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宮 直史ブログ−“信はたていと、愛はよこ糸”

岡崎嘉平太記念館(岡山・吉備高原)で出会ったメッセージに深い感銘を受けました。
『信はたていと、愛はよこ糸、織り成せ 人の世を美しく』(岡崎嘉平太氏)
・・・私も、皆様方とともに世の中を美しく織りあげていくことを目指して、このブログを立ち上げました。よろしくお願いします。


こんにちは!宮です

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隠れた価値を見出す [2019年01月16日(Wed)]
トラヴィス・ソーチック『ビッグデータ・ベースボール』(Big Data Baseball
副題は「20年連続負け越し球団ピッツバーグ・パイレーツを甦らせた数学の魔法」
Math, Miracles, and the End of a 20-Year Losing Streak)
img409.jpg

第4章「隠れた価値」より――
(…)
しかし、パイレーツが? なぜこれほどまでに関心を示しているのだろうか?
伝統的な数字で見る限り、マーティン(当時はヤンキースの捕手)
プロになってから最悪の成績でシーズンを終えたばかりか、
打撃の面では6年連続で成績がほぼ下降線をたどっていた。
(…)
パイレーツがそれほどまでに積極的に獲得に乗り出し、
ハードル(監督)自らもすぐに連絡を取ろうとしたのは、
マーティンに関心があったからだけではない。
チームをどうにかしなければ、という必死の思いもあったからだ。
ハードルは革新的な守備戦術の導入に合意していた。
その戦術の素晴らしいところは、
極端な守備シフトの採用と投手陣に対して行う要求に関しては、
球団の年俸総額に1ドルたりとも追加せずに可能なことだった。
パイレーツは支出を増やさずに勝ち星を上積みすることが可能だと考えていた。
正確には、増やさずに可能というより、増やさずに行わなければならなかったのだが。
けれども、その戦術だけではチーム内の全問題を解決できるわけではない
その戦術だけでプレイオフに進出できるようになる(15勝の上積み)わけでもない。
何らかの方法で外部から隠れた価値を見つけ出し
そのための金を支払わなければならなかった。
(…)
敗レースには誰でも知っているような、実績を証明済みの、最高級の選手を
獲得するだけの金銭的な余裕がない。そのため、
20年の悪い流れ(20年連続負け越し)を断ち切るためには、
監督やコーチやフロントが首をつなぐためには、
手持ちの金を最大限に活用しなければならなかった
フリーエージェント市場の中で、
ほかの球団が目をつけていない場所に価値を見出さなければならなかった
(…)
マーティンが契約の評価以外で本当に聞きたかったのは、
パイレーツが自分に何を見出したのかということだった。
なぜ自分を評価してくれるのか?
ハードルはチーム内にベテランの存在が必要だと伝えた。
(…)
ハードルとの会話を友好的な雰囲気の中で終えた後、マーティンは強く興味をひかれた。
「彼のおかげで決心が固まったようなものだね」マーティンは語る。
「彼らがチームの危機を乗り越えるために、自分にできることが何かあるかもしれない、
 そう思ったよ」
だが、パイレーツは情報を隠していた。ハードルとマーティンとの会話の中で、
マーティンに注目するきっかけとなった重要な発見については
明かされることがなかった。

「価格」は見えますが、「価値」は見える人にしか見えません。
福原義春『私は変わった 変わるように努力したのだ』

「物事をありのままに見る」ことで「原理原則」を知り
正しい経営判断ができる可能性を高めることはできる
そのためには、
店で起きるあらゆる現象を観察し、
可能な限り、数値や客観的なデータに置き換えて、因果関係を考える
ことだ。
こうした考え方を前提にPDCAのサイクルを回し続けることが
勘に頼らない科学的な経営をするということだ
その際、心構えとして大切なのは自戒し続けること。
そうすれば、何が問題なのかを探るときに
立地が悪いとか景気が悪いとか外的要因のせいにしてしまって
判断を誤るケースは減るはずだ。
客観的な事実に基づいて仮説を立てて、実行し、検証する
これはサイエンス(科学)の手法そのものだ。
自分の無知を知り、事実の前に謙虚でなければならないのは
科学者も飲食店経営者も同じである。
正垣泰彦『おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ』

成し遂げたことではなく、
成し遂げられたはずのことを基準に自分を測る。

ジョン・ウッデン『育てる技術』

ほどんどの組織のどこかに、良質で役に立つデータが存在している
だが、情報が流れることによってはじめて、
あなたは社員の力を最大限に引き出し、顧客から学ぶことができる。
「良質」な情報の「迅速」な流れこそ、あなたの会社の命運を握るカギなのだ。
ビル・ゲイツ『思考スピードの経営』

<ダメな店の3条件>
1.動かない 2.考えない 3.自分を不満に思わない

川勝宣昭『日本電産 永守重信社長からのファクス42枚』

今までと同じやり方では、同じ結果で進歩なし ―― 20+1年連続負け越し
常識や過去を捨て、新しいやり方で戦いを挑む ―― 退路を断って前進あるのみ
(×戦いに挑む、○戦いを挑む)
2019.jpg
私の今年の一文字は「攻」

経営は論理の積み重ねである。
常に論理的に考え、攻める姿勢が必要なのだ。
自分の頭で考えないで他人の真似をするのが、経営者として一番危険な人なのである。
論理的に考える人は、その結論を導き出した経緯について筋道立てて説明できる。
また説明をしているうちに考え方を論理的に整理することもある。
他に対して説明する能力も経営者にとって大事な資質である。
『小倉昌男 経営学』

本書カバーのそで(表紙側)
img411.jpg
「今日を変えていこう。愛を込めて。クリント」

そんななかでも大事なことは、
ことしは去年のままであってはならないということ、
きょうは昨日のままであってはならないということ、そして
明日はきょうのままであってはならないということである。
万物は日に新た。
人の営みもまた、天地とともに日に新たでなければならない。
「この日この朝」/松下幸之助『続・道をひらく』

日に新たであるためには、いつも「なぜ」と問わねばならぬ。
そしてその答を、自分でも考え、また他にも教えを求める。
素直で私心なく、熱心で一生懸命ならば、
「なぜ」と問うタネは随所にある。

それを見失って、きょうはきのうの如く、あすもきょうの如く、
十年一日の如き形式に堕したとき、その人の進歩はとまる。
社会の進歩もとまる。
繁栄は「なぜ」と問うところから生まれてくるのである。
「なぜ」/松下幸之助『道をひらく』


この続きはまた明日四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
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