ピア支援員養成研修「6、人との心地よい距離感とは」レポート! [2019年10月28日(Mon)]
摂食障害のひとが、自分の力を感じ、
より自由に生き方を選んでいくための支えあいをしていく NPO法人あかりプロジェクト事務局です。 先日10/18(金)の午後から19(土)の夕方にかけて、 ピア支援員研修6「人との心地よい距離感とは」(週末コース)を開催しました。 下記、参加メンバーのKさんが寄せてくださったレポートです! (Kさんらしい澄んだようなステキなレポートをありがとうございました!) ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 私は生きづらさを抱えて生きてきました。 どうしたらもっと自分に対してOKが出せるようになるだろう? どうしたら人に自分のことを伝えられるようになれるだろう? このピア支援員養成研修のプログラム内容が、 まずは自分自身とじっくり向き合うために役に立ちそうだ と思い、勇気を出して毎回受講しています。 第6回目は バウンダリーワークです。 1日目 バウンダリー(境界意識)を研修では、 いわば二軒の家の間にある柵のような役割 と例えてくださいました。 柵があれば自分の家を守ることができます。 このことを人間関係に置き換えて考えてみると、 柵(バウンダリー) がなかったら、目では見ることの出来ない自分と相手との境目がわからなくなり、 無自覚に相手の領域に侵入したり、または相手からの侵入を許してしまうことにつながります。 なので良好な人間関係を保つ為に大切なものだと教わりました。 その他、どういう行為が侵害にあたるのか? 人にはどんなバウンダリーがあるのかなどのテーマについて話し合いました。 出てきた意見を聞いて、人は一人一人物事の認識が異なるんだなぁと改めて感じることが出来ました。 2日目 1日目に受けたワークショップを3名の受講者が進行役としてチャレンジしました。 私もしました。 進行役以外の人は、温かい姿勢で参加するということで、ワークショップをサポートをする、という体験をしました。 私は進行役をしたことで、 自分のした行為が、これは相手へのバウンダリーの侵害になるのでは、と、ハッとする場面がありました。 それによって私が相手へのバウンダリーを侵害しやすい時や、反対に相手から侵害されやすい時は、私がどのような状態かという「気づき」がありました。 今まで当たり前だと思っていた考え方は、 実は自分自身を守れなかったり、 相手との関係も望まないものにしていたのです。 このような学びの機会を得ることができ、皆さんにとても感謝しています。 今回受講したことで、人と心地良い距離を保つには、 私の中の劣等感を、自分にとって「良いこと」「良いもの」に変える作業が必要だなぁ、大切だなぁと実感しました。 出来ることも出来ないこともある、あるがままの自分を受け入れて自律的に生きる意識から、相手への尊敬も生まれると思いました。 そして今まで私が経験してきた痛みは、生きづらさを感じている人に、あたたかく寄り添える力になるかもしれません。それはとても素敵なことです。 2日間とても実り豊かな時間となりました。 講師をしてくださった福多先生、ご一緒した皆さん、ありがとうございます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ ※こちらの平日コースは1月ごろに実施予定です。 日程が決定次第こちらのブログでもお伝えします。 【今後の日程】 ○ウサギさんコース(週末まとめて開催) ・第7プログラム「断る勇気を手にしよう」 12/13(水)午後〜14(木)夕方 講師:福多唯さん(WEN-DO JAPAN代表) ○カメさんコース(平日に分散して開催) ・第4プログラム「ふつうに食べるを学問する」 11月8日(金)、12日(火)、15日(金) ・第5プログラム「幼いころのわたしと出会う」 12月頃開催予定 ・第6プログラム「人との心地よい距離感とは」 1月頃開催予定 ・第7プログラム「断る勇気を手にしよう」 2月頃開催予定 ※来年度以降も継続して実施していく予定です。 お気軽にお問合せください。 |