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宮 直史ブログ−“信はたていと、愛はよこ糸”

岡崎嘉平太記念館(岡山・吉備高原)で出会ったメッセージに深い感銘を受けました。
『信はたていと、愛はよこ糸、織り成せ 人の世を美しく』(岡崎嘉平太氏)
・・・私も、皆様方とともに世の中を美しく織りあげていくことを目指して、このブログを立ち上げました。よろしくお願いします。


こんにちは!宮です

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おもしろおかしく働く時代が来た(続) [2016年05月30日(Mon)]
昨日(5/29)の記事「おもしろおかしく働く時代が来た」の続き――

堀場雅夫『おもしろおかしく〜人間本位の経営』より
東京大学の伊藤元重さん(大学院経済学研究科教授)も、
日経新聞でこんなうまい表現をしていた。働くという言葉には元来、
レイバー(labor)、ワーク(work)、プレイ(play)の3種類がある。
肉体を使うレイバーが、経済の高度化で知識や技能を売るワーカーに変わった。
これからの日本人は、芸術的・創造的なプレイヤーに変わらんといかん、という。
僕が待ちに待った、おもしろおかしく働く時代ようやく来たのです。

「働き方」の3つの異なるタイプひらめき
〜レイバー、ワーク、プレイ〜
hatarakikata.jpg

「趣味」、趣味的な「作業」、本当の「仕事」
shigoto.jpg

以下、東日本大震災(2011.3.11)から1年経った2012年3月の日経新聞
「復興から再生へ〜脱・成長論を疑う〜」の連載の一回目、
伊藤元重(東京大学教授)の 『革新否定では未来見えず』より――
高度な新しい職作れ 新産業創出・人的投資が鍵
-------------------昨日の続き

しかし今、ワークの仕事も減りつつあるのかもしれない
工場の中のワークはコンピューターや自動化機械に吸収されるか、
海外の低い賃金の労働者に奪われている。
オフィスでのワークも、IT(情報技術)化やビジネス革新によって
一部の高所得のプレーヤーと、低賃金の単純労働者に分けられようとしている。

これは先進国共通の問題である。
米国では、少し前なら高校を出た後タイピスト学校に1〜2年通えば、
会社の事務員やタイピストの仕事は数多くあったし、それなりの所得も期待できた。
日本でも同じだろう。高校を出た若者には、地元の工場など勤め先はたくさんあった。
まじめに勤めればそれなりの所得が稼げて、結婚して子供を育てることができた。
今そうした仕事が急速に減っている
産業革命がレイバーとしての仕事を奪ったのと同じように
技術革新やグローバル化が良質のワークの仕事を奪っている

ではどうすべきなのか。
グローバル化を否定して国や社会を閉じ
技術革新やビジネス革新を進めないような規制と過去への回帰をすれば
何とかなるだろうか。なるはずはない

それはかつて労働者が機械を打ち壊したのと同じ行為だ。何の解決にもならない

もう少し我慢すれば、プレーヤーとしての仕事が大量に生まれてくるのだろうか。
ある程度時間をかければそうなるかもしれないが、
ただ待っていてもそうなるわけではない
産業革命がレイバーの職を奪った後、産業や経済社会の変化があって
ワークの仕事は徐々に拡大していったのである。
それをわれわれは経済成長と呼んだのだ。

大切なのは、機械や情報システムに置き換わってしまうようなワークではなく
人間にしかできない質の高いプレーヤーとしての仕事が増えていくように努力すること
である。ワークはできるだけ情報システムやグローバル社会に任せておき、
より多くの人がプレーヤーとしての仕事に就ければ、
私たちの生活はもっと豊かになる
はずだ。

プレーヤーとしての仕事を増やすには、
需要と供給の両面からの取り組みが求められる。
需要サイドから言えば、新たな産業を創出する必要がある。
グローバル化とアジアの成長は、新たなプレーヤーの仕事を大量に作り出すだろう。
(…)
高齢化に伴って国内で大幅に不足する医療や介護の人材を、
どれだけワーカーからプレーヤーに変えていくのかも大きな課題だ。
理想を言えばレイバーやワークの部分はできるだけ機械や情報機器に回し
人間にしかできない仕事をどれだけ作り出せるのか
これが医療や介護の高度化の課題だ。現実はそんなに簡単ではないだろうが、
少なくともそうした方向を目指さない限り現状は打破できない

供給サイドの取り組みはさらに重要だ。
次世代の人材を育てない限りプレーヤーは増えないだろうし、
プレーヤーが増えない限り日本の成長もない
教育や技能収得には多くの時間がかかる。しかし、そうした道筋をきちんと示せれば、
多くの若者は自分の将来に対して明るい展望を持てるだろう。
それが経済を活性化するはずだ。人的投資がプレーヤーを増やす鍵となる
ひらめき

「子曰、知之者不如好之者、好之者不如楽之者」
(子いわく、これを知る者はこれを好む者に如かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如かず)
『論語』巻第三・雍也第六
知っているだけでは、好きな者にはかなわない
けど、好きな者も、楽しんでやる者にはかなわない

◆仕事を好きであるより、仕事を楽しむほうが素晴らしい
/日経ビジネスオンライン


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