(公財)みんなでつくる財団おかやまでは、
「Share会議」 と称し、地域の課題を発信・発見する場を提供しています。
5月29日は国際交流センターにて
『ハンセン病療養所に関する取り組み「ゆいの会活動紹介」』を行いました。
【概要】
日時:平成30年5月29日(水)19:00〜20:30
場所:国際交流センター3階研修室
参加者:7名
今回のshare会議は、第12期割り勘事業を検討しているゆいの会の発表でした。
ゆいの会は、ハンセン病療養所の入所者との交流や、ハンセン病問題の普及啓発を行うボランティア団体です。
長島にある歴史観案内ボランティア、入所者との交流ボランティアを養成するため年1回養成講座を実施し、人材育成を行っているほか、ハンセン病療養所世界遺産登録運動に向けて十坪住宅の保存活動をはじめています。
本日は
・ハンセン病問題とは何か
・ゆいの会の活動ミッション、ビジョン
・十坪住宅を保存する意義
この3つの視点から弁護士の則武先生よりお話していただきました。
特に十坪住宅とゆいの会の活動について下記の通りまとめました。
大山代表あいさつとみんつくの紹介
十坪住宅は愛生園初代園長の「十坪住宅運動」によって建築された建物です。背景として長島愛生園は国立療養所第1号ということで、当初から定員を無視してハンセン病患者を収容しました。住居建物の観点から収容可能にしたのがこの十坪住宅です。
この建築費用は「愛国献金」という名称で民間の寄付を募り、1棟500円で患者自らの手で建てられてました。
昭和7年5月に第1号が建設され、昭和19年までに143棟が建設されましたが、その後の老朽化により現在は5棟のみが残っていますがいつ崩壊してもおかしくない状態にあります。
則武先生による活動発表
ゆいの会では
@人権遺産(負の遺産)・・・強制隔離政策の象徴的な建物(原爆ドーム、アウシュビッツ強制収容所)と同じ意味を持つ建物)
A入所者の生の証・・・強制隔離の下でも、入所者自らの手で住宅を増築するなどして改善を加え、生きてきた証の側面を保存する意義として定義し、保存活動を行っています。
発表ののち、大学生やすでにこのハンセン病問題について長島で活動されている人など、参加者との意見交換を行いました。
明確に数値として表現した方がいい部分や深掘りの必要な部分、明確にした方がいい課題など様々な意見交換を行いましたが、とても白熱した内容となり、素晴らしい意見交換ができたと思います。
意見交換会の様子
参加者の皆様、ゆいの会の則武先生、小野先生ありがとうございました。
(公財)みんなでつくる財団おかやま
2018年05月30日
2018年05月07日
第12期「割り勘で夢をかなえよう!」事業指定助成プログラム 実施団体募集開始!!
みんなでつくる財団おかやまでは第12期「割り勘で夢をかなえよう!」事業指定プログラムの募集を開始しました。
この割り勘事業は寄付を原資とした助成事業です。NPO・市民団体等が取り組む事業内容を社会に発信し、事業への賛同者を募ることで、寄付により資金集めを支援する地域版クラウドファンディングです。
資金調達のほか、自分たちの事業をみんなに知ってもらいたい!仲間を増やしたい!といった方々に最適な事業です。
実施を検討している団体は募集要項をよく読み、所定の「助成事業申請書」に必要事項を記入のうえ、ご申請ください。
詳細は下記及び募集要項にてご確認ください。
締切日 2018年6月15日(金)当日消印有効
申請必須条件
事務局への事前相談及びShare 会議への参加
<事前相談>…ご来所、もしくは、お電話にて事前相談をお願いします。
<Share 会議とは>…当財団は、「Share会議」と称し、地域の課題を発信・発見する場を提供しています。みんなに知ってもらいたい地域課題を発信・発見することで関わる人を増やし課題解決を目指す一歩となる場です。
●募集要項(PDF)
※ダウンロードは、カーソルをあわせて、右クリック「リンク先のファイルを保存(対象ファイルを保存)」で行えます。
●助成事業申請書類一式(warikan_12(1).zip)
・助成事業 申請書
・助成事業 申請書 記入例
・団体情報開示書(任意書式)
・団体情報開示書 記入例(任意書式)
1.割り勘で夢をかなえよう!事業指定助成プログラムとは?
