感謝報恩の念が人と組織を成長させる
[2019年05月05日(Sun)]
野村克也『野村ノート』の「はじめに」より――
野村克也『野村メモ』の「おわりに」より――
(白隠・禅画の教え[日めくり])
「親」孝行するほど子孫も繁盛 おやは浮世の福田じゃ/白隠禅師
逆にいえば、一流と呼ばれる人間で親を大切にしない者はいなかった。
親孝行とはすなわち感謝の心である。
この感謝こそが人間が成長していくうえでもっとも大切なものである、
というのが私の持論である。そして、
そうした成長の集大成がチームとしての発展につながっていく。
親孝行とはすなわち感謝の心である。
この感謝こそが人間が成長していくうえでもっとも大切なものである、
というのが私の持論である。そして、
そうした成長の集大成がチームとしての発展につながっていく。
野村克也『野村メモ』の「おわりに」より――
そもそも、私がプロ野球選手を目指したのは、
女手ひとつで私を育ててくれた母に恩返しがしたかったからだ。
母への感謝の気持ちが、当時の私の原動力だった。
そしてその後、私は「メモを取る」という習慣を身に着け、
いろいろな人と出会い、さらにたくさんの書物を読むことで
「一野球選手」というよりも「ひとりの人間」として
その幅を広げることに努めてきた。
人生の経験を積めば積むほど、
「自分は誰かに支えられて生きている」ということを強く実感する。
感謝の気持ちを持っている人間は強い。(…)
振り返ってみれば、その感謝の思いがここ一番の勝負所で、
「よし、やってやる」という集中力につながっていたように思う。
逆に感謝の気持ちのない人は、自分のためだけにプレーしているので、
勝負所で気負いだけが空まわりすることとなるのだ。
(…)
野球に限らず、この社会で生きている限り、人間はひとりでは何もできない。
そのことを今一度、私たちはしっかりと認識すべきだろう。
そうすれば、まわりの人たちに対する感謝の気持ちが生まれ、
「みんなに報いたい」「組織に貢献したい」という思いが湧き上がってきて、
その思い(感謝報恩)が自分の力を2倍にも3倍にもしてくれる。
近年、スポーツの世界で「モチベーション」という言葉をよく聞くが、
そんな言葉を持ち出すまでもなく、
「感謝心」があればやる気も持続力も自然に生まれてくるものなのだ。
女手ひとつで私を育ててくれた母に恩返しがしたかったからだ。
母への感謝の気持ちが、当時の私の原動力だった。
そしてその後、私は「メモを取る」という習慣を身に着け、
いろいろな人と出会い、さらにたくさんの書物を読むことで
「一野球選手」というよりも「ひとりの人間」として
その幅を広げることに努めてきた。
人生の経験を積めば積むほど、
「自分は誰かに支えられて生きている」ということを強く実感する。
感謝の気持ちを持っている人間は強い。(…)
振り返ってみれば、その感謝の思いがここ一番の勝負所で、
「よし、やってやる」という集中力につながっていたように思う。
逆に感謝の気持ちのない人は、自分のためだけにプレーしているので、
勝負所で気負いだけが空まわりすることとなるのだ。
(…)
野球に限らず、この社会で生きている限り、人間はひとりでは何もできない。
そのことを今一度、私たちはしっかりと認識すべきだろう。
そうすれば、まわりの人たちに対する感謝の気持ちが生まれ、
「みんなに報いたい」「組織に貢献したい」という思いが湧き上がってきて、
その思い(感謝報恩)が自分の力を2倍にも3倍にもしてくれる。
近年、スポーツの世界で「モチベーション」という言葉をよく聞くが、
そんな言葉を持ち出すまでもなく、
「感謝心」があればやる気も持続力も自然に生まれてくるものなのだ。
(白隠・禅画の教え[日めくり])
「親」孝行するほど子孫も繁盛 おやは浮世の福田じゃ/白隠禅師
これは結局、何事でも感謝の心を持つことが大切だということだと思います。
感謝の心を持てば、それはいろいろな形になって自分に返ってきます。
その自分に返ってくることを期待して感謝の心を持つというのではいけませんが、
自分の置かれた立場なり他人からの恩恵なりに素直に感謝できる人、
言いかえれば喜びを知る人というのは、非常にしあわせな人だと思います。
これは、商売に限らず、私たちの人生すべての面にもあてはまる、
人間としての大事な基本と言えるのではないでしょうか。
松下幸之助『縁、この不思議なるもの』より
感謝の心を持てば、それはいろいろな形になって自分に返ってきます。
その自分に返ってくることを期待して感謝の心を持つというのではいけませんが、
自分の置かれた立場なり他人からの恩恵なりに素直に感謝できる人、
言いかえれば喜びを知る人というのは、非常にしあわせな人だと思います。
これは、商売に限らず、私たちの人生すべての面にもあてはまる、
人間としての大事な基本と言えるのではないでしょうか。
松下幸之助『縁、この不思議なるもの』より
この続きはまた明日
会計は算術ではなく、思想である
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
会計は算術ではなく、思想である
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。