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宮 直史ブログ−“信はたていと、愛はよこ糸”

岡崎嘉平太記念館(岡山・吉備高原)で出会ったメッセージに深い感銘を受けました。
『信はたていと、愛はよこ糸、織り成せ 人の世を美しく』(岡崎嘉平太氏)
・・・私も、皆様方とともに世の中を美しく織りあげていくことを目指して、このブログを立ち上げました。よろしくお願いします。


こんにちは!宮です

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(100)社会の「公器」としての責任(社会的責任) [2009年07月15日(Wed)]
(最終更新:2011/12)
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企業は社会の公器

 オムロンの「社憲」――
われわれの働きで われわれの生活を向上し
よりよい社会をつくりましょう

 オムロンの創業者の立石一真さんが、経営理念の重要性について真剣に考えられ、「企業の公器性」を企業のバックボーンとすべきと悟られて、機会あるごとに社員に語られたものを「社憲」としてまとめられたものです。
 1959(昭和34)年5月10日(創業記念日)に正式に制定・公布され、既に半世紀を越えていますが、オムロングループの存在意義を示すものとして脈々と受け継がれています。

 その意味するところは、
 ★自分たちの日々の働きによって、まず企業を伸ばす
 ★企業を伸ばすことによって、より多く社会に奉仕しよう
   ――地域社会に豊富な雇用を与え、地域社会に対して好ましい隣人となる
      得意先に対しては良い仕入先になり、仕入先に対しては良い得意先になる
      適正な利潤から、国家に対しては税金、社員に対しては高賃金、株主に対しては高配当
      得意先に対しては、研究開発や設備投資を通じて、よい商品をより安く供給
      地域社会に対しては、福祉事業など具体的な社会奉仕、などなど
立石一真著『永遠なれベンチャー精神』(ダイヤモンド社)本

企業は社会に役立ってこそ存在価値があり、
利潤を上げることができ、存続していける


企業の社会的責任とは何か?(松下幸之助著・昭和49年)より

 まず基本として考えなくてはならないのは、企業は社会の公器であるということ。
 企業には大小さまざまあり、そこにはいわゆる個人企業もあれば、多くの株主の出資からなる株式会社もあるが、かたちの上や法律の上からみれば、個人のものやで株主のものであっても、本質的には企業は特定の個人や株主だけのものではなく、その人たちをも含めた社会全体のもの。
 いかなる企業であっても、その仕事を社会が必要とするから成り立っている。よって、自分の意思で始めた自分のものであっても、より高い見地に立って考えれば、社会生活を維持し、文化を向上させるために存在している、いわゆる社会の公器だということになる。

 企業が社会の公器であるとすれば、企業はその活動から、なんらかのプラスを生み出して、社会の向上、共同生活の発展に貢献しなくてはならない。天下の人、天下の金、天下の土地、天下の物資を使って仕事をしている公器としての企業が、その活動からなんらのプラスも生み出さず、なんら社会に寄与、貢献しないとすれば、これは許されないこと。
 そういう責任を企業が負っているのであり、それが企業の社会的責任である。(同書p.10〜15)


社会的責任と自社の利益が一致する「質の高い」経営を目指す

企業は「社会の公器」としての「使命」を自覚し、「社会的責任」を誠実に果たさなくてはならない
――経営者は、まず企業の使命、社会的責任について正しく理解し、
   それを社員の人びとにも訴え、教えつつ、会社をあげてその責任を果たしていく。
   経営者はもちろんのこと、企業に働く社員一人ひとりの自覚と実践があって、
   はじめてその社会的責任というものが果たされる。(同書p.100〜106)


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