人生は真剣勝負
[2018年01月16日(Tue)]
松下幸之助『道をひらく』より――
「真剣勝負」
松下幸之助『思うまま』より――
「歩一歩の歩み」
「真剣勝負」
剣道で、面に小手、胴を着けて竹刀で試合をしている間は、
いくら真剣にやっているようでも、
まだまだ心にスキがある。
打たれても死なないし、血も出ないからである。
しかしこれが木刀で試合するとなれば、
いささか緊張せざるを得ない。
打たれれば気絶するし、ケガもする。死ぬこともある。
まして真剣勝負ともなれば、
一閃(せん)が直ちに生命(いのち)にかかわる。
勝つこともあれば、また負けることもあるなどと
呑気なことをいっていられない。
勝つか負けるかどちらか一つ。負ければ生命がとぶ。
真剣になるとはこんな姿をいうのである。
人生は真剣勝負である。
だからどんな小さな事にでも、
生命をかけて真剣にやならければならない。
もちろん窮屈になる必要はすこしもない。
しかし、長い人生ときには失敗することもあるなどと
呑気にかまえていられない。
これは失敗したときの慰めのことばで、
はじめからこんな気がまえでいいわけがない。
真剣になるかならないか、
その度合によってその人の人生はきまる。
大切な一生である。尊い人生である。
今からでも決しておそくはない。
おたがいに心を新たにして、
真剣勝負のつもりで、
日々にのぞみたいものである。
いくら真剣にやっているようでも、
まだまだ心にスキがある。
打たれても死なないし、血も出ないからである。
しかしこれが木刀で試合するとなれば、
いささか緊張せざるを得ない。
打たれれば気絶するし、ケガもする。死ぬこともある。
まして真剣勝負ともなれば、
一閃(せん)が直ちに生命(いのち)にかかわる。
勝つこともあれば、また負けることもあるなどと
呑気なことをいっていられない。
勝つか負けるかどちらか一つ。負ければ生命がとぶ。
真剣になるとはこんな姿をいうのである。
人生は真剣勝負である。
だからどんな小さな事にでも、
生命をかけて真剣にやならければならない。
もちろん窮屈になる必要はすこしもない。
しかし、長い人生ときには失敗することもあるなどと
呑気にかまえていられない。
これは失敗したときの慰めのことばで、
はじめからこんな気がまえでいいわけがない。
真剣になるかならないか、
その度合によってその人の人生はきまる。
大切な一生である。尊い人生である。
今からでも決しておそくはない。
おたがいに心を新たにして、
真剣勝負のつもりで、
日々にのぞみたいものである。
新しき計画の成就は、ただ不屈不撓の一心にあり。
さらば、ひたむきにただ想え、
気高く、強く、一筋に
中村天風
さらば、ひたむきにただ想え、
気高く、強く、一筋に
中村天風
松下幸之助『思うまま』より――
「歩一歩の歩み」
この続きはまた明日
会計は算術ではなく、思想である
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
会計は算術ではなく、思想である
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。