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こちら「みんみんファンド」事務局!

宮城県内には、子どもや高齢者、障がい者、環境や国際交流、芸術・スポーツなど様々なテーマで活躍するNPO・市民活動団体があります。その活動を支えるためにはお金が必要。みんみんファンドは、「いま、資金支援を必要とするところへ」資金を提供する、民(市民・企業・各種団体など)による民(NPO・市民活動団体)を支える仕組みです。


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みんみんバード interview vol.3 [2010年07月06日(Tue)]
みんみんバード interview vol.3

vol.3 仙台傾聴の会 代表 森山 英子さん

PROFILE
東北福祉大学福祉心理学科通信課程卒業。認定心理士・産業カウンセラー。仙台傾聴の会代表のほか、宮城県NPO活動促進委員会委員、仙台市青少年指導委員、仙台市ふれあい指導員、仙台市カウンセリング研究会役員、名取市男女共同参画推進委員を務めている。



相手の話を否定しないで一生懸命共感しながら聴いて受け止める「傾聴」は、自殺予防や、高齢社会のコミュニケーションスキルとして注目されている。仙台市内の高齢者福祉施設を中心に傾聴活動を展開しながら、傾聴ボランティア養成講座を開催するなどその普及に努めている「仙台傾聴の会」代表の森山英子さんに活動に至るきっかけや、傾聴方法などについてうかがいました。

傾聴を広めて自殺を減らしたい

東北福祉大学の通信教育学部で学んでいたんでいたとき、もう十年以上も日本の自殺者が年間3万人を超えていることを知って、なんとかできないものだろうかと思っていたんですね。で、あるとき、自殺者が多い秋田県能代市で、行政職員が一人暮らしのお年寄りの家を何度も訪問し、話を聴きに行っていることを知ったんです。

 自殺する人ってほんとうに何年も誰とも話さないで死んでいってしまうんですね。それを防ぐには、悶々と自殺を考えている人のところに一生懸命話を聴きにいくことで、その人の生きる力が出てきて、自殺を思いとどまらせることができる。

 それこそが傾聴の力だと思うんです。だからもっと傾聴活動を世の中に行き渡らせることで、自殺者を減らせるのではないかと考えて活動しています。

 私が代表を務めている「仙台傾聴の会」では、毎月第一土曜日を「傾聴の日」と決めて仙台市福祉プラザで傾聴活動を行っているほか、地域包括支援センター(注1)からご紹介された十二の高齢者福祉施設でも行っています。

 このような施設では、介護職員の方も非常に忙しく入所者とじっくり話をする機会が持てないんですね。だからもっと傾聴ボランティアを増やして一人でも多くの入所者の方に対応できるようにしていきたいです。

 そしてなかなか目が行き届かない一人暮らしの方に対しては、民生委員や、地域包括支援センター、町内会などのみなさんと連携していくことで私たちの活動が社会資源としてお役に立てるのではないかと考えています。

よい聴き手となるためには日ごろからの努力が必要

 傾聴とは、相手の言うことを否定しないで、じっくりと話を聴くことなんです。そして相手の人格を尊重して一生懸命聴くというのが基本です。

 自分の価値観と違うからといって否定しないこと。それに傾聴というのは、向き合っている相手が主役で私が主役ではありません。私はその人のことを受け止めるだけで、私と話をしている間だけでもいい気持ちでいられる配慮をします。

 たとえば、ほめてよい感情を持ってもらう。そうすることで自分の思いを話せるようになるんです。そして初対面の方だったら姿形、表情をじっくり観察して「おだやかないい表情ですね」なんて言葉をかけることができるんです。 

 けれども何かを発するためには、その思いがないと伝えられないので、普段から季節ごとの花を見て、きれいだなと思う気持ちを持つようにしたり、日常生活のなかで訓練していきます。よい聴き手となるためには、そんな努力が必要なんです。

 それに傾聴スキルを身に付けると、関係性が変わっていくんです。上司との関係でもそうです。上司という立場になると部下の話を聴かないものなんですよ。でも聴いてみると、自分が持っていないものを部下が持っているかもしれないんです。

 聴くこともしないで否定的な言葉を言い続けていると、部下は何も話さなくなってしまう。それは会社にとって大きな損失です。会社に利益を与える話かもしれないし、個人的な悩みが出るかもしれない。部下は自分のことを受け入れてもらえたということで信頼関係ができて仕事もスムーズになるんです。

 それに家族との関係でも聴くということを身に付けると、関係性が変わっていきます。いままでは聞き流していたことも、今日はちゃんと傾聴モードで聴いてみようと思って聴いてみると、別の展開になってきて、子どもや夫のいままで聴いたことのない話が聴けるんです。

 そういえば、秋葉原で事件を起こした犯人も「誰かに止めて欲しかった」って言ってましたけれど、もし話を聴いてくれる人が身近にいてくれたのなら、思い留まることができたかもしれませんね。

 いまは人とかかわるコミュニケーション能力がなくて、メールでのやりとりだけで誤解を生んで、相手が傷ついたということも多い。だからこそ、相手の表情を見てコミュニケーションをする傾聴は、非常に重要なスキルだと思います。

注1 地域包括支援センター
平成18年の介護保険法改正に伴い創設された機関。地域住民の心身の健康維持や生活の安定、保健・福祉・医療の向上、財産管理、虐待防止などさまざまな地域の課題に対して、総合的なマネジメントを担い解決に向けた取り組みを行う。

インタビュー・写真:谷口 恵子
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