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宮 直史ブログ−“信はたていと、愛はよこ糸”

岡崎嘉平太記念館(岡山・吉備高原)で出会ったメッセージに深い感銘を受けました。
『信はたていと、愛はよこ糸、織り成せ 人の世を美しく』(岡崎嘉平太氏)
・・・私も、皆様方とともに世の中を美しく織りあげていくことを目指して、このブログを立ち上げました。よろしくお願いします。


こんにちは!宮です

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素質なきもの、努力するのみ。走り続ける [2018年02月04日(Sun)]
今回の四国巡礼(1/31〜2/2)も旅の道づれに本を持っていきましたが、
大阪から四国に向かうバスの車中に読んだのが、
有森裕子さんの『わたし革命』
IMG_1137.jpg
2003年刊行、今から15年前の本です。

有森裕子『わたし革命』より――
二年生のときも、補欠に泣いた。
そのときは後輩が選ばれたので、さすがに冷静ではいられなかった。
みんなの前で涙は見せられない。
動揺を抑えて出た開会式で、
歌手の高石ともやさんがギターで弾き語りを披露してくれた。
頑張ってきた自分を全部わかっているのは自分自身
そのフレーズを聞いたとき、はっとした。
人がほめてくれるのを待つより、自分で自分をほめるのが自然なこと
どんなに頑張っても、成果を出さない限り、だれもほめてくれない
でも、自分だけは、それをわかっている
この歌は、わたしの歌だ。
歌のフレーズが誘い水となって、
抑えていた感情がどっとあふれ出てきた。
わたしは会場で涙を流していた。(p.47)

自分で自分をほめたい
二度目のメダルを獲得したわたしは、
レース後のインタビューで思わず、こんなことばをつぶやいていた。
それは、はじめて、自分で自分を認めることができたことばだった。
(…)
頑張ってきた自分を全部わかっているのは自分自身だ。
人がほめてくれるのを待つより、自分で自分をほめるのが自然だ。
長いあいだ、そのことばは忘れてはいたけど、
心のどこかで生きつづけていたに違いない。
川の底でずっと転がりながら、わたしと一緒に流れてきて、
出番を待っていたに違いない。

それがアトランタのオリンピックのとき、ようやく転がり出たのだ。
暗くつらい日々を経てはじめて、
そのことばの意味が一番生かされるとでもいうように。
いまなら、いいよと、ようやく自分で自分をほめたことばだった。
第一幕は、こうして幕を閉じた。
けれど、第二幕目には、また新たな闘いが待っていた。(p.143〜144)

長距離や、そして人生のほとんどのことに言えるのだが、
ある技術を身につけることは
からだの素質や生まれ持った才能というより、
自分が何をやるのか、やりたいのかをまず決めることからはじまる。
精神面の強さと自己管理のうまさ、目標への挑戦、の項目で最高点、
 計画性、困難の克服、精神的強靭さ、節制においても高得点」
のちに、わたしは陸連女子委員会の調査研究部長から、
こんなお墨付きをもらったが、
「駄馬」がサラブレッドに追いつくためには、
それしかなかったのだ。
目標、オリンピックという大きな目標を得てからのわたしは、
勝ち負けにこだわらなくなった。
いや、毎日の練習のなかでの勝ち負けには、こだわらなくなった。

練習中、長いあいだわたしは勝ったことがなかった。
練習は勝負の場所ではない
自分が本当に成績を出さなくてはいけないのはどこなのか
これを肝に銘じておく
もちろん練習のなかでも勝負はあるけれど、
そのなかでは勝っても負けても関係ないとする。
自分のための練習だから全力を尽くすし、
結果に対してはフィードバックもする。
フィードバックも人と比べるのではなく、
自分がこの練習で何をやろうとしたかを見る。

その練習は、どこを鍛えるためにやっているのか、
どこにつなげるためにやっているのかが、
自分にわかっていればいい
それがわかると、練習中に負けても勝っても一喜一憂しなくてよくなった。
細かいことを気にしていたら、すぐに潰される。やる気を失う。
目標はとにかくやりつづけること。
潰されないこと。モチベーションを持ちつづけることだ。
(p.60〜61)

変わらなくては、前に進めないことってある
それを「革命」なんて大げさなことばで表すのは面映い気がするけど、
どんな小さな変化でも、
自分にとっては全力で戦ってきたことだから、
その都度、それこそ死ぬような思いをして、
「命」イコール自分を「革」めてきたことだから、

あえて使わせてもらいました。
オリンピックなんて、夢のまた夢。
国体にもインターハイにも出たことのないわたしが、オリンピックにまで行けた
「思いつづければ、夢はかなう」
よく言われることだけど、でも一番難しいのは、思いつづけること。

成果が出ない。
足踏みだけしているような気がする。
無駄なことをしているような気がする。
そんな時期は、だれにでもある。
道に迷うことってある。
それはスポーツだけに限らない。どんなことにでも言えること。
いまやっていることの意味がわからない。
どうしてこんなことをやらなくてはならないのって、ふと考えて、
立ち止まってしまう。
その答えは、一人一人みんな違う。違って当たり前だと思う。
わたしに言えるのは、
まず自分の成長だけをみてほしいということ。
人と比べるのではなく、
自分が、きのうより今日、今日より明日と、少しでも上達しているのなら、
それは自分にとってはとても大切なことじゃない? ということ。

たとえそれが人にはわからなくても、
そう、自分だけは自分をわかってあげてほしい。(p.209〜10)

「素質なきもの、努力するのみ」(p.216)

生産性革命、人づくり革命、などなど、革命ばやりの時勢に、
そもそも「革命」とは何ぞやと思っていたところ、
有森さんの『わたし革命』と出逢い、読み終えて有森さんのメッセージに納得です。

「幸運とは準備(日々の弛まぬ努力)機会に出会うこと」(オプラ・ウィンフリー)
 Luck is a matter of preparation meeting opportunity.(Oprah Winfrey)

天は自ら助くる者を助く
Heaven helps those who help themselves.

新しき計画の成就は、ただ不屈不撓の一心にあり。
さらば、ひたむきにただ想え
気高く、強く、一筋に

中村天風

松下幸之助『思うまま』より――
「歩一歩の歩み」
人生においてはカメのような、歩一歩のあゆみが大切だと思う。
速度を多少速めるのはよいが、二歩三歩いっぺんに飛ぼうとすれば
往々にして失敗することにもなろう。
P1010032.JPG旧豊郷小学校足跡

この続きはまた明日四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
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