宮 直史ブログ−“信はたていと、愛はよこ糸”

フルを越えてウルトラに挑戦します
4月22日に開催される「水都大阪ウルトラマラニック」の70キロ、
しかも、まだ70キロを単独で走り切ったこともないのに、いきなり伴走です。

この水都大阪ウルトラマラニックには、
伴走練習会「長居わーわーず」のご縁で、一昨年、去年と
マッサージボランティアされる皆さんのお手伝いとして参加させていただきました。
（2016年4月）


朝早くにスタートして延々走り続けてゴールに戻って来られるランナーの皆さんの姿に
感動はしても、自分にはまったく無縁の別世界と思っていたのですが、
今年は70キロの伴走で挑戦することになりました。

パートナーは、昨年11月の初フル伴走でご一緒させていただいた小山さん。
小山さんもウルトラは初めての挑戦（フルも昨年11月が初めての挑戦でした）で、
お互い、70キロのウルトラは初めて同志のペアで挑戦です。

常識的には無謀な挑戦かもしれませんが、「能力を未来進行形でとらえる」

一昨年の9月の「高野龍神スカイラインウルトラマラソン」で
龍神温泉から高野山までの50キロをなんとか制限時間内で完走を果たしました。
そのときの制限時間が7時間。
今回の水都大阪ウルトラは11時間。

高野山龍神ウルトラは50キロですが、高低差812ｍの厳しい山岳コース。
これに対して水都大阪ウルトラは、70キロとはいえ、高低差はさほどない平坦なコース。
7時間÷50キロ×70キロ＝9時間48分ですから11時間あれば･･･と甘い胸算用、、、

かつて、2009年の年末から2010年の年明けに向けて
大阪からお伊勢さんまで歩いてお参りする伊勢迄歩講に参加し、
4日間で170キロを歩いたことがあります。
最初の3日間（12/28〜30）で100キロ歩きましたが、
最終日の2009年の大晦日（12/31）は、
厳しい風雪の中、奈良県の東端の御杖村を出発し、お伊勢さんまで70キロ歩きました。
写真は当日の朝、吹雪の中、奈良県から峠を越えて三重に向かうところ。

夕方に年越しそばで腹ごしらえするまでがおよそフルマラソンの距離。
そこからお伊勢さんまでが身も心もきつかったですが、
遷宮で架け替えられてまっさらな宇治橋の前でみんなでカウントダウンし、
格別の達成感を味わって2010年の新年を迎えることができました。

70キロを走るのは私にとって未知の世界ですが、
自分ひとりでなく伴走で出走するプレッシャーを力に、
走る限りは制限時間内に完走を目指して、
共に挑戦し、互いに励まし合って、
格別の達成感で喜びを分かち合いたいものです。

本番のレースまで14週（98日）、
小山さんと相談し、わーわーずの練習会が始まる前に早出して練習することにしました。

南海本線の住吉大社駅のホーム、昇る朝日に合掌




松下幸之助『思うまま』より――
「歩一歩の歩み」