みんつくでは、「Share会議」 と称し
毎月19日ごろに地域の課題を発信・発見する場を提供しています。
11月のShare会議は、
11月3日(木祝)に、防災ワークショップイベント
「被災者生活再建カードで学んで南海トラフ地震に備えよう」
を下記のとおり開催しました!
※当初、9月19日(月祝)に予定しておりましたが、
台風14号の接近に伴い、延期して開催いたしました。
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『被災者生活再建カードで学んで南海トラフ地震に備えよう』
【企画概要】
日 時:2022年11月3日(木祝)
15:00〜17:00
場 所:FLCB(総社市中央2丁目2-8)
参加費:無料
【内容】
静岡県弁護士会の永野海弁護士が制作されたカード
(コチラ→ http://naganokai.com/card/)
を使って、被災された方の支援をシミュレーションしながら被災者支援制度について学ぶワークショップ。
(同カードを使った研修は岡山県初開催)
【講師】
大山知康弁護士(みんつく監事(前代表理事))
<講師略歴>
昭和52年岡山県玉野市生まれ。青山学院大学国際政治経済学部卒。
平成18年弁護士登録。
平成21年に新見市唯一の法律事務所である新見ひまわり基金法律事務所の所長就任。
平成24年新見市で弁護士法人ゆずりは開設。
平成27年度岡山弁護士会副会長。
平成31年防災士登録。
現在、岡山県被災者支援士業連絡協議会事務局長、中国地方弁護士会連合会災害復興支援委員会副委員長、公益財団法人みんなでつくる財団おかやま監事(前代表理事)、適格消費者団体NPO法人消費者ネットおかやま副理事長。
山陽新聞デジタルコラム「地域派弁護士南へ北へ」(連載中)。
【スケジュール】
15:00 開会、みんつく紹介
・静岡での台風被害の状況報告
・支援制度とワークの進め方説明
15:40〜
・被災者生活再建カードを使ったグループワーク
17:00 閉会
会場では、新型コロナウイルス感染対策として、
検温・消毒の実施、マスク着用、常時換気、館内での食事禁止で実施しました。
※
岡山県方針に基づき、【感染防止策チェックリスト(様式5)】を作成・掲示
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イベントには、9名の方がご参加くださいました。
開会のあいさつと合わせて、みんつく紹介として
事務局 森田より、ももたろう基金の取り組み等を紹介させていただいた後、
大山弁護士によるワークショップをスタートしました。
まずは、台風15号によって被害を受けた静岡の状況について、
自治体の対応や、大山さんが弁護士として携わった事例など、
静岡へ実際に行かれた経験を踏まえながらご紹介いただきました。
会場では募金箱を設置し、静岡市への義援金も募りました。
その後、各支援制度について
被災者生活再建カードに書かれているものを中心にご紹介いただいたあと、
グループに分かれてワークショップを行いました。
ワークショップでは、
南海トラフ地震により被災したご夫婦を想定し、
「災害直後」と「数か月後」、「その後」において、
@:それぞれどのような生活を目指すか、
A:@のためには、どのような制度が活用できるか
B:Aを活用したとき、お金は本当に足りるのか(実現可能か)
という流れで、グループのメンバーで話し合いながら進めていきました。
参加者の中には、資産運用や建築、人材、法律など、
さまざまな分野の専門家がおられ、
それぞれの立場からの意見も聞かれて
とても充実した議論が行われていました。
また、参加者の多くは平成30年7月豪雨災害の支援活動を経験されていましたが、
「地震」による被害となると、また見え方や課題が変わってくることも
新しい発見だったという声も聞かれました。
各グループ、結論がまとまった後には、
それぞれの考え方や方針について発表を行いました。
ここでも、他のグループの発表の中には
また違った新しい発見もあり、
とても学びの多い充実した2時間となりました。
最後に、みんつく専務理事の石田よりあいさつを行い、
閉会となりました。
今回の企画を通して、
実際の被災状況を想定し、様々な視点から意見を話し合うことで
新しい発見も多くあり、
改めて、防災について学ぶ機会の重要性を再認識することができました。
みんつくでも引き続き、継続的に取り組んでいきたいと思います!