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宮 直史ブログ−“信はたていと、愛はよこ糸”

岡崎嘉平太記念館(岡山・吉備高原)で出会ったメッセージに深い感銘を受けました。
『信はたていと、愛はよこ糸、織り成せ 人の世を美しく』(岡崎嘉平太氏)
・・・私も、皆様方とともに世の中を美しく織りあげていくことを目指して、このブログを立ち上げました。よろしくお願いします。


こんにちは!宮です

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用意周到に計画し、迅速果断に実行 [2017年09月30日(Sat)]
松下幸之助『道は無限にある』より――
すべて物事は用意周到に計画を立てていったならば
いわゆる失敗というものはほとんど無い
、といってもいいと思うのです。
ところが実際には次つぎと失敗があるというのは、
これはやはりなすべきことを十分に考えていない
また考えてもなすべきことをしていない

というところに多く原因があるように思うのです。
だから、反省すべき点は他に求めずして
自分にあると考えねばならない

(…)
それだけの用意周到さをもって、ものを深く掘り下げて考え、
そして自分はこう思うが、なお多くの人はどう考えるか、
自分の考えが人に受け入れられるかどうか、ということを考える。
そして再三再四、自分の考えに過ちがないか足らざるものはないかと
くり返し反省していかなければならないと思うのです。
そういう点に熱意をもち、努力を重ねたならば、
私は物事というものはあまり行きづまることもない
のではないかと思うのです。

松下幸之助『道をひらく』より――
「判断と実行と」
どんな仕事でも、仕事をやるからには判断が先立つ
判断を誤れば、せっかくの労も実を結ばないことになろう。
しかし、おたがいに神さまではないのだから、
先の先まで見通して 、すみからすみまで見きわめて、
万が一にも誤りのない100パーセント正しい判断なんてまずできるものではない
できればそれに越したことはないけれど、100パーセントはのぞめない
それは神さまだけがなし得ること。
おたがい人間としては、せいぜいが60パーセントというところ。
60パーセントの見通しと確信ができたならば、その判断は
おおむね妥当とみるべき
であろう。

そのあとは、勇気である。実行力である。
いかに的確な判断をしても
それをなしとげる勇気と実行力とがなかったら
その判断は何の意味も持たない

勇気と実行力とが、60パーセントの判断で、
100パーセントの確実な成果を生み出していく
のである。
60パーセントでもよいから、おたがいに、謙虚に真剣に判断
それを100パーセントにする果断な勇気と実行力とを
持ちつづけていきたいものである


サイゼリヤ創業者の正垣会長の本
おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ』より――
同書
の「はじめに」より――
この頃、私は経営に関わる本をむさぼるようにして読んでいた。
創業以来の苦楽を共にした仲間たちに十分な給料を払ってやれていなかったし、
これから雇うであろう社員たちにも今のままでは十分な給料を払えない
どうにか給与水準を自動車産業など他産業並みにしたい
社員たちに定年退職まで十分な給料を支払いたい
それが私の最優先の課題だった。
だから、どうすれば十分な利益を確保できるのか
懸命に考えた


同書の第二章「十分な利益を確保するには」より――
家族や従業員を幸せにするためには、十分な利益を確保し続けなければならない
だから、財務戦略や設備投資についても明確なルールを決めておくことが大切だ。

新規出店や改装など何らかの設備投資を行うときの判断基準として大切なのは、
ROI(投下資本利益率:利益÷投下資本×100)。
ROA(総資産利益率:利益÷総資産×100)という指標で考えてもいい。
利益は店段階の営業利益、投下資本は出店に要した総投資額
注意しなければならないのは、
店で働く経営者自身や家族の給料・残業代もきちんと経費としてカウントし、
営業利益を算出すること。そうしないと正しい現状把握ができない

私が新規出店の判断をする基準は、ROIの予測が30%に達するかどうか
出店後は少なくとも20%は絶対に確保しなければならないと思っているからだ。
商売はギャンブルではない
80%の確率でROIが30%以上確保できる見込みがないならば
金融機関から借金をしてまで店を出すべきではない

ROIの目標値を達成するために重要なのが、
ムダな投資をせず、設備投資の額(投下資本)を可能な限り減らすことだ。
内装や厨房機器、保証金など新規出店のコストはその気になれば半分にできる。
高性能の厨房機器が欲しければ、店がはやってから買い替えればいい
(運転資金(売上債権+在庫−仕入債務)の増加も加味したROIで判断する)
投資コストと同じく抑えなければならないのが、家賃だ。
この二つを低く抑えるからこそ、その分だけお値打ちな料理を提供し
店をはやらせることができる
逆に、初期投資や家賃にカネが掛かる店は
お値打ちな商品を提供する余力が残っていないから、すぐ潰れてしまう

だから、初期投資が少額で済み、家賃が低いという条件を満たす物件が見つかるまで、
立地は慎重に選ばなければならない
そして、立地で注意しなければならないのが、商圏内に見込み客がいるかどうかだ。

ROI(営業利益÷投下資本)
 = 投下資本回転率(売上高÷投下資本)× 売上高営業利益率(営業利益÷売上高)
ROIを20%以上の数値にするためには
年商は投下資本の2倍以上
営業利益率は10%以上を目指さなければならない
何らかの設備投資で投下資本が増えるときは
その投資額の2倍年商が増えるかが一つの目安となる
投資を検討する際にこの算式を意識するだけで、店のバランスシートは確実に良くなる

始末第一に、商売に励む」
近江商人・中井源左衛門

『40歳の教科書 親が子どものためにできること』より
ニトリHDの似鳥社長の特別講義「本当の豊かさは安さで実現される」より――
大事なのは「後始末より先始末」という意識。
計画性のない、勘や根性に頼ったビジネスはギャンブルと同じで、
後始末に追われるだけ
あとになるほど解決が難しくなる


先始末(先手管理)、後始末(後手管理)、不始末(・・・)

「失敗から学ぶ」がギャンブルや後始末の言い訳では論外パンチ


P1010032.JPG
旧豊郷小学校
横や後ろを見ず、前を見て一歩一歩力強く進む足跡

この続きはまた明日四つ葉
会計は算術ではなく、思想である位置情報
会計情報という数字を介して、経営との対話がはじまる。
 
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