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2018年03月21日

断水・ガス無し体験


私が住んでいるところは、緑のたくさんある川沿いのレトロな雰囲気のマンション。内装はリニューアルされて、キッチンなどは新品です。内装と環境、マンションの雰囲気が気に入って、数年前に入居しました。

ところが、水道管とガス管が古く、しょっちゅう壊れます。1年に3、4回、突然、断水・ガスが通じなくなります。冬の夜遅く、疲れて帰宅して、さてゆっくりお風呂に入ろう、と裸になって浴室の蛇口を回すと「お湯が出ない!」「水が出ない!」。慌てて服を着なおして、大家さんに電話すると「今、対応中。少し待って」。その「少し」が1日だったり、二日だったり。
昨日の夜遅く、ホームから帰宅してみたら、また断水していました。大家さんに電話したら、いつものように「水道屋さん呼んだから、少し待って」。結局、水が出るようになったのは、今日の夕方すぎ。約24時間、断水の中で過ごしました。
断水の後、水が出た瞬間は、いつもほっとします。この瞬間は、「世の中で一番重要な職業は、水道屋さんと水関係の人たちだ!」といつも確信します。私は、ライフラインで、暮らしに一番必要なのは、水だと思います。
今の暮らしで、何回も、水のない生活を経験して、学んだことを書いてみます。一つは、自分に最低必要な水の量です:24時間の完全断水では、私には、バケツ半分の水があれば、十分です。三日間の完全断水なら、バケツ一杯で足りると思います。但し、水洗トイレで使用後流す水はありません。三日間で、水洗トイレの大の使用後流すのに必要な水はバケツ一杯。つまり、バケツ二杯の水で、三日間、一人の生活(水洗トイレに使う水も含む)がまかなえます。
バケツ半分の水で、24時間過ごすには、できないことを知って、工夫する必要があります。できないことは;入浴・シャンプー洗髪、洗剤の食器洗い。石鹸を使って洗うことは、水を大量に使うのでできません。石鹸・洗剤を使わない工夫をします:料理に油を使わない、どうしても使いたい場合は、鍋・皿の代わりに、使い捨てできる代用品(サランラップなど)を使う。米はとげないし、乾燥食品は水を使います。ご飯は、断水していない時にたくさん炊いて、冷凍保存する。洗い物:コップ一杯の水を使い回す。ボウルにコップ一杯の水を入れて、ボウルの中で、汚れが少ない食器から洗う。洗い終わったボウルの水は、育てている植物の鉢にかける。次に、コップ一杯の水を、少しずつ洗った食器にかけてすすぐ。この時も、すすぎ水をボウルに受けて、ボウルの水は、水栽培のハーブの水交換に使う。
断水の時、石鹸・洗剤は必要ないが、必要なのは消毒用アルコールです。トイレ使用後などの手洗いは、コップ一杯の水で洗った後に、消毒用アルコールを使います。
最後にもう一つ、暑い時の水分補給に1リットルの飲料水用ペットボトルを常備します。
こうして書いてみて、きれいな水は、命そのもののように尊い、と思えてきました。
posted by kuniko_sakamoto at 19:47| Comment(0) | できごと
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