「割り勘で夢をかなえよう!」事業指定助成プログラムとは、寄付を原資とした助成事業です。NPO・市民団体等が取り組む事業内容を社会に発信し、事業への賛同者を募ることで、寄付により資金集めを支援する仕組みです。
1)プログラムの効果・特徴
当プログラムの効果・特徴は下記の3点です。(必ずしも効果を保証するものではありません)
・事業を応援してくれている方から直接資金を集めることができる
・新聞、SNS等のメディアを活用した発信により、
広く多くの人に事業の重要性・内容について知ってもらうことができる
・事業に関わる人を増やすことができる(金銭以外の支援等)
2)どんな方に向いているか
下記のような取り組み・団体の方におすすめです。
・事業の資金を集めたい方
・もっと多くの方に事業のことや取り組んでいる課題について知ってもらいたい方
・事業に関わる人を増やしたい方
・寄付集めによる資金調達のノウハウを身につけたい方
3)プログラムの流れ
事業の状況を伺いながら一緒に寄付募集プランを考え、インターネットメディアを含めた募集ツールを整備し、事業実施団体の寄付募集をサポートします。寄付 募集の取り組みを通じて、実施団体が解決を目指す社会課題の認知と理解を高め、事業内容や事業の重要性を社会に発信していきます。
4)プログラムの内容
下記内容にて寄付募集による資金調達、認知度向上を行います。
・インターネット経由で寄付を集めることができるクラウドファンディング特設ページの開設
・事業内容をまとめたカタログの発行・配布
・当財団が主催するイベント等での事業内容の告知
※この他にも事業の特性に合わせて募集方法の検討が可能です。ご相談ください。
【問い合わせ先】
公益財団法人みんなでつくる財団おかやま
〒700-0026
岡山市北区奉還町三丁目15-8 奉還町第1ビル第11号
Tel:代表)086-239-0329 直通)070-5056-3029
Fax:086-899-6329 E-mail:info@mintuku.jp
HP :http://mintuku.jp/
(受付時間:祝日を除く月曜日〜金曜日9:30〜17:30)
2018年05月01日
【報告】4月ツクる日「瀬戸内海の生態調査」〜子どもと学ぶ海の恵み〜
毎月29日は
自分も楽しく、周りも楽しく
社会にいいことを考えたり、アクションする日!
今年度初開催、4月のツクる日は
「瀬戸内海の生態調査」〜子どもと学ぶ海の恵み〜
でした。
内海に住む生物の生態調査を行い、環境に対する意識を感じてもらおうという企画です。
【概要】
日時:2018年4月29日(土)14:00〜 倉敷市玉島周辺
参加者:19名
始めに玉島の森運動公園駐車場にて中国四国地方環境事務所より発行された海ごみ教材資料「ゴミになったアルミン」をもとに海ごみの問題について学習しました。また県内で活発に活動されているNPO等の紹介を行いました。
環境についてのお話です。
干潟へ移動し、本日調査対象のマテ貝、アナジャコの捕獲方法について柏原さんよりレクテャーをいただき、生態調査へと移りました。
この日は快晴!そして28日からゴールデンウィークということで、干潟は大にぎわいでした。
干潟へ移動
大にぎわいです
早速生態調査を開始!
子どもたちは海の生物に興味深々!
