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こちら「みんみんファンド」事務局!

宮城県内には、子どもや高齢者、障がい者、環境や国際交流、芸術・スポーツなど様々なテーマで活躍するNPO・市民活動団体があります。その活動を支えるためにはお金が必要。みんみんファンドは、「いま、資金支援を必要とするところへ」資金を提供する、民(市民・企業・各種団体など)による民(NPO・市民活動団体)を支える仕組みです。


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みんみんバード interview vol.2 [2010年07月06日(Tue)]
みんみんバード interview vol.2

vol.2 特定非営利活動法人博英舎・こころや 施設長 安藤申直(のぶなお)さん

PROFILE
精神障害者小規模地域活動支援センターこころや施設長。元東北大学歯学部教官。哲学者の今道友信氏が提唱している「エコ エティカ(生圏倫理学)」を日頃から忘れないように心掛けている。



市民から仙台市に寄贈された古い民家を拠点に、精神に障がいを持つ方たちの生活支援をはじめ、自死予防活動に取り組んでいる「特定非営利活動法人博英舎・こころや」 。団体が運営する精神障害者小規模地域活動支援センター(注1)こころや施設長の安藤申直さんに精神に障がいを持つ方たちを支える活動についてうかがいました。


自立した生活を送るための支援を

  「精神障害者小規模地域活動センターこころや」では、精神に障がいを持つ方が地域社会で自立した生活を送れるようにさまざまな支援活動をしています。

 その活動のひとつである「カウンセリング研究会」では、精神科医である当団体の代表が薬や精神医学などをテーマに、講義を行っています。当事者のみなさんだけでなく、家族のみなさんや、職員も一緒に勉強しているんです。講義後は、当事者が自分の経験をもとにして、相談し合うピアカウンセリングの場にしています。

 また、ボランティアの方の協力をいただき、昼食づくりや食事会のための「料理教室」を開催したり、現代詩と精神分析とのかかわり合いを学ぶ「現代詩研究会」や、施設を利用する方たちの家族が集まって意見交換や悩みを相談する「家族会」も行っています。

 それから中南米の楽器をはじめ、ボンゴやカホンといった打楽器を使ってフォルクローレ(注2)を練習する「音楽教室」も大切な活動です。なかにはライブ活動をしていた当事者の方もいらっしゃって、高齢者福祉施設への慰問も積極的に展開しています。この間も仙台市市民活動サポートセンターのシアター事業に採用されて「中南米音楽でバリアフリー」と題して練習の成果を披露して、楽しいひとときを過ごしました。


 
自死予防活動への取り組み

 現在、こころやでは、メンタルヘルス活動の中心として、自死予防活動に取り組んでいます。その一環として「こころや いのちの電話」を開設し、毎週木曜の午前9時から正午まで電話による相談活動を行っています。対応しているのは、専門的な知識を学んだボランティアさんで、昨年十二月に新聞に掲載されたときは、反響の大きさに驚きました。

 仙台市、とくに青葉区は学生の自殺が多くて、「特定非営利活動法人自殺対策支援センターライフリンク(注3)」が発行している「自殺実態白書2008」の調査結果によると、青葉区では二十〜二十九歳の学生が十八人も自殺で亡くなっているんです。携帯電話やインターネットとの付き合い方も関連しているのでしょう。やはり小学生や中学生から教える機会を作っていかないと、歯止めがかからないのではないかと思っています。

 そしてこれからは教職に携わる者も自殺予防の観点からメンタルヘルスの知識は必要不可欠です。自分自身を振り返ってみると、歯科技工士学校の教官だったころは、こういった知識をまったく持たずに学生に接していたんです。ほんとうは心の病なのに、サボっているのではないかと疑ったことがあったかもしれない。ですから、日々人生のやり直しみたいな想いを持って、こころやの運営にあたっています。

 施設の運営に関していえば、当施設の職員やボランティアの方たちだけでは、利用者と会話をする時間が圧倒的に不足していますね。つい施設の職員として、資格を持った人を増やせばいいと考えてしまいますが、むしろ資格などに関係なく、身近にそれを真摯に受け止めてくれる人がいてくれることのほうが大切なんです。

 そういったことからも、地域でふつうに会話できるような環境づくりとして、定期的なご近所交流にも取り組んでいますが、施設に通える方たちは、ほんとうに恵まれている方たちなんですね。社会との接点を持たずに孤立して、うつ状態で閉じこもって自殺をしてしまう人たちをどう支えていくのか、社会全体で取り組まなければならない課題だと思っています。



注1 地域活動支援センター 
障害者自立支援法に定められている地域生活支援事業のひとつ。障害者の創作的活動や社会との交流促進を図ることを目的としている。

注2 フォルクローレ
(英語のフォークロアに由来)民謡。民族音楽。特に、アンデス山地など、南米のスペイン語系民族音楽の総称。  

注3 特定非営利活動法人自殺対策支援センターライフリンク
http://www.lifelink.or.jp/hp/top.html 

インタビュー・ 写真:谷口 恵子
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