろしくお願いします。


こんにちは!宮です

宮 直史さんの画像
★経営のための会計★
★経営のための会計★
ようおこし (^_^)
ようこそお越しくださいました。ありがとうございます。
「道しるべ」でお好きなカテゴリーをお選びいただき、お時間の許す限りごゆっくりおくつろぎください。
道しるべ★カテゴリー
Google

WWW このブログ
<< 2023年09月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新の記事
最新のコメント
https://blog.canpan.info/miya38ts/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/miya38ts/index2_0.xml
原点に戻ることは、前に進むこと [2012年12月28日(Fri)]
 仕事を早めに切り上げて、パナソニックミュージアム(大阪・門真)へ
 企画展「松下幸之助『事業部制の真髄』」、ただいま開催中です。(〜1/31)
s-P1010167.jpg
 企画展の入り口に掲げられた津賀社長から「社員のみなさんへ」と題したパネルに、今回の企画展開催の趣旨を理解するとともに、厳しい経営状況を乗り越える決意と覚悟を受け止めました。
 以下、抜き書きメモ
……、事業部制は歴史の中で変遷してきましたが、創業者の自主責任経営への思いは変わることがありませんでした。とりわけ、戦後の困難期、熱海会談後など、大きな危機に瀕するたびに、創業者は事業部制への原点復帰を断行し、困難を乗り越えてこられました。……
 巨大な組織も人の集合体です。組織を変えただけで経営がよくなるわけではありません。結局はビジネスユニット(BU)を構成する一人ひとりにかかっているのです。事業部制の真髄は、一人ひとりが任された仕事にやりがいをもって取り組み、創意工夫してお客様のお役に立ち、会社と共に成長していくところにあります。

 そして、松下さんの映像映画(1980年12月の経営研究会でのご講演)
 松下さんは1894年11月のお生まれですから、なんと86歳です!!!

一言で言うならば、経営がないわけである

 松下さんの叱責(上映時間は6分30秒)に魂が揺さぶられ、繰り返し拝見しました。
 お話そのものは、今年のメモリアルウィーク特別展のパネルにもあった松下住設について語られたものです。しかし、パネルに記された文字を目で追うのとはインパクトが格段に違います。
 家に帰り、元松下住設社長の小川守正さんの本『実践経営学―松下幸之助に学んだ自主責任経営とは』(PHP文庫)を読み直しても、「経営がない」と社員の皆さんに厳しく叱責する86歳の松下さんの真摯な姿が目に浮かんできます。
 他人事(パナソニックさんの問題)ではなく、自分のこととして受け止めました

 同じ部屋に展示されていた経理課長宛の社長通達(昭和25年3月15日付)などの展示物、さらには松下さんの期待に応えて艱難辛苦を乗り越えられたパナソニックOBの皆さんが語るエピソードのパネルの数々に、多くの気づきと学びを得ました。
 これらの中で私が一番心惹かれたのは、「減らした財産は必ず取り戻す」――1977年頃の厨房機器事業部でのエピソードですが、登場するのは松下さんではなく、3代目社長の山下俊彦さん。
 その山下さんについては、「山下改革に見る自主責任経営への思い」と題して27の言葉がパネル展示されていましたが、掲げられた一つひとつの言葉が私の心に響きました。


 もういっぺん一から出直し
いっぺんね、はだしになる。靴はいてたらだめだと。
そういう態度で再建しないと、口先でいくら言ってもだめなんです。
一貧乏会社の会長であり、貧乏会社の社長であり、貧乏会社の社員である。
その貧乏会社を立て直すんだと、そういう姿勢に徹してほしい。
そうしないと、落ちかけたら早い
昇っていくのは10年かかっても、落ちるのは1年である。
(1982(昭和57)年10月の経営研究会にて)
◆メモリアルウィーク特別展(2003)「松下幸之助の事業家精神」ひらめき
/パナソニックミュージアム・松下幸之助歴史館



はい、一から出直します。
来月の会期末までにまた寄せていただきます。


やがて気づいた。
原点に戻ればいいのだ。
原点に戻ることは、前に進むことなのだ
、と。

桑原晃弥著『スティーブ・ジョブズ 神の遺言』本
 
コメント