マテ貝は表層の砂を数センチくわで削り、巣穴と思われるあなに乾いた塩をふりかけるとひょこっと顔を出します。このタイミングで捕獲します。
塩を使用するのは体内の浸透圧に敏感(塩分濃度)というマテ貝の特性からですが、捕獲の際は力を入れすぎないことがポイントだと感じました。
柏原さんのマテ貝捕獲の様子
塩を巣穴にふりかけて出てくるのを待ちます。
柏原さんアナジャコに挑戦中!
私もマテ貝のほか、アナジャコにもチャレンジしましたが残念ながら捕獲には至りませんでした。
捕獲したマテ貝。これで二枚貝の仲間なのが驚きです。
捕獲したマテ貝はその味覚調査もそれぞれ行いました。マテ貝は二枚貝ということもあり味はあさりに似ていて美味しかったです!
生態調査は、大人の私も改めて多くの海洋生物に触れ、そして命について感じるものがありました。
子どもたちも「環境」「生物」そして「命」について直接触れることができ、貴重な体験ができたのではと思いました。
参加いただいた皆様、ありがとうございました!
参考資料:中国四国地方環境事務所発行 海ごみ教材資料「ゴミになったアルミン」
http://chushikoku.env.go.jp/recycle/mat/data/m_3_1_1/m_3_1_1a.pdf
世界の海で広がるプラスチック汚染ですが、ナショナルジオグラフィックではプラスチックを「食べる」酵素が発見されたという記事が紹介されていました。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/042400186/?ST=m_news
自分も楽しく、周りも楽しく
社会にいいことを考えたり、アクションする日!
今年度初開催、4月のツクる日は
「瀬戸内海の生態調査」〜子どもと学ぶ海の恵み〜
でした。
内海に住む生物の生態調査を行い、環境に対する意識を感じてもらおうという企画です。
【概要】
日時:2018年4月29日(土)14:00〜 倉敷市玉島周辺
参加者:19名
始めに玉島の森運動公園駐車場にて中国四国地方環境事務所より発行された海ごみ教材資料「ゴミになったアルミン」をもとに海ごみの問題について学習しました。また県内で活発に活動されているNPO等の紹介を行いました。
環境についてのお話です。
干潟へ移動し、本日調査対象のマテ貝、アナジャコの捕獲方法について柏原さんよりレクテャーをいただき、生態調査へと移りました。
この日は快晴!そして28日からゴールデンウィークということで、干潟は大にぎわいでした。
干潟へ移動
大にぎわいです
早速生態調査を開始!
子どもたちは海の生物に興味深々!
マテ貝は表層の砂を数センチくわで削り、巣穴と思われるあなに乾いた塩をふりかけるとひょこっと顔を出します。このタイミングで捕獲します。
塩を使用するのは体内の浸透圧に敏感(塩分濃度)というマテ貝の特性からですが、捕獲の際は力を入れすぎないことがポイントだと感じました。
柏原さんのマテ貝捕獲の様子
塩を巣穴にふりかけて出てくるのを待ちます。
柏原さんアナジャコに挑戦中!
私もマテ貝のほか、アナジャコにもチャレンジしましたが残念ながら捕獲には至りませんでした。
捕獲したマテ貝。これで二枚貝の仲間なのが驚きです。
捕獲したマテ貝はその味覚調査もそれぞれ行いました。マテ貝は二枚貝ということもあり味はあさりに似ていて美味しかったです!
生態調査は、大人の私も改めて多くの海洋生物に触れ、そして命について感じるものがありました。
子どもたちも「環境」「生物」そして「命」について直接触れることができ、貴重な体験ができたのではと思いました。
参加いただいた皆様、ありがとうございました!
参考資料:中国四国地方環境事務所発行 海ごみ教材資料「ゴミになったアルミン」
http://chushikoku.env.go.jp/recycle/mat/data/m_3_1_1/m_3_1_1a.pdf
世界の海で広がるプラスチック汚染ですが、ナショナルジオグラフィックではプラスチックを「食べる」酵素が発見されたという記事が紹介されていました。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/042400186/?ST=m_news