他を誹謗せず、正々堂々と戦う
[2017年10月17日(Tue)]
『松下幸之助・経営の真髄』より――
「他を誹謗せずに競争する」
松下幸之助『実践経営哲学』の「素直な心になること」より――
「他を誹謗せずに競争する」
競争は、あくまで正しい意味における業界の発展を願い、
それを通じて社会の繁栄に資するということを基礎におかなければならないと、
かように思うのであります。
それをはずれて、行きすぎたり、
また競争に勝ちたいあまりに他を誹謗したりするということは、
これは絶対に許されないと思うのでありまして、
したがって、たとえこちらがいかに誹謗されましても、
ただちにこれに応ずるというのは、まことに心弱い姿であると申せるのであります。
すなわち、
われわれにほんとうの意味の強さなり、
ほんとうの自覚がありましたならば、
いわばどんなに集中攻撃をされましても、
笑ってこれを迎えるということができるはずであります。
相手を傷つけず、相手を包容しっつ、
われわれはわれわれの分野を行くということが、
十分できるはずなのであります。
競争において他を誹謗するというのは、
まことに世間の狭いことでありまして、
そんなかたちでしか仕事ができないということほど、
つまらないことはないと信じているのであります。
それを通じて社会の繁栄に資するということを基礎におかなければならないと、
かように思うのであります。
それをはずれて、行きすぎたり、
また競争に勝ちたいあまりに他を誹謗したりするということは、
これは絶対に許されないと思うのでありまして、
したがって、たとえこちらがいかに誹謗されましても、
ただちにこれに応ずるというのは、まことに心弱い姿であると申せるのであります。
すなわち、
われわれにほんとうの意味の強さなり、
ほんとうの自覚がありましたならば、
いわばどんなに集中攻撃をされましても、
笑ってこれを迎えるということができるはずであります。
相手を傷つけず、相手を包容しっつ、
われわれはわれわれの分野を行くということが、
十分できるはずなのであります。
競争において他を誹謗するというのは、
まことに世間の狭いことでありまして、
そんなかたちでしか仕事ができないということほど、
つまらないことはないと信じているのであります。
昭和34年1月10日・松下電器経営方針発表会
他に誹謗されても、
他を批判する必要はございません。
他を批判する必要はございません。
松下幸之助『実践経営哲学』の「素直な心になること」より――
素直な心になれば、物事の実相が見える。それにもとづいて、
何をなすべきか、何をなさざるべきかということも分かってくる。
なすべきを行い、なすべからざるを行わない真実の勇気も
そこから湧いてくる。
さらには、寛容の心、慈悲の心というものも生まれて、
だから人も物もいっさいを生かすような経営ができてくる。
また、どんな情勢の変化に対しても、柔軟に、融通無碍に順応同化し、
日に新たな経営も生み出しやすい。
何をなすべきか、何をなさざるべきかということも分かってくる。
なすべきを行い、なすべからざるを行わない真実の勇気も
そこから湧いてくる。
さらには、寛容の心、慈悲の心というものも生まれて、
だから人も物もいっさいを生かすような経営ができてくる。
また、どんな情勢の変化に対しても、柔軟に、融通無碍に順応同化し、
日に新たな経営も生み出しやすい。
この続きはまた明日
会計は算術ではなく、思想である
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
会計は算術ではなく、思想である
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。